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2020年08月20日
寿都町の「核のごみ処分場調査応募検討」の白紙撤回を求める共同申し入れに対する団体賛同のお願い
北海道寿都町片岡春雄町長は、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査に応募するかどうかを来月中に判断することを明らかにしました。また、梶山弘志経済産業大臣は、この動きを歓迎し、現在、複数の自治体から候補地への問い合わせがあることを明らかにしました。
このような動きは、北海道への核のごみを持ち込むことを禁じた道条例(核抜き条例)を無視し、条例そのものを死文化させるものであり、今後各地にも同様の動きが広がることが危惧されます。
今回の動きに対して、原水禁と原子力資料情報室が共同で応募検討の白紙撤回を求める申し入れをすることになり、その申し入れに多くの団体賛同を求めることにしました。8月26日には町民との意見交換会が行われるとのことで、緊急な取り組みとはなりますが8月24日までに一つでも多くの団体賛同を集め、寿都町および経済産業省へ提出したいと思いますので、よろしくご賛同ください。
記
1.申し入れ文案 (共同声明)
申入れ事項
①寿都町長の応募検討の白紙撤回をすること。
②経済産業省は、強引な候補地選定を中止すること。
2.呼びかけ
原水爆禁止日本国民会議 東京都千代田区神田駿河台3-2-11連合会館1F
原子直資料情報室 東京都中野区中央2-48-4小倉ビル1F
3.締切 8月24日17:00まで(必着)
「寿都町の「核のごみ処分場調査応募検討」の白紙撤回を求める共同申し入れに対する団体賛同のお願い」賛同用紙(word)
ダウンロードしていただき、賛同用紙をFAXでお送りください。
FAX:03-5289-8223(原水禁)
2020年08月13日
「黒い雨」裁判での国の控訴に対する抗議声明
75年前の広島の原爆投下直後、多量の放射能を含んだいわゆる「黒い雨」によって被爆したにもかかわらず、広島市や広島県に被爆者手帳を不交付とされたのは違法として、手帳の交付を求めた訴訟(「黒い雨」訴訟)で、原水禁大会が始まる直前の7月29日、広島地裁(高島義行裁判長)は、訴えを認めて原告84人の全員に手帳の交付を命じる判決を下しました。判決は、被爆者援護区域より広範囲に降雨があったことを認め、病気の発症が放射性物質に起因する可能性があるとして、被爆者援護法の「放射能の影響を受けるような事情の下にあった者」(3号被爆者)と認めたもので、これまでの国の姿勢を正す画期的な内容です。
原水禁は、長崎における被爆体験者(爆心地から12Km県内で被爆したにもかかわらず長崎市外として援護法の適用から除外された者)訴訟の支援を続けてきました。しかし、2019年11月21日、最高裁は、原告161人全員の敗訴を言い渡した福岡高裁判決を支持し上告棄却の判断を下しています。
被爆者援護法の矛盾や誤謬を正し被爆地域の拡大を求めることは、被爆者の長年の訴えでした。しかし、国は手帳交付を厳格化し被爆者の様々な訴えを退けてきました。憲法25条1・2項に規定する「福祉国家の理念」からも許されるものではありません。
湯浅英彦広島県知事は、8月4日の記者会見で「黒い雨を浴びたとの証言が一定程度矛盾しないのなら幅広く救済すべきだ」とし、控訴したくない旨を表明していました。松井一実広島市長は、8月6日の平和記念式典の平和宣言において「『黒い雨降雨地域』の拡大に向けた政治判断を、改めて強く求めます」と述べています。安倍首相は、同式典での挨拶において「黒い雨」には全く触れず、記者会見において「現在、関係省庁、広島県、広島市と協議を行っている。これを踏まえて対応を検討していく」と答えていました。
しかし、広島県、広島市の「控訴せず」の方針は国によって覆され、8月12日、国、広島県、広島市は、控訴しました。広島県・市の範囲拡大の要求に対して、加藤勝信厚労大臣は「(判決は)十分な科学的根拠に基づいていない」として、今後「黒い雨地域の拡大も視野に入れ、可能な限り検証する」としていますが、検証内容、検証結果の発表時期など全く明らかにしていません。2008年の広島県・市の調査では、「黒い雨」降雨地域は従来の約6倍としましたが、国に耳を貸す姿勢はありませんでした。控訴に関して松井広島市長は「勝訴原告の気持ちを考えると、控訴は毒杯を飲む気持ち」と述べています。控訴には国の強い意向が働いたことは明らかで、被爆者の思いを考えると許されません。国は早期に「黒い雨」地域の拡大を実施すべきであり、また、長崎における被爆体験者の被爆者援護法の適用を実施すべきです。原水禁は、控訴に抗議し、国に対して強くその実施を求めます。
日本政府は、様々な場面で「命の尊厳」を顧みなない、差別と分断の政策を実施してきました。国の安全保障や経済政策には多額の財政出動を可能としながら、個人に対する保障には消極的姿勢を貫いてきました。ポストコロナ社会では、人間の安全保障に力を注ぎ、一人ひとりの命に寄り添う社会を実現しなくてはならないと考えます。今、求められているのはそのような社会のあり方であるとの確信を持って、原水禁はとりくみを進めることを確認します。
2020年8月13日
原水爆禁止日本国民会議
議長 川野浩一
2020年08月07日
被爆75周年原水爆禁止世界大会 オンライン集会・福島大会(2020年8月12日13時~配信開始)
※12日に公開した動画を一部編集し、再掲載しています。
※発言原稿PDFがリンクされています。
福島大会【8月12日 13:00~】
◆ オープニング
原発事故・事故後の地元の動画・写真
BGM:「ずっとウソだった」斉藤和義・歌・作詞・作曲
◆ 議長挨拶
川野浩一(原水爆禁止日本国民会議議長)
◆ 現地実行委員会挨拶
角田政志(福島県平和フォーラム共同代表)
◆ 海外ゲスト挨拶
Ms. Annalena Baerbock(ドイツ・緑の党)
◆ 被爆者・被害者からの訴え
小野春雄(被害者代表/漁師)
◆ 高校生平和大使からの訴え
赤沼優希・齊藤帆香(第22代高校生平和大使)
◆ 基調提起
北村智之(原水爆禁止日本国民会議事務局長)
◆ アピール採択
提起者・菊池ゆかり(福島大会実行委員会)
◆ エンディング
リレートーク「福島原発に対する思い」
※核兵器禁止条約は、批准国数は43か国となっています(8月6日現在)
2020.08.03 被爆75周年原水爆禁止世界大会
2020年08月07日
被爆75周年原水爆禁止世界大会 オンライン集会・長崎大会(2020年8月9日13時~配信開始)
※発言原稿PDFがリンクされています。
長崎大会【8月9日 13:00~】
◆ オープニング
長崎の原爆投下などの動画・写真
BGM:「ふるさとの空の下で」丸山明宏・歌・作詞・作曲
◆ 議長挨拶
川野浩一(原水爆禁止日本国民会議議長)
◆ 現地実行委員会挨拶
山下和英さん(原水爆禁止長崎県民会議副会長)
◆ 海外ゲスト挨拶
Ms. イ・ヨンア(韓国・参与連帯)
◆ 被爆者・被害者からの訴え
山内武(被爆体験者代表)
◆ 高校生平和大使からの訴え
山口雪乃さん・橋田晏衣さん(第22代高校生平和大使)
◆ 基調提起
北村智之(原水爆禁止日本国民会議事務局長)
◆ アピール採択
道平哲也(長崎県実行委員会)
◆ エンディング
リレー合唱「この声を、この心を」
※核兵器禁止条約は、批准国数は43か国となっています(8月6日現在)
2020.08.03 被爆75周年原水爆禁止世界大会
2020年08月06日
被爆75周年原水爆禁止世界大会 オンライン集会・広島大会(2020年8月6日13時~配信開始)
※発言原稿PDFがリンクされています。
広島大会【8月6日 13:00~】
◆ オープニング
広島の原爆投下などの動画・写真
BGM:「一本の鉛筆」 美空ひばり・歌/松山善三・作詞/佐藤 勝・作曲
◆ 議長挨拶
川野浩一(原水爆禁止日本国民会議議長)
◆ 現地実行委員会挨拶
佐古正明(原水爆禁止広島県協議会代表委員)
◆ 海外ゲスト挨拶
Ms. Rosalie Brooks(アメリカ・ピースアクション)
◆ 被爆者・被害者からの訴え
箕牧智之(被爆者代表)
◆ 高校生平和大使からの訴え
北畑希実・牟田悠一郎(第22代高校生平和大使)
◆ 基調提起
北村智之(原水爆禁止日本国民会議事務局長)
◆ アピール採択
提起者・嶋谷加奈子(広島大会実行委員会)
◆ エンディング
リレー合唱「原爆を許すまじ」
※核兵器禁止条約は、批准国数は43か国となっています(8月6日現在)
2020.08.03 被爆75周年原水爆禁止世界大会
2020年08月06日
被爆75周年原水爆禁止世界大会 オンライン企画・国際シンポジウム(2020年8月6日14時~)
再生リスト(パネリストのスピーチののち、まとめという流れで動画が再生されます)
国際シンポジウム パネリスト
◇ 【韓国】イ・ヨンア 参与連帯平和軍縮センターコーディネーター
イ・ヨンア_International Symposium(PSPD) PDF資料
◆ 【アメリカ】キアラ・コニシ ピースアクション ファンド・レイジング担当(大学院生)
◇ 【中国】安月軍 中国人民平和軍縮協会 秘書長
安月軍 中国人民平和軍縮協会 発言原稿(原文)PDF
安月軍 中国人民平和軍縮協会 発言原稿(日本語訳)PDF
◆ 【日本】藤本泰成 原水爆禁止日本国民会議 副議長
藤本泰成 原水爆禁止日本国民会議 副議長 発言原稿PDF
◇ 【日本】田窪雅文 WEBサイト「核情報」主宰
原水禁で国際担当として活動した後、2005年から世界の核軍縮に関する情報を集めたWEBサイト「核情報」を主宰。(http://kakujoho.net/)核戦略・核軍縮関連の執筆や翻訳を多数手がけている。
田窪雅文 国際シンポジウムパワーポイントスライド
◆ 【日本/まとめ】北村智之 原水爆禁止日本国民会議 事務局長
北村智之 国際シンポジウムまとめ 発言原稿PDF
※個別の動画は、上記のリンクからご覧いただくか、YouTube被爆75周年原水爆禁止世界大会公式チャンネルでご覧下さい。
2020年08月07日
長崎・現地独自企画(2020年8月8日13時~生放送・配信開始)現地集会
長崎市民会館文化ホールで開催される「被爆75周年原水爆禁止世界大会」長崎独自集会の模様をライブ配信します。
日時:8月8日13:00~14:40
会場:長崎市民会館文化ホール(入場無料)
内容:
1.オープニング
2.開会、黙とう
3.挨拶 原水禁長崎県民会議、原水禁日本国民会議
4.基調提起 原水禁日本国民会議
5.長崎からのメッセージ 長崎県被爆二世の会、高校生1万人署名・平和大使
6.大会アピール
7.斉唱「原爆を許すまじ」
8.被爆体験講話(下平作江さん)
9.閉会
関連情報: http://gensuikin.peace-forum.com/2020/07/17/gensuikinonline0701dokuji/
8月9日(日)爆心地公園 10:30~ ミニ集会・献花
11:02~ 黙とう
14:00~ 高校生シンポジウム #高校生シンポジウム
※YouTube公式チャンネルにて、ライブ配信いたします。
※ライブ配信時に生じた不具合を編集し、配信動画を再掲載しました。(8/9 17:12現在)
2020年08月07日
被爆75周年原水爆禁止世界大会 オンライン企画・高校生シンポジウム(2020年8月9日14時~)
パネリスト:第22代高校生平和大使、ほか
生放送企画です。(生放送配信後も、YouTube公式チャンネルにて引き続きご覧いただけます)
◆ 高校生平和大使、高校生1万人署名活動について
◇ デジタル高校生1万人署名
#高校生シンポジウム でお寄せいただいたコメント&回答一例
「署名活動の際のコロナ対策は?」
広島からの回答:手袋、署名用紙は机に置く、呼びかける人はメガホンで、アルコール消毒を徹底するなどの対策をする予定です。
※中継動画の前後の余白を編集した動画を再掲載いたしました。(8/9 17:07現在)
【参考】以下の動画は、編集前のものであり、生放送時のコメントもご覧いただけます。
2020年08月07日
長崎・現地独自企画(2020年8月9日10時30分~生放送・配信開始)座り込み行動
長崎では、毎月9日(8月を除く)に座り込み行動【9の日座り込み行動】を行っています。これまでに行った座り込み行動の回数は、450回を超えています。
日付:8月9日(日)
場所:爆心地公園
内容:10:30~ ミニ集会・献花
11:02~ 黙とう
※生放送配信時の不具合を編集した動画を再掲載いたしました。(8/9 17:18現在)
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