JCO - 原水禁

茨城県内の自治体首長からのメッセージ(JCO臨界事故13周年集会)

2012年09月30日

この度は、JCO臨界事故13周年集会の開催、誠におめでとうございます。
 皆様の、JCO臨界事故を背景とする種々の取り組みに対し、心より敬意を評します。
 本年の集会におかれましても、昨年3月の福島原発事故を踏まえ、今後の原子力発電のあり方や、代替エネルギーについて深く考える貴重な機会になることと存じます。
 本集会のご盛会と、ご参会の皆様のご健勝を心よりご祈念申し上げます。

平成24年9月30日
結城市長  前場 文夫


「JCO臨界事故13周年集会」メッセージ

 「JCO臨界事故13周年集会」が、多くの方々の参加のもと開催されますことに深く敬意を表します。
 本集会にご参会の皆様方の、ますますの御健勝と御活躍をお祈り申し上げ、メッセージといたします。

平成24年9月吉日
鹿嶋市長  内 田 俊 郎


 皆様には、日頃から原発依存からの廃炉やエネルギー政策の転換を目指すための積極的な活動を展開されていることに対し、心から敬意を表します。
 東日本大震災に伴う原発事故から一年半が経過しましたが、未だ福島第一原発事故は収束せず、放射線の多方面に及ぶ影響などを考えますと、原子力そのものを見つめ直さなければならないのではないかと考えております。
 JCO臨界事故から十三年目を迎えますが、十三周年集会が、平和で安全な社会の実現に向けた新たな飛躍の場となりますようご祈念いたします。多くの方々のご参加のもと、この集会が成功されますよう、また皆様の益々のご活躍とご健勝をお祈り申し上げまして激励のご挨拶とさせていただきます。

平成二十四年九月三十日
     茨城県かすみがうら市長 宮嶋光昭


JCO臨界事故13周年集会 高萩市長メッセージ

 本日ここに、JCO臨界事故、福島第1原発事故を忘れない!原発再稼働反対!「JCO臨界事故13周年集会」が開催されますこと深く敬意と感謝を申し上げます。
 JCO臨界事故から11年が過ぎた昨年3月、東日本大震災により、福島第1原子力発電所において、起こしてはならない事故が起きてしまい、私達の生活に甚大な被害と損害をもたらし、未だ収束することなく、見えない放射線の恐怖によって脅かされながら暮らしております。
 原子力事業については、国民の信頼を一層喪失することとなりました。
 再び原子力による重大事故を起こさないためにも、「事故を忘れてはならない、風化させてはならない」の願いを本集会から発信し、原子力事業の安全管理体制の強化と再発防止策の徹底を求めていかなければなりません。
 結びに、本集会が有意義なものとなりますことを心よりご祈念申し上げ、私のメッセージといたします。

平成24年9月30日

高萩市長  草間 吉夫


「JCO臨界事故13周年集会」へのメッセージ
         ―脱原発は世直し運動である―

東海村長 村上達也

 JCO臨界事故1 3周年集会のご盛会を心からお慶び申し上げます。
 さて福島原発事故後この1年半、政府を始めとする原子力産業界は停止原発の再稼動、すなわち従来の「国策」原子力政策への回帰を策しています。これは敗北を認知できない恥すべき醜態を世界中に曝しまくっていることに他なりません。アジア太平洋戦争で敗戦が明らかとなっても敗戦を肯んぜず己の保身のため、オキナワ、ヒロシマ、ナガサキ、本土空襲を招来し、国民に空前の犠牲を強いた戦前の軍部に酷似しています。
 野田首相は6月16日、福井県知事らとの茶番劇を演じ、「国民の生活を守る」ためと称し、大飯原発3、4号の再稼動を政治決定しました。なんと国民に対する温かい思いやりでしょうか。ところが国民の大多数は正反対の反応を表明し今日に至っております。
 毎週金曜日の夜の首相官邸、国会を包囲する市民の集会、7・16代々木公園での脱原発大集会、政府自らが企画した新しいエネルギー政策を決める「国民的議論」等に、そのことが良く表われています。苦肉の策の討論型世論調査に至っては「原発ゼロ」の支持割合は討論の後の方が討論前より増加するという政府の意図に反する皮肉な結果がでました。
 古川国家戦略相を座長とする「国民的議論に関する検証会合」も過去に未練タラタラながらも「過半の国民は原発に依存しない社会を望んでいる」と表明せざるを得なくなったようです。しかしここに至っても依然、政府、電力業界、財界、一部マスコミは敗北を認めようとはしません。福島原発事故から1年有半経っても原子力政策の転換、新たなエネルギー政策の決定が何一つできないでいる、この醜態の最大の要因は、「福島原発事故は敗戦である」このことを認めようとしない推進勢力の存在にあります。
 結論を言います。最早原子力は日本では勿論、人類にとって未来を託せるエネルギーではないことがフクシマで証明されました。それは経済の面から言っても、地域社会にとってもであります。ましてや10万年もの先まで管理を要する核廃棄物を未来世代に残すに至っては。過去や現状に捕われず、如何に速やかに原発依存から脱却するかでこの国の将来が決せられる、私はこう確信しています。
 また私の15年余の東海村長としての体験から、この国は原発を持つ資格、能力のない国だと思っています。 JCO臨界事故の原因を「ヒシャクとバケツ」に矮小化し、安全規制体制強化を骨抜きにし、ルネッサンスだ、クリーンエネルギーだと遮二無二原発推進政策を喧伝してきた、その結果がフクシマです。今回改革できなければ第二のフクシマは必ず起こるでありましょう。将来世代のためにも原発の脅威のない平和で健全な社会の創造を目指して参りましょう。脱原発の戦いは世直し運動でもあります。


JCO臨界事故13周年集会のご盛会、誠におめでとうございます。

 福島第一原発の事故から1年半が経過し、この間、多くの方々のご努力により脱原発の声は日増しに高まっております。このような中、5月には全原発が停止したのもつかの間、十分な議論もされないまま大飯原発が再稼働する等、原子力事故への不安は依然として払しょくされておりません。
 「3.11」以降、近隣市町村の放射線量は平常時と比較して高い状況が続いております。本村におきましても、学校等公共施設の空間や食材の放射線量測定を行うと共に放射能対策室を設置し、村内の除染を進めております。また「脱原発をめざす首長会議」への参加、先の議会において「東海第二原発の廃炉を求める意見書」を可決したほか、村内にメガソーラー発電所の建設誘致など、少しずつではありますが、脱原発に向けた取り組みを始めております。
 事故はいつの間にか人々の記憶から忘れ去られてしまいます。それを防ぎ、風化させないためにも、引き続き脱原発に向けた活動が継続されていくことが重要であります。原発からの早期脱却を目指し、放射能の恐怖のない安全安心な社会の実現に向けて、共に頑張って参りましょう。

 結びに、本日の集会が実り多きものとなりますことをご祈念申し上げます。

平成24年9月30日

美浦村長  中島 栄
 

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