新着情報

「被災者生活支援等施策の推進に関する基本的な方針(案)」関連省庁へ要請

 原水禁は9月30日、「被災者生活支援等施策の推進に関する基本的な方針(案)」について、関連省庁である経済産業省、文部科学省、環境省、復興庁に対して、「基本方針(案)」を撤回し被災者の立場に立った基本方針を定めること求める要請を行いました。 2012年6月に成立した「原発事故子ども・被災者支援法」により、その具体的な施策を早急に立案することが求められていましたが、1年以上も塩漬け状態にされていました。8月30日ようやく「基本方針(案)」が示され意見公募の公示が出されましたが、期間はわずか15日間(後に10日間延長されました)。復興庁の説明会も福島と東京で開催された2回のみであり、とても被災者に

水戸市で「フクシマを忘れない!再稼働を許さない!JCO臨界事故14周年集会」開催

 1999年9月30日に茨城県東海村で起きたJCO臨界事故から14年目にあたる9月29日、駿優教育会館(水戸市)で「フクシマを忘れない!再稼働を許さない!JCO臨界事故14周年集会」が開催され、県内外から550人が参加しました。 集会では、「JCO事故から14年、脱原発を! 福島原発事故とJCO臨界事故をつなぐ、被ばく被害との闘いから脱原発へ」と題して、弁護士の海渡雄一さんが基調講演を行い、また、双葉地方原発反対同盟の遠藤陽子さん、原水爆禁止新潟県協議会の中村進さん、東海第2原発運転差止訴訟団共同代表の大石光伸さんらが、各地の状況報告や訴えを行いました。集会後参加者は、市内をデモ行進しました

JCO臨界事故 14周年集会アピール

 1999年9月30日に起きたJCO臨界事故では、わずか1ミリグラム程のウランの核分裂で、発生場所から350メートル圏内の住民避難、10キロ圏内の31万人の住民に屋内退避が発せられ、周辺住民を含む667人が被曝し、大量の放射線を浴びた2人の労働者が死亡しました。その後、事故の真の原因はあいまいにされたまま、「原子力事故は必ず起こる」という教訓さえ生かされず、残念ながら2011年3月11日の東日本大震災によって福島第1原発事故が発生してしまいました。  福島第1原発事故は、経済効率を優先し、安全性をないがしろにしてきた結果、生じた人災であり、政府、電力会社など、原子力を推進してきた全ての者の責任

財務省と文科省へもんじゅ関連の申し入れを行う

9月27日、原水禁をはじめ原子力資料情報室や原子力発電に反対する福井県民会議など8団体で、高速増殖炉もんじゅ関連の概算要求に対して、財務省に予算削減を求める陳情と文部科学省に研究開発の中止と予算の見直しを求める要請を行いました。 もんじゅの運転再開(運転再開に向けた予算は、今回の概算要求の中には組み込まれていない)も見通せず、さらに原型炉もんじゅの後継の実証炉は、まったく別の概念設計となっておりもんじゅでの知見はほとんど生かされものはないとも言われています。もんじゅの意義そのものがあやふやな中で、もんじゅ継続にむけた予算要求は、大切な国民の血税をムダに浪費するものでしかありません。将来性のま

もんじゅ及び関連の研究開発の中止と予算の見直しを求める要請(文科省)

2013年9月27日 文部科学大臣 下村博文 様 もんじゅ及び関連の研究開発の中止と予算の見直しを求める要請  日頃の文部科学行政への真摯な対応に敬意を表します。  さて、貴省が管轄する日本原子力研究開発機構(以下「原子力機構」と略)の高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)で、1万数千点もの機器の点検漏れが発覚しました。原子力規制委員会は、原子力機構の度重なる安全軽視の姿勢に対して、6月29日に再発防止にむけた安全管理体制が確立されるまで運転再開の準備作業を行わないこととする使用停止命令を出すことをだしました。原子力機構は、このような状況を放置したまま、「年度内再開」を求めていたことは問題で、安全

もんじゅ及び関連の研究開発予算の削減を求める陳情(財務省)

2013年9月27日 財務大臣 麻生太郎 様 もんじゅ及び関連の研究開発予算の削減を求める陳情  日頃の財務行政への真摯な対応に敬意を表します。  さて、日本原子力研究開発機構(以下「原子力機構」と略)の高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)で、1万数千点もの機器の点検漏れが発覚しました。原子力規制委員会は、原子力機構の度重なる安全軽視の姿勢に対して、6月29日に再発防止にむけた安全管理体制が確立されるまで運転再開の準備作業を行わないこととする使用停止命令を出すことを正式に決定しました。原子力機構は、このような状況を放置したまま、「年度内再開」を求めていたことは問題で、安全に対する認識の甘さが厳し

原子力空母配備撤回を求める全国集会に1600人(横須賀)

  米海軍の原子力空母ジョージ・ワシントンが、横須賀基地へ配備されて5年目の9月25日、横須賀市内のヴェルニー公園を会場に、「空母母港化40周年・原子力空母ジョージ・ワシントン横須賀基地母港化5周年抗議・原子力空母配備撤回を求める全国集会」が開催され、約1600人が参加しました。 全国基地問題ネットワーク事務局長の山城博治さん、横須賀からは原子力空母母港問題市民の会 共同代表の呉東正彦さんらの発言の後、京急横須賀中央駅方面へ向かって、デモを行いました。  米海軍が横須賀基地に原子力空母ジョージ・ワシントンを配備して5年が経過しました。私たちは、基地機能の強化と首都圏一帯に及ぶ原子力事

止めよう再処理!共同行動ニュース9/25号の記事から

六ヶ所核燃料サイクル施設を核のゴミ捨て場にするな! 再処理工場19回目の竣工予定を延期 日本原燃(株)は7月31日の定例社長記者懇談会で、六ヶ所再処理工場は竣工予定を19回延期し、本年10月の竣工をめざしてきたが、12月に施行される核燃料サイクル関連施設の新規制基準に基づいた審査が求められることから、20回目の竣工予定を10月までに明らかにするとした。 8月26日、六ヶ所核燃サイクル施設の廃止を求める六ヶ所ピースサイクルの面々が六ヶ所村役場と日本原燃と交渉した際、次のようなやり取りが交わされた。六ヶ所村役場の担当課長からは、核燃料サイクル施設の新規制基準作りの過程で、例えば基準地震動

2013年09月25日

「再稼働反対!9.14さようなら原発大集会」に9000人が参加

 関西電力大飯原子力発電所(福井県)4号機が停止し、再び原発ゼロとなる前日の9月14日、原発の再稼働反対を訴えて、9000人が亀戸中央公園(東京・江東区)に集まりました。  集会冒頭に登壇した、福島から東京に自主避難している二瓶和子さんは、国から棄民扱いをされている現状の中で、自主避難している母親同士が集まって生活を支えあっている現状を報告。横須賀の小原慎一さんは、横須賀基地を母港として5年になる米海軍原子力空母ジョージワシントンについて、「動く原発」に対しても反対の声を上げていこうと訴えました。 原発立地の各地からの報告では、活断層の問題のほか、火山灰が滞積した土壌での土石流の危険性。内