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「再稼働反対!9.14さようなら原発大集会」に9000人が参加

2013年09月14日

1DSC09452.jpg 関西電力大飯原子力発電所(福井県)4号機が停止し、再び原発ゼロとなる前日の9月14日、原発の再稼働反対を訴えて、9000人が亀戸中央公園(東京・江東区)に集まりました。

 集会冒頭に登壇した、福島から東京に自主避難している二瓶和子さんは、国から棄民扱いをされている現状の中で、自主避難している母親同士が集まって生活を支えあっている現状を報告。横須賀の小原慎一さんは、横須賀基地を母港として5年になる米海軍原子力空母ジョージワシントンについて、「動く原発」に対しても反対の声を上げていこうと訴えました。
原発立地の各地からの報告では、活断層の問題のほか、火山灰が滞積した土壌での土石流の危険性。内海に位置する原発では、汚染水漏れで漁業等に深刻なダメージを与えるなどと、それぞれに原発稼働の危険性を訴えました。
主催者あいさつで大江健三郎さんは、東京オリンピック招致での安倍首相の発言について、「首相は現実を見ていない。我々はそうした首相を選んでいる。それが選挙の結果」と私たち自身の問題に触れた上で、今日の集会に参加している人々は、将来の子どもたちに残すべき未来をつくる志をもった人々であり、「私もそれを行動で示したい」とアピールしました。
集会後参加者は、浅草・押上コース、錦糸町コースの二手に分かれてデモ行進をしました。

(写真:今井明)

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