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被爆74周年原水禁世界大会・広島大会は、8月6日に広島県民文化センターでまとめ集会を開き、500人が参加。3日間の大会の報告とともに、「中距離核戦力(INF) 全廃条約」の失効に抗議する特別決議と、「ヒロシマ・アピール」を採択しました。 マーシャル諸島や沖縄からも訴え 74年前の8月6日に広島に投下された原子爆弾の犠牲者への黙とうを行った後、主催者あいさつで川野浩一・大会実行委員長(上顔写真左)は「あの日を繰り返してはならないとの思いで大会に集まった。しかし、安倍政権は隣国に敵を作り、憲法改悪を企てている」と指摘。「いつか来た道を歩むことがないように、すべての人
2019年08月06日
原水爆禁止世界大会広島大会まとめ 原水爆禁止世界大会実行委員会 事務局長 藤本泰成 会場にお集まりいただきました皆さま、猛暑の中、3日間の大会に、真摯な討論をありがとうございました。開会総会から国際シンポジウム、8つの分会会、5つの広場、様々な課題で多くの意見をいただきました。しっかりと今後の運動にいかさなければならないと思います。大会の議論を、少しまとめてお話しさせていただきます。 大会に先立つ8月1日、米露間の中距離核戦力全廃条約の失効に際して、グテレス国連事務総長は、国連本部で記者会見を行い、「世界は核戦争の貴重な歯止めを失う」との危機感を表明しました。同時に
2019年08月06日
原水爆禁止世界大会広島大会が始まる直前の8月2日、米露の二国間で交わされていた「中距離核戦力(INF)全廃条約」が失効した。今年2月に米国は、ロシアが条約に反して中距離核戦力の開発を進めているとして、条約からの離脱を表明して以来、ロシアと対立したまま条約が定める失効日を迎えた。 INF全廃条約は、東西冷戦の最中1987年12月8日に、米国とロシア(旧ソ連)の間で調印され、条約が定める期限(1991年)までに、米露双方の中距離核戦力は全廃された。中距離核が実戦配備された東西ヨーロッパ社会の危機感から生まれた条約は、ヨーロッパ社会の安全保障に大きく貢献してきた。条約が生まれた意義と果たしてきた
2019年08月06日
被爆74周年原水爆禁止世界大会・広島大会の2日目は、「平和と核軍縮」「脱原子力」「ヒバクシャ」の課題について、分科会が開かれ、それぞれ個別の課題を中心に議論を重ねました。 平和と核軍縮については、第1分科会「沖縄で何が、起きているのか」(上写真)では、沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんとピースデポ代表の湯浅一郎さんが、沖縄・辺野古基地建設問題を中心に、今後の取り組みを展望しました。 第2分科会は「日・米・韓軍事同盟の行方」(上写真左)をテーマに、日本や韓国で進められている米軍再編や東北アジアの平和と安全にとってどのような取り組みが必要かを考えました。 「朝鮮半島の非核化
2019年08月05日
被爆74周年原水爆禁止世界大会 広島大会 第5分科会 脱原子力Ⅱ─原発政策の矛盾 日時:8月5日(月)9:30~12:30 会場:広島YMCA国際文化センター本館 地下 国際文化ホール(広島市中区八丁堀7-11/℡082-227-6816) 講師:伴英幸(原子力資料情報室共同代表)/海外ゲスト:ヨン・ソクロク(韓国・脱ウルサン市民共同行動共同執行委員長)/各地報告:北海道、青森、福井 内容:福島原発事故以来、原発の安全対策強化の費用が莫大になり、以前から高かった原発のコストが、さらに高くなってきました。結果として安倍政権が押し進めようとしていた原発輸出はとん挫
2019年08月05日
広島大会 第4分科会 脱原子力Ⅰ─自然エネルギーの今とこれから
被爆74周年原水爆禁止世界大会 広島大会 第4分科会 脱原子力Ⅰ─自然エネルギーの今とこれから 日時:8月5日(月)9:30~12:30 会場:ホテルチューリッヒ東方2001 3F レオポルト(広島市東区光町2-7-31/℡082-262-5111) 講師:松原弘直(環境エネルギー政策研究所)/海外ゲスト:クラウス・ミンドラップ(ドイツ・社会民主党) 内容:福島原発事故から8年が経過しました。直後に脱原発を決定したドイツ社会は、再生可能エネルギーを利用する社会へと歩みを進めています。しかし、事故当事国の日本は、事故の収束もできないまま再稼働をすすめてきました。結果
2019年08月05日
被爆74周年原水爆禁止世界大会 広島大会 第8分科会 見て、聞いて、学ぼうヒロシマ 日時:8月5日(月)9:30~12:30 会場:広島県民文化センター 多目的ホール(広島市中区大手町1-5-3/℡082-245-2311) DVD上映:『君たちはゲンバクを見たか』(2001年 原水禁国民会議制作 23分) 被爆証言:広島被団協・被爆を語り継ぐ会 講師:金子哲夫(広島県原水禁代表委員) ◆初参加者は7割程度 まず、「君たちは原爆を見たか」のDVD25分を視聴し、次に原田浩さんの被爆体験の話でした。原田さんは、「資料館の中に展示されている被爆にあった洋服の
2019年08月05日
被爆74周年原水爆禁止世界大会 広島大会 第7分科会 ヒバクシャ─ヒバクシャの現在 (シンポジウム形式) 日時:8月5日(月)9:30~12:30 ≪同通装置使用≫ 会場:アークホテル広島 4F 鶴の間 (広島市南区西荒神町1-45/℡082-263-6363) 講師:振津かつみ(医師)、竹峰誠一郎(明星大学・教員) 海外ゲスト:ラニー・クラマー(マーシャル諸島・REACH-MI(NGO)代表) サマンサ・ハナーグ(マーシャル諸島・REACH-MI(NGO)副代表) 報告:被爆二世 ◆初参加者は4割程度
2019年08月05日
被爆74周年原水爆禁止世界大会 広島大会 第6分科会 脱原子力Ⅲ─福島の現実と課題 日時:8月5日(月)9:30~12:30 会場:ワークピア広島 4F 芙蓉 (広島市南区金屋町1-17/℡082-261-8131) 講師:佐藤和良(福島原発刑事訴訟支援団)、角田政志(福島県平和フォーラム代表) ◆初参加者は3割程度 まず、福島県平和フォーラム代表の角田政志さんから、7月31日に東電福島第二原発全基の廃炉が決定されたことが報告された。しかし、引き続き課題は残っており、福島第二原発にしても、解体廃棄物の処分場の予定地
2019年08月05日