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【67大会・報告】広島第7分科会/「見て、聞いて、学ぼうヒロシマ」―入門編

会場 広島市西区民文化センターホール 講師 平野貞男さん(被爆者) 第7分科会は参加者のほとんどが原水禁大会への参加が初めてということで、青年層や親子づれの参加者の姿が目立ちました。 最初に原水禁が作成した23分のDVD「君たちは原爆を見たか」を全体で鑑賞しました。被爆者のみなさんの証言をやスリーマイル、チェルノブイリ、東海村のJCO事故の影響を通じ、「核と人類は共存できない」ことを再確認しました。その上で、被爆者の平野貞男さんのお話を伺いました。平野さんはアメリカが原爆投下に至るまでの経過と、自身の被爆体験をお話されました。 当時12歳だった平野さんは、学校の校庭で被爆し

【67大会・報告】広島第6分科会/ヒバクシャを生まない世界に2―交流・討論編「原爆訴訟・在外被爆者と被爆者援護法」

会場 広島市「ホテルチューリッヒ 東方2001」 講師 振津かつみさん(医師、チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西) 平野伸人さん(韓国の原爆被害者を救援する市民の会) 海外ゲスト カク・キフンさん(元韓国原爆被爆者協会会長) 第6分科会は、『ヒバクシャを産まない世界に2-ヒロシマからフクシマへ核被害者の課題』という事で、初めに海外ゲストとして招いた元・韓国原爆被害者協会会長の郭貴勲(カク・キフン)さんからは、当時の韓国において殖民地支配の中での、高額な税金により、土地を持てず売却する以外になかったことなど行き場のない中で、日本の賃金は韓国の5倍ということもあり広島・長崎には14万人

【67大会・報告】広島第5分科会/ヒバクシャを生まない世界に1―学習編「世界のヒバクシャの現状と連帯のために」

会場 広島市「ホテルチューリッヒ 東方2001」 講師 豊崎博光さん(フォトジャーナリスト) 海外ゲスト アントン・ブドビチェンコ(ロシア/NGO「チェルノブイリの子どもたちのために」) はじめに座長の木原省治さんから、第5分科会は学習編であるので、率直な質問を出してほしい、とあいさつがあり、前段の司会を担当した。後段のアントン・ブドビジェンコさんの報告の後は梅尾泰文さんが座長を務めた。 運営委員の禧久章蔵さんから運営のあり方について説明があった後、フォトジャーナリストの豊崎博光さんからスライドを使いながら、世界に広がる核被害者の現状について講演された。スリーマイルではバラの花

【67大会・報告】広島第4分科会/平和と核軍縮―学習・交流編「アメリカの核戦略と東北アジアの非核化

会場 広島市「ワークピア広島」 講師 湯浅一郎さん(ピースデポ代表) 海外ゲスト ポール・マーティンさん(米国/ピースアクション組織化・政策担当ディレクター) 討論の要点 ピースデポ 湯浅一郎さんの講演を受けて ・北東アジアの非核化に向けて、日本の使用済み燃料の再処理政策をやめさせる運動を ・原子力基本法への「日本の安全保障に資する」文言挿入には抗議を。 ・原子力発電所輸出をやめさせる運動を。 ・大阪維新の会、東京都知事の尖閣諸島購入など、日本はどんな方向に向かっているのか。 ・オスプレイ配備は反対である。 ポール・マーティンさんの発言を受けて ・北朝鮮の

【67大会・報告】広島第3分科会/脱原子力3―学習編「脱原発に向けたエネルギー政策の展開」

会場 広島市「YMCA国際文化ホール」 講師:藤井石根明治大学名誉教授 海外ゲスト:ベーベル・ヘーンさん(ドイツ・緑の党) 1.ベーベル・ヘーンさんについて、質疑応答 Q:原子力産業に依存した雇用について、脱原発への道を歩めば、雇用の心配がある。 A:そうした状況は、ドイツにもあった。しかし、日本のような政治的な背景はなかった。 原子力発電所での雇用者数よりも、再生可能エネルギーに関わる雇用者数の方が、圧倒的に多い。原子力発電には、多額の投資が必要であるが、雇用者数は少ない。その一方、再生可能エネルギー関連は、個人宅へのソーラーパネルなど小規模設備を数多く設置することから、

【67大会・報告】広島第2分科会/脱原子力2―学習交流編「地震と原発そして再稼働問題」

会場:広島市「ワークピア広島」 講師:長澤啓行大阪府立大学名誉教授 まず最初にに講師から、地震や津波は地球が生きている限り発生する現象であり、決して避けられない自然現象であることが地震のメカニズムから理論的に説明され、特に内陸地殻内地震(活断層)のときに発生する短周期地震動は固有周期が一致する原子力発電所にとって非常に危険な地震動であり、安全性を考えれば活断層上にある原発は決して動かすべきでないことが、いろいろなデータを示すことで説明されました。 続いて現地報告として石川から志賀原発の再稼働に向けた動きと阻止のとりくみと決意表明、新潟からは柏崎・刈場原発の07年中越沖地震以降の行

【67大会・報告】広島第1分科会/脱原子力1―交流・討論編「福島原発事故と脱原発社会の選択」

講師:西尾漠さん(原子力資料情報室共同代表) 鎌田慧さん(ルポライター) 海外ゲスト:パク・ヘリョンさん(韓国・反原発活動家、慶尚北道緑の党運営委員長) 討論の要点及び特徴 西尾漠さんから、「福島第一原発の事故は終わっていない。原子炉の状態が全く分からない状況。今後、配管の腐食等による破断や燃料プールが余震他で危険な状況に陥る可能性がある」と指摘があった。 福島では放射線量の高い地域に生活をせざるを得ない状況の中で、必要な情報がないまま個人が避難や生活や仕事などの選択をせざるを得なくなっている。 原発ゼロはへ向けて電気需要のピークや節電の組み合わせ、エネルギーの損失分(温排水他

メッセージfromヒロシマ2012報告

会場に集まってくれた参加者は、20都道府県、北海道から九州まで、全国各地から集まりました。「楽しさを通して、平和を学ぶ」というテーマのイベントではありますが、子どもたちはアピールしたいことがあって参加してくれています。その強い気持ちを表現するのが第三セクション「全国・世界のお友だちと平和を語ろう」です。 12:50 オープニング 広島初中高級学校の皆さんの朝鮮舞踊 13:04 第(1)セクション 全国のお友だちと仲良くなろう 実行委員の紹介 被爆地から―平和のメッセージを届けよう―」 踊りと歌を覚えよう ! 「つけまつける」レッスン 13:21 第(2)セクション 考

報告 原水禁世界大会・広島大会第2日目 分科会や国際会議開く 

  8月5日に広島市内で開かれた「被爆67周年原水爆禁止世界大会・広島大会」の第2日目は、課題別の分科会やフィールドワークなどのほか、国際会議、子どものひろば&メッセージfromヒロシマが行われました。 分科会では、昨年の福島原発事故を契機とした、「脱原子力」に向けた課題やエネルギー政策のあり方を中心に、平和と核軍縮、世界のヒバクシャとの連帯や被爆者援護の問題などについて、学習や討議で認識を深めました。 また、連合・原水禁・核禁会議の主催による「平和シンポジウムin広島」では、2015年のNPT(核不拡散条約)再検討会議に向けた取り組みについて討論を行いました。 一方、原水