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報告 原水禁世界大会・長崎大会2日目 分科会などで討議と交流

2012年08月08日

 

長崎分科会1.JPG長崎分科会2.JPG

 

 

フィールドワーク.JPG ピースブリッジ.JPG

被爆67周年原水爆禁止世界大会・長崎大会は、8月8日に第2日目を迎え、分科会やひろば、フィールドワークなどに分かれて、討議や報告、交流などが行われました。
分科会では、昨年の福島原発事故を受けて「脱原子力」に関する分科会が3つに分かれて開かれ、原発に代わるエネルギー政策のあり方、各地での原発再稼働の動きと反対運動の報告などが行われました。中でも、ドイツ・緑の党のベーベル・ヘーンさんはドイツでの2022年までの原発全廃に向けた動きを説明しました(写真上左)。
また、平和と核軍縮に関する分科会では沖縄へのオスプレイ配備問題や東北アジアの非核化の動きなどについて、アメリカや韓国の海外ゲストも含めて討議しました(写真上右)。
さらに、ヒバクシャ問題でも、世界の核被害の現状、韓国・朝鮮などの在外被爆者問題、被爆二世・三世問題など、海外ゲストの報告も含めて認識を深めました。このほか、被爆地・ナガサキの実相を学ぶ分科会も開かれました。また、「ひろば」でも被爆者との交流などが行われました。

 

分科会以外では、「子ども平和のひろば」では、子ども達が被爆体験の話を聞いた後、原爆資料館を見学し、「核は恐ろしい。福井での原発再稼働にも反対する」(福井から参加の子ども)などと感想を述べていました。また、高校生や大学生などでつくる実行委員会が企画する「ピース・ブリッジ2012inながさき」では、昨年の大震災で被災した東北の高校生も参加し、被災地の現状などを報告しました。(写真下右)
フィールドワークでは、被爆の遺構めぐりが4つのコースに分かれて行われ、今も街の様々な所に残る被爆の実相を語る遺構を回りました(写真下左)。このほか、佐世保の基地めぐりや軍艦島(端島)へのフィールドワークも行われました。
連合・原水禁・核禁会議による「平和シンポジウムin長崎」は、「2015年NPT再検討会議の課題」をテーマに、民主党や外務省、研究者などが討論を行いました。
長崎大会は9日にまとめ集会、非核平和行進を行い、3日間の日程を終えます。

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