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被爆73周年原水爆禁止世界大会・広島大会「ヒロシマ・アピール」

1945年8月6日午前8時15分、広島に投下された原子爆弾は、強烈な熱線、爆風、放射線によって、その年の内に14万人もの生命を奪い去りました。あの日から73年、被爆者の願いである核兵器廃絶への道のりは、困難を極めてきました。しかし、昨年7月7日、国連において122カ国の賛成をもって核兵器禁止条約が採択されました。核兵器を非人道的として、その製造から使用までを禁止する画期的条約の早期発効を求めていかなくてはなりません。戦争被爆国である日本政府は、核兵器禁止条約に反対し続け、さらにアメリカのトランプ政権の、核戦力強化にむけた「核態勢の見直し(NPR)」などの核政策に積極的な支持を打ち出すことで、「

核なき世界を 原水禁世界大会 広島でまとめ集会

8月4日から広島市内で開かれていた「被爆73周年原水爆禁止世界大会・広島大会」は、6日、県立総合体育館武道場で「まとめ集会」が開かれ、540人が参加しました。 原爆犠牲者と先の豪雨で亡くなられた方々に対して黙とうを捧げた後、主催者あいさつに立った広島原水禁代表委員の金子哲夫さん(顔写真左)は「73年前の今日、広島市上空に原子爆弾が投下され、その年のうちに14万人が亡くなられた。戦争を進める安倍晋三首相は、その犠牲者の碑の前に立つ資格はない」と厳しく指摘し、「原爆の犠牲者は日本人だけでない。特に北朝鮮の方々はこれまで何の補償も受けずに亡くなっている」と、7月に訪朝して調査を

被爆73周年原水爆禁止世界大会・広島大会に2200人

  「核も戦争もない平和な21世紀に!」-被爆73周年原水爆禁止世界大会の広島大会が8月4日から3日間の日程で、広島市内で始まりました。今年は、広島や岡山などで集中豪雨による災害が発生し、復旧作業の最中にも関わらず、大会には全国から2200人が参加しました。 最初に全国各地を回った「非核平和行進」の最後として「折り鶴平和行進」が行われました。炎天下のなか、平和公園原爆資料館前に集まった参加者は、横断幕やのぼり旗を手に、「核兵器禁止条約を批准せよ!」「原発再稼働を許さない!」「全てのヒバクシャの権利拡大を!」などとシュプレヒコールを繰り返しながら、広島大会の会場まで行進をしました(上写真

原水爆禁止世界大会・広島大会 基調提案

原水爆禁止世界大会・広島大会 基調提案 原水爆禁止世界大会実行委員会 (原水爆禁止日本国民会議) 事務局長 藤本泰成  1945年8月6日、広島は、いつもと変わらない朝を迎えていました。学生や女性たち、多くの人々が、建物疎開など国の命令による動員によって、市内中心部をめざしていました。8時15分、原子爆弾は、一瞬にしてその日常を破壊しました。強烈な熱線と爆風、そして放射線が人々を襲いました。その日の内に5万3644人が死亡したといわれ、翌日からその年の内に14万人が亡くなりました。被爆した人々は、55万人を超えています。 私たちは、この阿鼻叫喚とも言える地獄を、決して忘れてはなり

被爆73周年原水爆禁止世界大会が福島から始まる

原発事故の現実を直視しエネルギー政策転換を  今年の「被爆73周年原水爆禁止世界大会」は、7月28日に福島市の「福島県教育会館」で開かれた福島大会から始まりました。2011年3月の東京電力福島第1原発事故を契機として、毎年、福島大会が開かれるようになり、今年も県内や東北各県をはじめ、全国から640人が参加しました(上写真は全体集会)。 黙とうに続いて、主催者あいさつに立った西尾漠・大会副実行委員長(原水禁国民会議副議長)は、「原発事故から7年以上が経ったが、いまだ収束のめどもたたない中で、安倍政権は再稼働や輸出など原発推進政策を進めている」などとし、規制委員会の審査の不十分性を強く

被爆73周年原水爆禁止世界大会 福島大会 基調提案

原水爆禁止世界大会 福島大会 基調提案 原水爆禁止日本国民会議 事務局長 藤本泰成  災害級とも言われる猛暑の続く中、「脱原発」に熱い熱い思いをもって、原水禁福島大会に参加された皆さまに、心から敬意を表します。ご紹介いただきました原水爆禁止日本国民会議・原水禁の事務局長藤本です。少しの時間をいただいて機長の提案をさせていただきます。時間の関係もあって全てに触れることは叶いません。詳細は、黄色の表紙の基調をご覧下さい。  去る6月14日、東京電力の小早川社長は、内堀福島県知事と面会し、福島県楢葉町と富岡町にまたがる福島第二原発について、「廃炉に向けて検討に入りたい」と述べました。

被爆73周年原水爆禁止世界大会 福島大会「フクシマ アピール」

フクシマ アピール  東京電力は今年6月、福島第二原子力発電所全基の廃炉を検討することを明らかにしました。福島では、東電福島第二原発の廃炉は、「国と東電の被災者及び県民に対する償いであり、原発事故の責任を明らかにさせることにつながる」として、「第二原発即時廃炉」を県民総意の運動として行ってきました。この東電の廃炉検討表明は、原発事故以来ずっと継続してきた県民運動の成果であり勝利といえます。しかし、廃炉の時期や工程も示されていません。今後も、第一原発の事故収束と第二原発の即時廃炉の実現に向けた運動を継続すると共に、被災者の生活再建を国と東電の責任で行うことを求め続けていかなければなりません。

日米原子力協定の自動延長にともなう原水禁事務局長見解

   1988年に発効した日米原子力協定は、2018年7月16日に30年の期限を迎え、自動延長された。88年当時、日本では33基の原発が稼働していた。その後、2011年の福島原発事故までに54基が稼働し、3基が廃炉、3基が建設中だった。しかし、福島原発事故以降、15基の廃炉が決定し、新規制基準に対応して再稼働している原発は5原発8基にとどまっている。原子力発電をめぐる状況は大きく変化した。 一方で、原子力開発の初期段階から、使用済み核燃料の再処理によって生み出すプルトニウムを利用する核燃料サイクル計画の確立のために研究開発が進められてきた。88年段階で、すでに高速増殖炉実験

原水爆禁止世界大会記念販売物のご案内

被爆73周年原水爆禁止世界大会 大会記念販売物のご案内  例年、原水禁大会のポスターデザインをグラフィックデザイナーのU.G.サトーさんにお願いをしています。本年も「核廃絶」への強いメッセージをもつインパクトのあるデザインのポスターが完成致しました。大会に参加された方の記念にもなるように、そのポスターデザインをマグネット、Tシャツにして、原水禁大会に合わせて販売を行っています。  大会記念販売物のご案内 2018.pdf 1.Tシャツ デザインはポスターデザインを一部変更したものを使用しています。鮮やかなフロントプリント、厚手のしっかりした生地は、普段着としても着用していただけま