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【報告】長崎第8分科会/見て・聞いて・学ぼう"ナガサキ"-入門編-証言と映像による被爆の実相と平和運動交流-

会場:長崎市・ncc&スタジオ 参加者:230名(うち、大半が初参加者) ●「ビデオ上映 君たちはゲンバクを見たか 原爆投下で一瞬にして約20万人が死んだ。原爆の恐ろしさ、悲惨さがわかり、投下後も苦しみながら生きてきた。戦後65年たっても被害は続いている。ゲンバクを語り後世に引き継いで原爆を無くしていくことが重要です。 ●講演:山川 剛(たけし)さん(長崎県原爆被爆教職員の会) 広島の原爆はウランで、長崎の原爆はプルトニウム。 原爆は投下された。この“投下された”ことが重要です。 1.私のこどものころ 戦争になると世の中はどうなったか 写真などの資料を見る (1

【報告】第7分科会/脱原子力2―交流・討論編

会場:長崎新聞文化ホール 参加者:約100名 西尾漠さん(原子力資料情報室共同代表) 「再処理してプルトニウムを取り出すことは、核拡散につながる危険性が増す。日本の原子力開発とプルトニウム利用計画には整合性がない」。 小山英之さん(美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会) プルサーマルの危険性、六ヶ所再処理工場の大量の放射能放出、ガラス固化技術の行き詰まりや使用消火燃料の増大問題などの説明があった。 質疑 原発労働者の被曝について→原発の定期検査が増えれば、従事者の被曝量も増加していく。労災認定は非常に限られたものになっている。「隠された被曝」は多い。 「被曝労働な

【報告】長崎第6分科会/脱原子力1-学習編-温暖化と脱原発にむけたエネルギー政策の展開

会場:長崎新聞文化ホール3F 参加者:103名(うち、初参加者38名) 講師:藤井石根さん(明治大学名誉教授) 海外ゲスト:オ・ソンイさん(韓国・エネルギー正義行動スタッフ・エネルギー白書発刊担当) 温暖化に起因するといわれている今日の急激な気候変動、自然災害の多発、そしてアメリカのオバマ政権誕生と日本の政権交代。地球環境が国際政治の共通テーマとなってきました。しかし、一方で「Co2削減のために原発によるエネルギー」という動きも強まっています。 このような中で、藤井先生の講演はきわめてタイムリーでした。 原発の燃料であるウランは極めて限られた資源であること、ウラン採掘から精

【報告】長崎第5分科会/ヒバクシャ3-交流・討論編-被爆二世・三世問題の現状と課題

会場:長崎県勤労福祉会館 第5分科会は3人のパネリストから報告をいただき、それを受けて会場からの質疑・討論を行った。全体では46人が参加し、うち被爆者が6人、被爆2世が12人参加した。 長崎県被爆者手帳友の会・副会長の中村キクヨさんは、ご自身の息子さんが白血病という病で他界された際、「この病気はお母さんからもらったものだ」と言われたことがいつまでも心に残っているということをお話されていた。また、以来、自身の被爆者としての経験だけでなく、2世の問題についてもご発言をされているとのこと。同じように白血病で子どもを亡くした被爆者から莫大な医療費の問題について聞いて、これは個人の問題ではない、

【報告】長崎第4分科会/ヒバクシャ2-学習編-韓国併合から100年~強制連行と被爆を考える

会場:長崎県教育文化会館2F大会議室 参加人数:84名(内、初参加約70名) 朝鮮人は、なぜ被爆しなければならなかったのか。現代の歴史上でほとんど語られることはないが、吉田松陰、福沢諭吉らは、アジア全域への明確な侵略思想をもっていた。この流れを受け、朝鮮半島への侵略により不当なかたちでの併合条約の締結が行われた。強制連行により、日本へ連れてこられた人々も当然ながら、土地を奪われた朝鮮人らは、やむなく広島や長崎へ渡り、低賃金で重労働を余儀なくされた。国を奪われ、土地を奪われ、名前を変えさせられ、朝鮮民族という誇りを奪われ、人格まで否定された当時の人々の苦しみは筆舌に尽くしがたい。韓国併合

【報告】長崎第3分科会/ヒバクシャ1 ヒバクとは何か―広島・長崎・核実験・原発

会場:長崎市・NBC別館3Fビデオホール 参加者数:200名(うち、初参加者70名) 第3分科会では、講師3名の講演と1名の報告を受けた後に、参加者との質疑応答を行った。 初めに、フォトジャーナリストの豊崎博光さんから「世界のヒバクシャ“ニュークリアー・レイシズム”」と題して、世界各地でのウラン採掘や核廃棄物処理、核実験などによって先住民をはじめ、様々な人々がヒバクしている現状を、スライドを交えて明らかにした。また、原爆や原発事故だけからヒバクするのではなく、ウラン採掘などからもヒバクは起こりうることを自覚して、視野を広げて運動に取り組んでほしいと訴えた。 次に、海外ゲスト

【報告】長崎第2分科会/平和と核軍縮2―交流・討論編―東北アジアの非核化と日本の安全保障政策

会場:長崎市・長崎ブリックホール3F国際会議場 第2分科会は、『東アジアの非核化と日本の安全保障政策』ということで、冒頭、基本ル-ルと基調の提案を終え、始めに舟越耿一さんから提起を受けた。その内容は『NPTにおける新聞報道での被爆者の渡米に対する意見は米国紙の意見は様々だが反核のメッセ-ジが伝わっていないことを始め、核の威力は伝わっていても、その被害の実態が伝わっていないことや、被爆証言も米国からすれば逆に被害意識もあり拒否される中で「核兵器をなくすこと」だけでなく「戦争をなくすという視点での取り組みの重要性など触れられ、そういう中で戦争をなくすという事は、一国だけの意識では成立はしない

【報告】長崎第1分科会/平和と核軍縮―学習編―「核兵器なき世界」への課題と展望

会場:長崎ブリックホール3F国際会議場 講師:田巻一彦ピースデポ副代表、平岡秀夫民主党衆議院議員 海外ゲスト:ポール・マーティン米国・ピースアクション政策担当 ●具体的な内容 田巻一彦さん 「日本から核兵器の廃絶を発信すること。そのための北東非核兵器地帯化を当面の重要な課題と位置付ける」。という内容の提起。 2万3000発の核兵器庫をゼロにすることを心に刻み、核兵器の悲惨さ、非人道性、国際法に照らして違法であるとの判断が、国際的には敗戦50年後だった。(1996年、核兵器の威嚇、または使用の合法性に関する国際司法裁判所の勧告的意見)。 日本では、63年(55年提訴)の「下田裁