3月, 2021 - 原水禁 - Page 2
2021年03月10日
明日・3月11日は、東日本大震災・福島原発事故からちょうど10年です。
その日に合わせて、いくつかの市民団体を中心に標記のイベントが開催されます。エネルギーシフトを推進する世界の動向を日本に伝え、そして、福島原発事故後の日本の現状と課題を世界に発信するとしています。原水禁は、さようなら原発1000万人アクションを通じ、今回のとりくみに参加し、下記の4つの企画の運営にあたります。
各企画は、YouTubeを利用してオンラインで配信します。ホームページ(下記)から各企画のYouTubeアイコンをクリックしてご視聴ください。また、これらの企画は、一部の企画を除き、世界会議終了後もアーカイブされますので、お時間のある時に視聴することが可能です。ぜひ、ご視聴をお願い致します。
記
1.原発ゼロ・自然エネルギー100世界会議
(1)日時 3月11日 10:00~19:00
(2)ホームページURL https://20210311.genjiren.com/
※ イベントの各企画のタイムテーブルを掲載してあります。
2.さようなら原発1000万人アクション担当企画
(1)国際シンポジウム「フクシマが世界に与えた影響と汚染水問題」
① 開催時間 11:00~12:00
② 視聴用(Youtube)URL https://youtu.be/QIsSH9XEfw8
(2)核燃料サイクルと高レベル放射性廃棄物
① 開催時間 13:15~14:15
② 視聴用(Youtube)URL https://youtu.be/pB5iXIVMPEg
(3)福島原発事故以降の労働者被曝
① 開催時間 13:20~14:20
② 視聴用(Youtube)URL https://youtu.be/OvbIcMhhIyU
(4)2021年原水禁エネルギーシナリオ―第3次原水禁エネルギー政策の提言
① 開催時間 17:30~18:30
② 視聴用(Youtube)URL https://youtu.be/rR0FpSae6sE
2021年03月10日
2020年10月以降、原水禁は、世界の「トリチウム汚染水の海洋放出に反対する声」を集めるべく、”Urgent Action”(緊急行動)として呼びかけてきました。
2021年3月9日現在、呼びかけに応えて7カ国から、合計135通が届き、これらの海外からの意見を集約し、原水禁は廃棄断念を要求する経済産業省と交渉を行いました。
団体:4
個人:131
交渉には、福島からも参加者が駆けつけ、海洋投棄反対の意見を表明しました。
福島県平和フォーラムの角田共同代表からは、「何がどのように検討されているのか全く分からない。理解が得られないことはやってはいけない」と政府が方針を決めるプロセスに対し、納得のできないことを伝えました。
脱原発福島県民会議の佐藤龍彦さんからは、「30年、40年で終わる問題ではない」と安易な政治判断をしないように意見するとともに、希望のもてる漁業がおこなえるように、海洋投棄はすべきでないと述べました。
経済産業省側からは、関係省庁で話合い、市民との意見交換も積極的にやっていくことが回答されるとともに、「しかるべき時に…」という歯切れの悪い説明がなされました。
引き続き、トリチウム汚染水の海洋投棄に反対する取り組みを進めていきます。
原水禁から提出した要請書は、以下の通りです。
2021.03.09. 経済産業省への要請書(PDF)
“Urgent Action”(緊急行動)経過報告12/14現在
[Please share this widely] “Say NO to the dumping of Fukushima’s radioactive water to the Pacific Ocean!”
2021年03月10日
※YouTube動画公開しました(3/16)https://youtu.be/zu0Zi2OuCOg
3月9日、原水禁が事務局を務める「さようなら原発1000万人アクション」実行委員会が立憲野党との意見交換会を行いました。
実行委員である藤本泰成原水禁副議長の挨拶で始まり、3月5日のうちに各政党へ提出した要請書を基に、意見交換、質疑応答が行われました。
委員会や本会議の合間を縫って駆けつけてくれた議員の皆さんへ、原発ゼロ基本法の制定への議論を進めるように要請しました。
引き続き「さようなら原発1000万人アクション」として、脱原発にむけて働きかけていきます。
2021.3.9政党要請書(PDF)
■さようなら原発と立憲野党との意見交換会
日 時 3月9日(火)15:00~
場 所 衆議院第一議員会館多目的ホール
出席政党・議員
立憲民主党 山崎誠衆議院議員、
日本共産党 笠井亮衆議院議員、
社会民主党 福島みずほ参議院議員、
沖縄の風 伊波洋一参議院議員、
れいわ新選組 辻村ちひろ衆議院東京都第8区総支部長
内 容 原発ゼロ基本法や喫緊の原子力課題について国会で論議していただけるよう要請します。
主 催 さようなら原発1000万人アクション実行委員会
千代田区神田駿河台3-2-11連合会館1F 原水禁気付
2021年03月10日
署名提出、関係省庁への交渉の様子を収録した動画を公開しました。https://youtu.be/6e3cmBNk97o
原水禁が事務局を務める「さようなら原発1000万人アクション」が、福島原発事故から10年を迎える節目に、署名の第3次提出を行いました。
これまでの累計で、8,811,877筆となりました。
呼びかけ人の鎌田慧さん、藤本泰成原水禁副議長から、立憲民主党の山崎誠衆議院議員へを署名が手渡されました。
署名提出の会場には、経済産業省、環境省、文部科学省の職員が計10人が出席し、提出にあたって、脱原発に向けた取り組みの要請も行いました。
■さようなら原発1000万人署名第3次提出
日 時 3月5日(金)
場 所 衆議院第一議員会館多目的ホール
現時点 432,877筆(合計8,811,877筆)
出席者 鎌田慧(呼びかけ人・ルポライター)、藤本泰成(さようなら原発実行委員会事務局・原水禁副議長)
提出先 内閣府、衆参両議長宛て
要請項目 さようなら原発 要請事項(PDF)
交渉先 経済産業省、環境省、文部科学省
2021年03月05日
原水爆禁止日本国民会議(原水禁)では、各専門分野の委員の皆様にご協力いただき、東京電力福島第一原発事故以降のエネルギーを取り巻く環境の変化に対応したエネルギー政策の「提言」をとりまとました。
なお、原水禁では過去、2回にわたりエネルギー政策の提言を発表しており、今回で3度目のとりまとめとなります。
2005年7月「2050年 自然エネルギー100% エコ・エネルギー社会への提言」(時潮社刊)
2011年1月「原水禁エネルギー・プロジェクトからの提言 持続可能で平和な社会をめざして」(http://gensuikin.peace-forum.com/EnergyProject.pdf)
◆「―第3次原水禁エネルギー政策の提言―」(概要版)のダウンロードが可能です。
ダウンロードはこちら(PDF)
2021年3月4日、「―第3次原水禁エネルギー政策の提言―」について、発表会見を開催し、提言の概要版を発表いたしました。
〇配信URL https://youtu.be/1_5GKv9ln3Q
〇出席者 藤本泰成(原水禁副議長)、長谷川公一(東北大学名誉教授)、鎌田慧(さようなら原発呼びかけ人)、松久保肇(原子力資料情報室事務局長)、ほか
原水禁エネルギープロジェクト 日本のエネルギー政策への「提言」リリースについて
2021年03月02日
記者会見の模様は、YouTubeで生放送配信いたします。
原水爆禁止日本国民会議(原水禁)は、脱原発を目指し日本のエネルギー政策の転換を求めて運動を続けてきました。福島原発事故以降、原子力をめぐる環境は大きく変わり、気候変動・温暖化対策のとりくみも世界的規模ですすめられています。
この間、原水禁は、2回にわたりエネルギー政策の提言をまとめ、発表してきました。2005年7月には「2050年 自然エネルギー100% エコ・エネルギー社会への提言」(時潮社刊)、2011年1月には「原水禁エネルギー・プロジェクトからの提言 持続可能で平和な社会をめざして」(原水禁HP掲載)としてまとめ、政府や国会議員、原子力関係の委員会などに配布し、エネルギー政策の議論に加えていただくように要請してきました。
しかし、福島原発事故以降のエネルギーを取り巻く環境の変化に対応すべく、新たなエネルギー政策の「提言」をまとめることとなりました。現在、政府の方でも新たな「エネルギー基本計画」が、今夏にもまとめられようとしています。その議論にも反映させるべく、原水禁としての見解をまとめました。
残念ながら菅政権は、原発再稼働や核燃料サイクルの推進を押し出しています。しかし、原子力政策は、実態的には破綻に破綻を重ねています。このまま原子力政策の延命を図っても、政策破綻の現実からは逃れることはできません。今後の日本社会が「原発ありき」ではなく、真摯にエネルギー政策を論じ、原子力政策の破綻の現実に向き合わなければなりません。
脱原発・脱炭素社会にむけた原水禁のエネルギー政策の「提言」について、下記の日時に記者会見を開きますので、ぜひご覧ください。
記
◆原水禁エネルギープロジェクトからの「提言」記者会見
タイトル: 2021年原水禁エネルギーシナリオ ―第3次原水禁エネルギー政策の提言―
日 時 : 3月4日(木)13:30~14:30
場 所 : 衆議院第一議員会館第3会議室
出席者 : 鎌田慧(さようなら原発呼びかけ人)、藤本泰成(原水禁副議長)、松久保肇(原子力資料情報室事務局長)長谷川公一(元東北大学名誉教授)ほか
*上記出席者は会場現地での参加、他の委員はZOOMでの参加となります。
配 信 : https://youtu.be/1_5GKv9ln3Q
原水禁エネルギー政策提言作成委員会
委員会メンバー
座 長 : 長谷川公一(東北大学名誉教授)
委 員 : 松久保肇(原子力資料情報室事務局長) 、桃井貴子(気候ネットワーク 東京事務所長)、藤堂史明(新潟大学准教授)、手塚智子(市民エネルギーとっとり)、松原弘直(環境エネルギー政策研究所(ISEP) 理事) 、末田一秀(はんげんぱつ新聞編集委員)
特別顧問 : 西尾 漠(原子力資料情報室共同代表)、藤井石根(明治大学名誉教授)
問い合せ : 03‐5289‐8224(原水禁・担当 井上/橋本)
その他 ①報道関係者のみ、当日13:15から通行証を会館ロビーで配布させていただきます。
②ZOOMでの記者会見に参加ご希望の方は、事前にご連絡ください。URLをお送りいたします。
③当日は「提言」のサマリーを発表します。このサマリーは、全国会議員に当日午前中に配布する予定です。「提言」全体は、後日、政府関係機関等に提出する予定です。
お問い合わせ先:原水爆禁止日本国民会議 事務局
千代田区神田駿河台3-2-11連合会館1F
TEL 03-5289-8224
FAX 03‐5289‐8223
原水禁「エネルギープロジェクト」について
2021年03月02日
原水禁が後援する国際シンポジウムが、明治学院大学平和研究所(PRIME)主催で、3月18日に開催されます。
詳細はこちら
❝The Prospect for Advances in Nuclear Disarmament: The New Posture of the U.S. Government and Its Limits.❞
開催概要
講師 : ローレンス・ウィットナーさん(ニューヨーク州立大学オルバニー校名誉教授)
コメント: 高橋博子さん(奈良大学教授)
言 語 :日本語、英語(逐次通訳あり)
参加申込 :参加費不要、事前申し込み要
※3月16日(火)までにGoogleフォームよりお申込みください。
https://forms.gle/BH3hgNTeTEKo3XzTA
※お申込みいただきました方に、当日の参加方法等の詳細を前日までにご案内させていただきます。
日時 : 2021.03.18[木] 11:00~12:30
場所 : ZOOMを利用したオンライン開催
主催 : 明治学院大学国際平和研究所(PRIME)
後援 : 原水爆禁止日本国民会議
いよいよ核兵器禁止条約が発効しました。アメリカのバイデン大統領は、着任早々、気候変動に対処するパリ協定への復帰や、米ロの戦略兵器削減条約の延長を取り決めて、トランプ前政権が背を向けた国際協調の枠組みに復帰し、核戦争の危険を減じる方向へと、舵を切ったかのように見えます。しかし、アメリカをはじめとする核保有国にとって、戦後ながらく国家安全保障の柱としてきた核兵器への依存を減らすことは、簡単ではありません。
世界の核状況を形成する力のあるアメリカが、今どう動きだしているのか、戦後の核軍縮運動を追いつづけてきたウイットナー教授に伺います。コメンテーターは、やはりアメリカの核政策を手堅く史料に基づいて批判的に分析してきた高橋博子教授です。
チラシはこちらから(powerpoint)
チラシはこちらから(PDF)
明治学院大学平和研究所
2021年03月01日
3月1日、「コロナ禍」を考慮し、8名の参加で、「被災67周年3.1ビキニデー全国集会 墓前祭」を静岡県焼津市の弘徳院で開催しました。
墓前祭は、主催者あいさつ、地元あいさつ、読経、献花・焼香、と滞りなく行われました。
第五福竜丸が被災した当時、日本国内では、陸揚げされた魚を廃棄処分する様子が連日報道され、国民全体に大きなショックを与えました。
その中から、原水爆の禁止を求める署名運動が始まり、現在の原水爆禁止日本国民会議(原水禁)が発足しました。
原水禁運動の原点と言える「3.1ビキニデー」を毎年継続して開催し、ビキニ事件を「風化」させることなく、今後もとりくんでいく決意を確認する墓前祭となりました。
2021年03月12日
原水禁が運営団体として参加するパワーシフトキャンペーンが、2月5日、緊急企画として、「なんでこんなに高くなった!?電気市場価格 高騰の裏側トーク」を開催しました。
2021年に入り、急激なJPEX市場の電力価格が上がりました。
2016年に電力市場が自由化して以降、今回のような急激な価格上昇は、世界的に見ても異常事態だといえます。
20時からのオンラインイベントではありましたが、300人以上が視聴し、今回の問題への注目の高さがうかがえました。
「今冬の電力逼迫の懸念と電力市場価格高騰問題」をテーマに、京都大学大学院特任教授の安田陽さんの講演から始まりました。
データの相関関係を分析し、電力需要のひっ迫時以外に、「市場の動きがおかしかった」と明らかに異様な事態であったことを指摘しました。
メディアでは、価格高騰はLNG不足に起因していると報道があったことにもふれ、「LNG在庫が減っているのは確か」であっても、「それが原因」とはいえないとしました。
また、「今回のような事態が起きたからといって、原発が必要だという話にはならない」と講演を結びました。
「再エネ新電力への影響」について、竹村英明さん(グリーンピープルズパワー代表取締役社長)と三宅さん(みんな電力)が、それぞれ電気の販売の面から、今回の価格高騰に直面しての苦労を話しました。
また、「節電の知恵と工夫」をテーマに、斎藤健一郎さん(朝日新聞be編集部記者)が自身の生活の中ので工夫を紹介しました。
最後に、パワーシフトアンバサダーでもある、アーティストのKOM_Iさんが、参加してのコメントをし、終了となりました。
引き続き、原水禁は、パワーシフトキャンペーンに参加し、より良いエネルギーの在り方を求めていきます。
2月5日《パワーシフトキャンペーン緊急企画!》なんでこんなに高くなった!?でんき市場価格 高騰の裏側トーク
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