新着情報

【68大会・報告】広島第4分科会/平和と核軍縮2-交流・討論編-東北アジアの非核地帯化と日本の安全保障政策

1. 湯浅一郎ピースデポ代表の講演について (1) 朝鮮半島における核兵器問題の背景には、朝鮮戦争の停戦協定から60周年を迎えたが、未だ朝鮮戦争は終結してない現状がある。 北朝鮮としては、アメリカ政府によって、イラクのフセイン政権が一方的に戦争を仕掛けられた結果、その政権が崩壊した現実を目の当たりにし、アメリカから一方的に攻撃されない保証が得られるまでは核兵器を廃絶する意志はない。 (2) 最近の朝鮮半島情勢では、2010.3.26に韓国哨戒艦「チョナン」沈没事件、2010.11.23にヨンピョンド砲撃事件が発生している。 こうした朝鮮半島の緊迫した状況があるにもかかわらず

【68大会・報告】広島第3分科会/平和と核軍縮1-学習篇-核拡散と日本の原子力政策~プルトニウム利用と原発輸出

日本のプルトニウム利用と原子力政策について、現状と諸外国と私たち日本人の受け止め方に大きな差がある実態を学び、核燃料の再処理は核兵器問題であることを認識し、今後の運動の広がりにつなげていこうとして、以下のような基調が提起された。 政府は、高速増殖炉もんじゅの計画が事実上とん挫する中で、六ヶ所再処理工場の稼働をめざしている。現在、日本には長崎型原子爆弾5500発以上を作ることができる量のプルトニウムがある。仮に再処理工場が稼働すればさらに毎年8トンずつ増えていく。諸外国からはすでに、核保有国としてとらえられている。再処理は高レベル核廃棄物が少なくなって非常にいいだと言われるが、結果

メッセージfromヒロシマ2013写真報告

本番間近!リラックスして、開始を待っています。 こちらも、楽しそうに開演までの時間を楽しんでいるようです。 オープニングは「朝鮮舞踊」でスタート。本当にきれいです! 「翼をください」を日本語、朝鮮語の両方で披露してくれました。 実行委員によるあいさつ。ステージいっぱいに登場です! 総合司会の二人は、着ぐるみを着て再登場!ガッツが溢れています! 「平和のメッセージを届けよう」のコーナーは、フィールドワーククイズをしました。 花形シートに思いを書きこんでいきました。 一枚書き終わると、二枚目と書き進んでいきます。 真剣に書き込んでおります! こちらも真剣!思いをぶち込んでおりま

メッセージfromヒロシマ2013報告

12:50 オープニング 広島朝鮮初中高級学校の皆さんの朝鮮舞踊 13:04 第(1)セクション 全国のお友だちと仲良くなろう 実行委員の紹介 踊りと歌を覚えよう!「Joy!!」レッスン 広島で何を学びましたか? 13:21 第(2)セクション 考えよう、表現しよう、平和の思い 平和のメッセージを書こう!表現しよう! 13:50 第(3)セクション 世界のお友だちと平和を語ろう 全国のお友だちからの一言メッセージ 海外のお友だちより(フィリピン、 韓国のお友だちからのメッセージ) 14:14 第(4)セクション 広島を学んで、そしてお友だちをつくろう 「

【68大会・報告】広島第2分科会・再稼働問題と脱原発に向けたエネルギー政策の展開

講師 藤井石根さんの報告 時代に原発から自然エネルギー(NE)へと重点が広がり、雇用の裾野も広がっている。2005年でNE利用が55ヵ国だったが、2010年には100ヵ国以上に、投資額も300億ドルから1500億ドルまで拡大している。自然エネルギーの促進には①将来目標値の設定②助成か税控除などの財政支援③公的機関でのグリーン電力の活用などを進めることが重要だ。原発推進派は、供給が不安定、パワー不足というが、蓄電や多種のNEの活用、エネルギーの融通など技術的に解決できる。私たちの手で国のエネルギー政策を動かそう。 海外ゲスト イエンス・ケンツィアさん(ドイツ緑の党)の報告 ド

【68大会・報告】広島第1分科会・フクシマを忘れない~福島原発事故の現状と課題

 講師 振津かつみさんの報告 福島原発事故で大量の放射能が放出され、多くの住民が被ばくさせられた。地震が多発する日本での原発推進は全くの人災である。「放射線管理区域」に相当するレベルは県外に広範囲に拡散した。原発事故で高被ばくをしながら働く被ばく労働者は1ヶ月で、通常の被ばく労働者の1年分を被ばくする。被ばくに応じた健康の補償が必要だ。 事故は収束していない。汚染水の備蓄、地下水の汚染、大気中の放出が続いている。進まない除染、食品汚染、健康管理などの汚染と被ばくに加えて、家族、地域社会の崩壊、生活基盤が損なわれる事態がある。「県民健康調査」は20万人を対象にしたが、回収率は23.4%だ

ビデオ報告 被爆68周年原水禁世界大会・広島大会の2日目

8月5日に広島市内で開かれた「被爆68周年原水禁世界大会・広島大会」の2日目は分科会や国際会議、メッセージfromヒロシマなどがおこなわれ、ビデオにまとめました(8分50秒)

原水禁世界大会広島大会 基調提起(被爆68周年原水禁世界大会)

原水禁世界大会広島大会 基調提起 被爆68周年原水爆禁止世界大会実行委員会 事務局長 藤本 泰成  2013年のストックホルム国際平和研究所のイヤーブックによりますと、世界の核弾頭数は、17,265発となっています。また、世界中で稼働する原子力発電所は、429基です。核兵器も、原発も、それ自身が持っている破壊力と放射能は、私たちの「命」を脅かす存在であること、そしてあり続けること。2011年の3月11日、私たちはそのことの現実を知りました。今、私たちは「核時代の終わり」を宣言しなくてはなりません。 米ロ間で結ばれた新戦略核兵器削減条約は、2018年までに戦略核の30%を削減するとし

原水禁世界大会・広島大会の1日目に3500人、折鶴平和行進や開会総会

今年の「被爆68周年原水爆禁止世界大会・広島大会」は、「折鶴平和行進」から始まりました。青森での「4.9反核燃の日行動」、沖縄での「5.15平和行進」を起点とした「非核平和行進」が全国各地で取り組まれ、8月4日に広島平和公園の資料館前に到着しました。そこに全国各地の参加者が合流し、「折鶴平和行進」として、広島大会の開会総会会場まで行進しました。 資料館前には各都道府県・市民団体などの代表や子ども達など3500人が集まり、原水禁世界大会への海外ゲストを先頭に、横断幕やプラカード、旗などを手に、「核兵器をなくそう!」「原発の再稼働を許さない!」「核も戦争もない平和な21世紀を作ろう!」な