新着情報

ビデオ報告 被爆68周年原水禁世界大会・長崎大会の3日目 閉会総会

8月9日に開かれた「被爆68周年原水禁世界大会・長崎大会」の3日目の閉会総会で「大会宣言」が採択され、非核平和行進が行われました。原爆中心碑を囲んで、原爆投下時刻に黙とうを行い、原水禁世界大会の全日程を終えました。その模様をビデオにまとめました。(9分)

ビデオ報告 被爆68周年原水爆禁止世界大会・長崎大会の第2日目

8月8日に長崎市内で開かれた「被爆68周年原水禁世界大会・長崎大会」の2日目の分科会やフィールドワークなどの様子をビデオにまとめました(7分22秒)。

【68大会・報告】長崎第8分科会/見て・聞いて・学ぼう ”ナガサキ” –入門編–証言と映像による被爆の実相と平和運動交流

分科会冒頭、次世代への継承と被爆者の証言を中心に編集された「君たちはゲンバクを見たか」のビデオを見た。 山川剛さん(被爆教職員の会)の被爆体験講話  分科会に参加した若い人たちに何かを伝えなければと思う。 私たちの被爆体験は、単に悲しい話なのか?それとも昔話なのか? もし違うとするなら何が違うのかを考えてもらいたい。 ○ 戦時中の東京銀座の写真。日本人ならぜいたくは出来ない筈だ!のスローガンが写っている。 戦争前に、ぜいたくの例示を政府が詳細に国民に示した。それに反すると「お前、それでも日本人か」「非国民」と批判された。世の中は息苦しくなる。思ったことを言うと死ぬか

【68大会・報告】長崎第7分科会/ヒバクシャ3―交流・討論編―被爆二世・三世問題を考える

はじめに、全国被爆二世協の前会長と事務局長から「被爆二世運動の現状について」報告があり、「毎年原爆ドーム前で署名活動を行っているが、今年は集まる人が少なくなっており、私たちの訴えと反する活動も強くなってきている。また、被爆者の高齢化と相まって、改めて2世・3世の活動強化が求められているのではないか」という事が言われました。 次に、二世協活動の課題として、1つ目に『被爆体験をどう継承していくのか』、2つ目に『被爆二世自身の健康不安とどう向き合っていくのか』、3つ目には『被爆二世に対する差別と偏見にどう向き合っていくのか』という様に、具体的に3つの課題があるという事を、実際に体験され

【68大会・報告】長崎第6分科会/ヒバクシャ2―学習・交流編―強制連行と被爆を考える

高實康稔さんのお話 日本の植民地支配が根源となって朝鮮が南北に分断されたこと、満州国についての説明、当時朝鮮国は日本の領内であったことから、「移住」という言葉で誤魔化して強制連行を行ってきたこと、また、朝鮮人以外の被爆した外国人として中国人などがいたことなどを時系列に沿いながら説明されました。現在、長崎平和記念公園がある場所に、当時は浦上刑務支所があり、そこに収容されていた中国人32人、朝鮮人13人は全員原爆の犠牲になり、どれほど多くの在外被爆者がいたかということが語られ、その後、在外被爆者援護法とその変遷、そして戦傷病者戦没者援護法の話がありました。 カク・キフン(郭貴勲)さ

【68大会・報告】長崎第5分科会/ヒバクシャ1―学習編―世界の核被害と内部ヒバクを考える

長崎第5分科会 ヒバクシャ1―学習編―世界の核被害と内部ヒバクを考える 「世界の核被害と内部被曝を考える」をテーマに、ウラン採掘に携わる人たちの現状と福島の報告から、福島の子どもたちの現状に学び、改めて「核と人類は共存できない」を確認した。 豊崎博光さん、レオナ・モルガンさんからウラン採掘の現状、福島からの報告では阿部昭比古さんから、福島の子どもたちの健康の現状と子どもたちを守っていく活動の必要性、川野浩一大会実行委員長の報告を受けた。 核兵器を製造するためのウラン採掘の段階から、多くのヒバクシャを出す。そして核兵器の使用、原発の事故で多くのヒバクシャを出す。そのような

【68大会・報告】長崎第2分科会/脱原子力2―学習・交流編―再稼働問題と脱原発に向けたエネルギー政策の展開

講師:藤井石根さん(明治大学名誉教授)  自然エネルギ-を中心に、冒頭、「原子炉は一端を火を着けたら消えない。冷やし続けなければならない。それに気づいた今だからやめるべき」と述べられた。 2010年の世界の原発で発電量は3億7,500万KWで、自然エネルギ-開発の時間は立っていないが現在3億8,100万KWで原発と同じぐらいの容量を持っている。それ以降、2005年で55カ国~2010年で100カ国以上に増えている。開発費も300億ドルから1500億ドルと5倍になっている。特に中国など進めているが、ヨ-ロッパではドイツが脱原発、東南アジア・アフリカでも自然エネルギ-へ関心を向けて

【68大会・報告】長崎第4分科会/平和と核軍縮2―東北アジアの非核地帯化と日本の安全保障政策

長崎第4分科会「平和と核軍縮2」 問題提起の骨子 塚田晋一郎さん(ピースデポ事務局長代行) 1.核弾頭の推移について世界の状況 2.非核兵器地帯の進行 3.北東アジアの非核化にむけて 4.オスプレイ配備と沖縄米軍基地の現状 ピーター・デッキーさん(米・ピースアクション) 米国の核戦略の分析 1.弾道ミサイル防衛 2.核拡散防止(相手の核を破壊) 米国にとって核戦略は必要であり続ける。運動は抑止力よりは核兵器の恐怖と不道徳性で廃絶を求めている。 沖縄、長崎、神奈川、各地の報告 (沖縄) 米軍ヘリの墜落(8/3)事故、米軍基地内とはいえ、きわめて危険。日

【68大会・報告】長崎第3分科会/平和と核軍縮1―学習編―核拡散と日本の原子力政策~プルトニウム利用と原発輸出

長崎第3分科会 平和と核軍縮1―学習編―核拡散と日本の原子力政策~プルトニウム利用と原発輸出 昨日の記者会見で藤本泰成大会事務局長は、長崎の原爆がプルトニウム型であったため、六ヶ所村の再処理工場に反対するのだと表明したが、世界の常識では日本は核を所持しているという認識である。また、自民党の石破茂幹事長は以前、抑止力であると述べている。韓国も日本と北朝鮮との軍事的関係から、核燃料の再処理をさせろと主張している。 このように、非常に危険なプルトニウムの再利用は世界中からなくさなければならない。米国の9.11テロ(2001年)でプルトニウムが使われていたら。また、3.11の福島第一