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集会宣言/原発のない福島を!県民大集会

集会宣言 福島原発事故から3年が経過しました。この3年の月日は、福島県民のこうむった深い深い傷を、癒してくれたでしょうか。 事故の現場では、高濃度の放射能汚染水の漏洩が止まらず、汚染は地下に、そして一部は海へと、どんどん広がっています。事故はまさに現在も進行中なのです。この国家的非常事態は、東京電力任せではとうてい打開できません。政府が前面に出て、国の総力を挙げて対処することを求めます。 いま、避難している人の数はなお14万人にのぼり、県外避難者が5万人います。自主避難している住民も4万人以上。物質的・精神的に追い詰められている人が多くなっています。災害関連死は1,600人以上になり、ついに津

被災60周年 3.1ビキニ・デー全国集会を静岡で開催

       3月1日、静岡市の常磐公園で「被災60周年 3.1ビキニ・デー全国集会」が開かれ、地元や全国の代表者など300人が参加しました。これは、1954年3月1日にアメリカが太平洋・ビキニ環礁で水爆実験を行い、焼津市のマグロ漁船「第5福竜丸」などが被ばく。無線長の久保山愛吉さんが半年後に死亡するなど、大きな問題となりました。 原水爆禁止日本国民会議(平和フォーラム)は、原水禁静岡県会議、東海ブロック原水禁連絡会議とともに、毎年3月1日に静岡で全国集会を開き、核実験や核兵器、原発に反対し、全ての核開発を止めるように訴えています。今年は60周年の節目の年に当たることから、例年以上の取り組み

被災60周年3・1ビキニ・デー アピール

被災60周年3・1ビキニ・デー アピール 1954年3月1日、静岡県焼津港所属の第五福竜丸が被曝したビキニ環礁での核実験から60年。あの衝撃的な事件は、私たちにとってけっして過去の出来事ではありません。核被害の歴史はヒロシマ・ナガサキに始まって2011年3月11日の東京電力福島第一原発の大事故へと続き、いまも事故の収束の見通しさえ立たない中で、汚染水の問題、被曝労働の問題、住民の被曝と健康問題など被害が深刻化しています。 私たちは、これまで「核と人類は共存できない」として反核・平和、脱原発、ヒバクシャ連帯を訴えてきました。核の「軍事利用」はもとより「商業利用」についても問題とし、原子力施設の建

エネルギー基本計画政府案の撤回を求める(声明)

エネルギー基本計画政府案の撤回を求める(声明) 安倍政権は、現在「エネルギー基本計画」の政府案をまとめ、3月中には閣議決定しようとしています。今月24日に明らかになった政府案では、原発を「基盤となる重要なベース電源」と位置づける当初案に対して、原発推進の色合いが強いとする与党内での批判を受けて、原発推進のトーンを柔らげるとして「重要なベースロード電源」との専門用語に変更しました。しかし、その本質はこれまでの自民党政策同様、原発の利用を積極的に進めることに他なりません。また、原子力規制委員会の新規制基準で安全が確認された原発は、「再稼働を進める」と明記しています。福島第一原発事故がなかったかのよ

止めよう再処理!共同行動ニュース2/26号の記事から

破綻は明らか―エネルギー基本計画政府案の撤回を求める 原発推進より事故の収束と福島の復興が優先 2011年3月11日の福島原発事故から、早くも3年が過ぎようとしています。福島県内には14万人ともいわれる避難者が、故郷を奪われいまも苦しい生活を余儀なくされています。一方で安倍政権は、原発推進の「エネルギー基本計画」の政府案をまとめ、3月中に閣議決定しようとしています。 今月24日に明らかになった政府案では、これまでの原発を「基盤となる重要なベース電源」とするこれまでの「当初案」に対する与党内での批判を受けて、原発推進のトーンをやわらげようと、「重要なベースロード電源」と専門用語を交えて

2014年02月26日

子ども被災者支援法で請願署名提出 

 原水禁・平和フォーラムが昨年9月に呼びかけた「原発事故子ども・被災者支援法」施策の早期具体化などを求める請願署名は、963,167筆(2月14日現在)集め、2月17日政府に提出するとともに、請願内容について交渉を行いました。 昨年10月に閣議決定された「被災者生活支援等施策の推進に関する基本方針」を撤回し、被災者の立場に立った「基本方針」の策定を求めましたが、復興庁は「撤回は考えていない、施策毎に支援を行っていく」という従来通りの回答にとどまりました。 また薪の灰の処理や製材所から出る枝葉や樹皮の処分について、安全対策等をとるよう林野庁・環境庁に追加要請を行いました。【動画】子ども・被災者支

「伊方原発をとめる会」の省庁交渉

 原発稼働ゼロ状態が続くなか、現在7電力9原発16基が、新規制基準に基づく適合性審査を出しています。このうち四国電力の伊方原発3号機が、早ければ4月にも審査が終了し、夏前には再稼働になるのではないかと目されています。しかし原発の直下には活断層があり、浜岡原発と並んで「最も危険な原発」の一つと言われています。この伊方原発の適合審査に対して、伊方原発をとめる会は2月6日、原子力規制委員会に対して要請書を提出し、適合審査中の伊方原発3号機について最新の知見に基づく調査などを求めて、交渉を行いました。 交渉のなかで規制庁は、「四国電力が提出した申請書の評価の妥当性の検証が優先される」という回答に終始し

北海道からの上京団が「高レベル放射性廃棄物の地層処分」についての要請行動

           北海道平和運動フォーラムの代表団が2月3日、4日上京し、北海道・幌延町で研究している「高レベル放射性廃棄物の地層処分」について、経済産業省及び文部科学省と交渉するとともに、事業主体である日本原子力研究開発機構(旧核燃料サイクル開発機構)に対して申し入れを行いました。また、青森県の大間原発建設中止を求める要請も電源開発に申し入れしました。 安倍政権は最終処分地について「国が前面に立って最終処分にとりくむ」としており、従前の公募方式から転換する姿勢を示しています。また、幌延では

止めよう再処理!共同行動ニュース1/22号の記事から

失敗のツケを私たちに押し付けるな! 原発以上に危険な再処理工場 再処理事業を取り巻く環境は依然として厳しい 1月7日、日本原燃は青森県六ヶ所村の核燃料再処理工場に対する新規制基準(2013年12月18日施行)への適合性を確認する安全審査を原子力規制委員会に申請をしました。再処理工場は、国や電力会社が進める核燃料サイクルの要を担う施設。しかし、再処理して取り出すプルトニウムの利用は見通しが不透明で、再処理後に残る高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)の最終処分場も決まっていません。重要課題は未解決のままで、再処理事業を取り巻く環境は依然として厳しい状況にあります。 現行のエネルギー政策で

2014年01月22日