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原水禁世界大会・広島大会のまとめ集会 「核も戦争もない世界を」
2014年08月06日
米国による原爆投下から69年目となる8月6日、原水禁世界大会・広島大会は「まとめ集会」を開き、「核も戦争もない平和な21世紀を」と、ヒロシマアピールを採択するとともに、「集団的自衛権行使容認に反対する特別決議」も行いました。
600人の参加者が犠牲者へ黙とうを行った後、川野浩一・大会実行委員長は「今年の大会は核廃絶とともに、平和の危機が強調された。再び戦争につながる道を歩むのか岐路に立たされている。もう一度、広島、長崎、沖縄に学び、平和憲法を守る取り組みを進めよう」と呼びかけました。
高校生などが企画運営した「メッセージfromヒロシマ」実行委員が、昨日の模様を報告。子どもたちの平和へのアピールや今後の活動への決意が述べられました。大会に参加した海外ゲストを代表して、アメリカのカーネギー国際平和財団研究員のジェイムズ・アクトンさんは「世界的に核の脅威が高まっている。広島・長崎の被爆者をはじめ、日本人が核の恐怖を世界に訴えることが重要だ」と強調しました。
特別報告として、鹿児島・川内原発の再稼働の問題について、鹿児島県護憲平和フォーラムの菖谷眞一副議長が「7月の原子力規制委員会の審査結果を受けて、10月にも県議会で再稼働が決められる危険性がある。しかし、避難計画は実効性がなく、県民に反対の声が高まっている」と、阻止に向けた決意が表明されました。
また、沖縄・辺野古新基地建設阻止の闘いについて、沖縄平和運動センターの岸本喬事務局次長が報告。「昨年12月に仲井真知事が埋め立てを承認し、7月1日から工事が着工された。現地では連日、座り込みを行い、抗議を続けている。軍靴の足音が沖縄で闊歩している。しかし、県民の圧倒的多くが反対している。阻止運動に連帯を」と訴えました。
ヒロシマ大会のまとめを、藤本泰成・大会事務局長が行い、原発再稼働やプルトニウム政策推進に強く反対するとともに、安倍政権の戦争をする国への暴走を止めよう、などと提起がありました。事務局長のまとめはこちら
「集団的自衛権行使容認に反対する特別決議」と「ヒロシマアピール」を全員で採択し、最後に「原爆を許すまじ」を合唱し、長崎大会につなげていくことを確認して、まとめ集会を終えました。
「ヒロシマアピール」はこちら
「集団的自衛権行使容認に反対する特別決議」はこちら