新着情報
核兵器禁止条約(TPNW)が発効されて4年が経過しました。この間に3回開催されたTPNW締約国会議では、TPNWが核不拡散条約(NPT)を否定するものではなく、むしろ補完する条約であることが繰り返し確認されています。NPT第6条に「核兵器の軍縮を含め、軍縮を促進するために誠実に交渉すること」とあるように、NPTに参加する190か国がそのことを確実に進めていくことを前提としているからです。 いっぽう国際社会では、ロシア・ウクライナ戦争や、パレスチナ・ガザ地区でのイスラエルによる攻撃によって、多くの市民が戦争の犠牲となっています。なかなか停戦が実現しないなかで、核兵器使用も選択肢に入
一人ひとりの行動から核も戦争もない世界をつくりだそう 「被爆80周年原水爆禁止世界大会・長崎大会」が閉会
8月9日、「被爆80周年原水爆禁止世界大会・長崎大会」閉会総会が長崎県立総合体育館アリーナで開催されました。猛烈な降雨のなかでしたが、約870人の参加がありました。 米村豊・現地実行委員長から主催者あいさつ。核使用の危機が高まる世界情勢を踏まえつつ、「核抑止」の虚構性を指摘。核廃絶に向けともにがんばる決意を表明しました。 続いて谷雅志・事務局長が3日間にわたる長崎大会全体についての総括を報告しました(本記事下部に掲載)。 第28代高校生平和大使と高校生1万人署名活動のメンバーが登壇。8月下旬からのジュネーブ派遣を予定するメンバーをはじめ、それぞ
2025年08月10日
「被爆80周年原水爆禁止世界大会・長崎大会」2日目 分科会・ひろば・フィールドワークを開催
8月8日、「被爆80周年原水爆禁止世界大会・長崎大会」2日目は6つの「分科会」のほか、「ひろば」、「フィールドワーク」を行いました。 高校生・若者のイベント「ピース・ブリッジ 2025 inながさき」も開催され、全国から集まった高校生からの活動報告、海外派遣報告、ディスカッション、被爆証言のビデオ視聴などを行い、学びを深めました。また、平和宣言を採択しました(本記事下部に全文掲載)。 8月9日の長崎大会閉会総会と平和行進をもって、本年の「被爆80周年原水爆禁止世界大会」の全日程を終える予定です。 以下は分科会のアーカイブ動画です。 第1分科会
2025年08月09日
8月7日、長崎市・ブリックホールで「被爆80周年原水爆禁止世界大会・長崎大会」開会行事が行われました。悪天候で飛行機や鉄道の遅延などもありましたが、約1000人が参加しました。 広島大会に続き、会場ロビーに丸木位里・俊夫妻の「原爆の図第1部『幽霊』」のレプリカが特別展示されました。 冒頭、高校生平和大使OPで現在大学生の皆さんによるトークセッションが行われました。自らの活動経験を踏まえつつ、核廃絶と平和の実現に向けた思いを率直に語り合いながら、これからの活動の展望を共有しました。 司会の三藤理絵さん(大会実行委員)の呼びかけで、広島・長崎をはじめとする
2025年08月08日
国際シンポジウムとまとめ集会を開催 「被爆80周年原水爆禁止世界大会・広島大会」3日目
8月6日、広島市・県民文化センターで「被爆80周年原水爆禁止世界大会・広島大会」国際シンポジウムとまとめ集会を開催し、約550人が参加しました。 本年の国際シンポジウムは「被爆80年 核兵器廃絶に向けた歩み」をテーマに、 リリー・ドラグネフさん(アメリカ・ピースアクション)、イ・ヨンアさん(韓国・参与連帯)、秋葉忠利さん(原水禁顧問、元広島市長)がパネリストとして参加〔コーディネーター:染裕之(共同議長)〕。なお、参加予定で残念ながら出席できなかったイギリス・核軍縮キャンペーン(CND)からはビデオメッセージが寄せられました。被爆80年にあたり、ここまで積み重ねてきた運動
2025年08月07日
「被爆80周年原水爆禁止世界大会・広島大会」2日目 分科会・ひろば・フィールドワーク・子ども企画を開催
「被爆80周年原水爆禁止世界大会・広島大会」は2日目となる8月5日、6つの「分科会」のほか「ひろば」や「フィールドワーク」を実施しました。 各分科会では講師からの提起や各地からの報告を受け、活発な議論が行われました。とりわけ、初参加者からも積極的な発言がありました。フィールドワークでは戦争遺跡「大久野島」「安野発電所」を訪問し、戦争の実相の一端に触れることができました。 本大会には多くの子どもたちも参加しています。原爆供養塔前での慰霊祭、平和公園の碑めぐり、「被爆電車」乗車や被爆証言を聞く会などが行われました。 午後には大学生や高校生が中心となって企画・運営するワーク
2025年08月06日
8月4日、「被爆80周年原水爆禁止世界大会・広島大会」開会総会が広島市・グリーンアリーナで行われ、約2200人が参加しました。 開会総会の前段には、平和記念公園から開会総会会場に向けた「折鶴平和行進」が行われ、広島市街を行進した各地からの参加者が続々と会場へと参集しました。 今回は会場ロビーに丸木位里・俊夫妻の「原爆の図第1部『幽霊』」、ノーベル平和賞メダル(いずれもレプリカ)が展示され、参加者が興味深く鑑賞する姿が見受けられました。 本総会の司会は新藤莉々依さん(高校生1万人署名活動OP)が務めました。はじめに、参加者全員で広島・長崎、そしてすべ
2025年08月08日
8月4日、「被爆80周年原水爆禁止世界大会・広島大会」開会総会が広島市・グリーンアリーナで行われ、約2200人が参加しました。 開会総会の前段には、平和記念公園から開会総会会場に向けた「折鶴平和行進」が行われ、広島市街を行進した各地からの参加者が続々と会場へと参集しました。 今回は会場ロビーに丸木位里・俊夫妻の「原爆の図第1部『幽霊』」、ノーベル平和賞メダル(いずれもレプリカ)が展示され、参加者が興味深く鑑賞する姿が見受けられました。 本総会の司会は新藤莉々依さん(高校生1万人署名活動OP)が務めました。はじめに、参加者全員で広島・長崎、そしてすべ
2025年08月05日
原発事故被害者の切り捨てを許さない!人権と補償の確立を!「被爆80周年原水爆禁止世界大会・福島大会」に約600人
7月26日、福島県福島市の「パルセいいざか」において、「被爆80周年原水爆禁止世界大会・福島大会」が開催され、約600人が参加しました。福島原発事故の収拾も未だならず、原発事故被害者への生活保障もないままに強行されている原発回帰を許さず、あらためて国と東京電力の責任を問うとともに、被害者の人権と補償の確立を求めていくことを確認しました。 吉井佳音さん(第23代高校生平和大使)、橋本花帆さん(第24代高校生平和大使)が司会を務めました。はじめに、開会にあたって東日本大震災の犠牲となったすべての方に対し黙とうを行いました。 染裕之・大会共同実行委員長と、現地実行委員会を
2025年07月28日
共同アピール「被爆80年を迎えるにあたって ヒロシマ・ナガサキを受け継ぎ、広げる国民的なとりくみをよびかけます」
原水禁は7月23日、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)・原水爆禁止日本協議会(日本原水協)とともに記者会見を行い、以下の共同アピールを発表しましたので、お知らせします。 被爆80年を迎えるにあたって ヒロシマ・ナガサキを受け継ぎ、広げる 国民的なとりくみをよびかけます 1945年8月6日広島・8月9日長崎。アメリカが人類史上初めて投下した原子爆弾は、一瞬にして多くの尊い命を奪い、生活、文化、環境を含めたすべてを破壊しつくしました。そして、今日まで様々な被害に苦しむ被爆者を生み出しました。このような惨劇を世界のいかなる地にもくりかえさせぬために、そして、核兵器廃絶を実現するために、