新着情報

核燃サイクルに終止符を!! 「さようなら『もんじゅ』 さようなら核燃サイクル 東京集会」

 12月8日(木)、東京・日比谷野外大音楽堂で「さようなら『もんじゅ』 さようなら核燃サイクル 東京集会」が開催され、およそ900人が参加しました。  集会の冒頭で、「さようなら原発1000万人アクション」呼びかけ人の鎌田慧さんは、「日本の原発政策はもはや破綻だらけ。今日の集会では全ての核燃料サイクルはお終いだと宣言し、来年以降の再稼働を止めていく運動を強化していこう」と呼びかけました。 続いて壇上に上がった宮下正一さん(「原子力発電に反対する福井県民会議」事務局長)は「『もんじゅ』の廃炉が正式に決まれば、それは日本中の仲間のおかげだ。確かに廃炉が決定してもすぐになくなるわけではない

「高速炉開発計画の方針」の撤回を求める声明

「高速炉開発計画の方針」の撤回を求める声明 原水爆禁止日本国民会議 議長 川野浩一    11月30日、日本政府は、第3回高速炉開発会議において、「エネルギー基本計画に基づいて、核燃料サイクルを推進するとともに、高速炉の研究開発に取り組むとの方針を堅持する」とした「高速炉開発計画の方針」の骨子(案)を発表した。高速増殖原型炉「もんじゅ」の廃炉決定にともなっての今回の核燃料サイクル計画の継続には、強い失望を禁じ得ない。    原水禁は、原子力資料情報室・原子力発電に反対する福井県民会議と協力し、今年5月9日に、「もんじゅ」は廃炉しかない

原子力規制委員会の美浜原発3号機の運転延長認可に対する抗議声明

原子力規制委員会の美浜原発3号機の運転延長認可に対する抗議声明    原子力規制委員会(田中俊一委員長)は、今月16日、運転開始からまもなく40年が経過する関西電力・美浜原発3号機の運転延長を認可しました。先の関西電力・高浜原発1、2号機に続くもので、老朽化した原発のさらなる運転延長は、多くの専門家が指摘するように安全面からも問題が多く、市民社会の多数が求める脱原発の願いも蔑ろにするものです。    「40年ルール」は、旧民主党政権下において与野党で合意した、原発稼働を「原則40年」とするもので、延長はもともと「極めて例外」として位置

日印原子力協定署名に対する抗議声明

日印原子力協定署名に対する抗議声明 2016年11月12日 原水爆禁止日本国民会議 議長 川野浩一    11月11日、安倍晋三首相とインドのモディ首相は、日本からインドに原発輸出を可能にする「日印原子力協定」に署名した。原水禁は、核軍縮・核不拡散および原子力エネルギー政策の観点から、強く反対し、抗議する。    インドは、核不拡散条約(NPT)に加盟せず、核兵器を開発・保有してきた。「核兵器の先制不使用」に関しても、パリカル国防省は「縛られない」と発言している。核実験を行い、世界の趨勢である核不拡散に賛同しない国と、唯一の戦争被爆国

国連総会第1委員会での「核兵器禁止条約」の交渉開始決議案への反対に強く抗議します

国連総会第1委員会での「核兵器禁止条約」の交渉開始決議案への反対に強く抗議します    国連総会第1委員会において、非核兵器保有国30ヵ国以上が提案した「核兵器を禁止しそれらの全面的廃棄に導くため『核兵器禁止条約』の早期締結をめざして2017 年から交渉を開始するという決議案」が採択されました。「決議案」は、「核兵器廃絶に向けた法規定を協議する国連総会の作業部会」の報告書を踏まえたもので、投票結果は賛成123、反対38、棄権16でした。原水爆禁止日本国民会議は、核軍縮に向けた確実な一歩であると決議採択を評価し、歓迎します。しかし、あろうことか日本は、「安全保障での

さようなら原発 さようなら戦争 大集会 雨の中9500人参加

福島原発事故から5年半が経過、さらに安倍政権による戦争法強行採決から1年となった9月22日、東京・代々木公園で「さようなら原発 さようなら戦争 大集会」が開かれました。朝から激しい雨が降りしきる中を9500人の市民が集まり、原発再稼働や核燃料サイクルの推進、戦争法の具体化をめざす安倍政権と対峙し、運動を広げようと決意を固めました。 福島の現地や避難者の現状などの報告を中心とした第1部のステージでは、福島県飯舘村の酪農家・長谷川健一さんが原発事故で一変した暮らしを語り、郡山市議会議員の蛇石郁子さんや、「避難の権利を求める全国避難者の会」共同代表の中手聖一さんも政府の対応に怒りを滲ませま

朝鮮民主主義人民共和国の「核弾頭の爆発実験」に 強く抗議するとともに、国際的対話を求める(声明)

 朝鮮民主主義人民共和国の「核弾頭の爆発実験」に強く抗議するとともに、国際的対話を求める(声明)   本日(9月9日)、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が「北部の核実験場で新しく研究・製作された核弾頭の威力を判定するための核爆発実験」を実施したと朝鮮中央テレビが報じました。2006年10月9日の最初の核実験から数えて5回目となる核実験で、東北アジア地域の緊張をさらに高め、世界平和の脅威となるもので決して許されるものではありません。  原水爆禁止日本国民会議(原水禁)は、ヒロシマ・ナガサキの悲惨な現実と向き合い、核兵器廃絶のとりくみをすすめてきたものとして

伊方原発3号機の再稼働に強く抗議する声明

伊方原発3号機の再稼働に強く抗議する(声明) 原水爆禁止日本国民会議 議長 川野浩一    本日(8月12日)、四国電力は、多くの県民が事故への不安を抱く中で、伊方原発3号機(愛媛県)の再稼働を強行した。原水禁は、危険な再稼働に強く抗議し、一刻も早く運転を中止し廃炉に向けた決断を強く求める。    再稼働に「安全」のお墨付きを与えた原子力規制委員会、民意を問うこともなく安易に再稼働を許容した地元愛媛県知事、再稼働を政権運営の柱とする安倍政権に対しても強く抗議する。    伊方原発の再稼働については、先の参

被爆71周年原水爆禁止世界大会/大会宣言

1945年8月6日、9日の広島・長崎への原爆投下から71年。原爆は、多くの人の命や暮らし、家族や友人、夢や希望を奪いました。生き残った被爆者も辛苦の中で戦後を生き抜きました。被爆者は「核戦争を起こすな、核兵器をなくせ」「ふたたび被爆者をつくるな」と訴え続けてきました。しかし、その願いもむなしく「ビキニ核実験での被爆-JCO臨界事故-福島原発事故」と、核による被害は続きました。もうこれ以上「核」の惨事を繰り返してはならないと、私たちは強く訴えます。 原水禁運動は、被爆体験をもとに、核廃絶とともに「命の尊厳」を訴えてきました。 その「命の尊厳」を脅かす核兵器は、いまも1万5千発以上も存在してい