新着情報

原水禁・連合・核禁会議の1000万署名を国連に提出

 5月2日、世界各国から核兵器廃絶を訴える市民が1万人以上結集しニューヨーク市内をパレードした後、国連本部前でNPT再検討会議議長のカバクチュランさん(フィリピン)に原水禁・連合・核禁会議の三団体が取り組んだ核兵器廃絶1000万署名で集めた日本国内分の6,660,569筆を直接手渡しました。(写真)。この署名は昨年5月から取り組まれ、今年4月16日には、首相官邸で鳩山由紀夫首相に直接手渡し、日本が核兵器廃絶へのリーダーシップをとるよう強く要請したところです。それに続き三団体として国連への提出・要請となりました。提出には、原水禁から川野浩一議長、連合からは古賀伸明会長が立ち会い、議長に経過の報告

NPT再検討会議代表団派遣 ニューヨーク行動(2)

 原水禁派遣団は、5月3日の開会以降、ニューヨークに於いて以下の取り組みを行いました。 5月3日午前中は、国連本会議を傍聴し、潘基文(バンギムン)国連事務総長や天野之弥国際原子力機関(IAEA)事務局長などの冒頭の演説を傍聴しました。午後には、原水禁、連合、核禁会議の3団体の代表(原水禁からは川野浩一議長、藤本泰成事務局長、井上年弘事務局次長が出席)が、福山哲郎外務副大臣、須田明夫国連軍縮大使との面談と要請を行いました。特に、今回のNPT再検討会議で核軍縮への具体的な取り組みを、日本が積極的にリーダーシップを発揮し世界をリードするよう要請しました。さらに日本の姿勢を見せるためにも鳩山由紀夫首相

2010年05月06日

NPT再検討会議代表団派遣 ニューヨーク行動

※5月3日に開幕した核拡散防止条約(NPT)再検討会議に合わせて、原水禁は6日までの日程で、25人の派遣団を開催地のニューヨーク(NY)へ送りました。以下、派遣団メンバーからの現地リポートです。 日本で聞いていた情報では、「ニューヨーク(NY)は寒い」ということでしたが、2日のNYは、最高気温29度。しかも、遮るもののない晴天。私たち原水禁の派遣団25人は、総会入場のために必要なパス(ID)を発効、取得するために、朝8時30分から11時まで炎天下に並び、その後ピースアクションなどが主催する集会とパレードに参加しました。 タイムズスクエアを中心に7th Av(7番街)に、アメリカのバーモント州か

2010年05月06日

高速増殖原型炉もんじゅ再稼働にあたっての声明

 4月26日、西川一誠福井県知事と川端達夫文部科学相、直嶋正行経済産業相との3者協議で、地域振興策と引き換えに運転再開の実質的合意がされました。その夜、またもナトリウム漏えい検出器のトラブルが発生しました。同種のトラブルは、改造工事後にも頻発しており、工事の信頼性に大きな疑問がわくのも当然の事態です。しかしながら、28日、福井県、敦賀市はもんじゅ運転再開を承認しました。原水禁は再稼働にあたって声明を出しました。  高速増殖原型炉もんじゅ再稼働にあたっての原水禁声明  高速増殖炉計画は、使用した核燃料以上にプルトニウムを生産することが出来るとされ、長期的なエネルギー

ネバダ核実験場を訪問―越えねばならない壁、日本は何を訴えるか

 核不拡散条約(NPT)再検討会議への原水禁代表派遣団25人は、会議が開催されるニューヨークへ入る直前の4月30日、Nevada Test Site(ネバダ核実験場)を見学しました。時差ボケにもめげず、早朝7時にホテルのロビーに集合した代表団は、バスで数分のThe Atomic Testing Museum(核実験博物館)に向かいました。サイトへ入るためのIDを取得し、案内人と共に専用のバスに乗り換え、核実験場へ向かいました。 砂漠の中に、こつ然と現れる人工都市・ラスベガスの喧噪を後にして、バスは65マイル(約100km)離れた核実験場の入り口のマーキュリーまで、左右全く同じ風景の広漠とした砂

鳩山首相が沖縄県知事、名護市長と会談し辺野古沖にくい打ち桟橋(QIP)方式を軸とした代替施設案を提示

 鳩山由紀夫首相が沖縄県を訪問し仲井真弘多知事、稲嶺進名護市長らと会談し、普天間基地を沖縄キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)埋め立てを一部修正して、辺野古沖にくい打ち桟橋(QIP)方式を軸とした代替施設案を提示。同時に徳之島へのヘリコプター部隊移設か、一部訓練の移転も目指す意向を表明。沖縄県知事、名護市長共に反対を表明。