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ビデオ報告 2011原水爆禁止世界大会・長崎大会第2日目

8月8日、長崎市内で「被爆66周年原水禁世界大会」長崎大会の第2日目が開催され、「脱原子力」「平和と核軍縮」「ヒバクシャ」をテーマとする分科会やフィールドワークなどが行われました。 大会2日目の模様をビデオにまとめました。(約7分)

【66大会・報告】長崎第8分科会/見て・聞いて・学ぼう"ナガサキ"-入門編-証言と映像による被爆の実相と平和運動交流-

この分科会の参加者は180人、初参加者はほとんどの人、2回目11人、3回目以上10人、でした。 また、北海道B4人、東北B2人、関東B16人、東海・北陸B15人、近畿8人、中国・四国B12人、九州B50人でした。 ビデオ上映 君たちはゲンバクを見たか  原爆投下で一瞬にして約20万人が死んだ。原爆の恐ろしさ、悲惨さがわかり、投下後も苦しみながら生きてきた。戦後66年たっても被害は続いている。ゲンバクを語り後世に引き継いで原爆を無くしていくことが重要です。 講演  山川 剛(たけし)さん(長崎県原爆被爆教職員の会) 広島の原爆はウランで、長崎の原爆はプルトニュウム。 原爆は投

【66大会・報告】長崎第7分科会/ヒバクシャ3(交流・討論編)「被爆二世・三世問題の現状と課題」

参加者人数:31名 討論の要点と特徴  はじめに、被爆2世組織の方から現状について報告があり、「被爆2世についての法的な定義が存在しない厳しい条件の中で組織化を図ってきた」ということが出されました。そして「被爆2世」が抱える問題として、「被爆2世の健康問題」「原爆放射能による遺伝的影響」「被爆者の子としての差別」などがありますが、この間、国は「遺伝的影響はない」という立場を貫いており、また「親としての責任」という観点から、被爆1世にも精神的負担が強いられている現状も明らかにされました。また、国に対して調査・責任追及を行っていく為には、個人ではなく「組織化」していく事の必要性も叫ばれまし

【66大会・報告】長崎第6分科会/ヒバクシャ2 学習編「日本の戦争責任と在外被爆者問題を考える」

第6分科会は約30人の参加でほぼ船員が初参加でした。そのうち7人が原水禁世界大会に参加自体が初めてでした。 最初に在外被爆者のカク・キフンさんから報告がありました。カクさんは原水禁の分科会にこれまで何度も報告されていますが、今回は初めて日本に来た経緯をお話しました。カクさんは1944年、韓国(植民地下の)の師範学校に通っていましたが、突如、軍に招集されました。カクさんは日本語ができ成績も優秀だったため、幹部候補生となり従軍しました。そして、1945年8月6日、被爆しました。カクさんは「無我夢中で走り、防空壕に入ったら、背中が熱いことに気付いた。背中の服が燃えており、後頭部から背中が火傷し

【66大会・報告】長崎第5分科会/ヒバクシャ1―学習編「ヒバクシャ問題の解決をめざして

参加者は、約130人 内初参加者50人ほどの参加で開催。(被爆者の方も多数)。 フォトジャーナリストの豊崎博光さんからは、「70年代後半から、原爆だけではなくすべての核被害、ウラン採掘段階からのヒバクを取り上げて原水禁は、核と人類は共存できないと言ってきた。」とし、「核実験による放射能汚染が世界に広がってきたし、チェルノブイリの原発事故も同様、今回の福島第一原発の事故でも、世界に広がっている。」ことを資料を基に説明いただいた。 その上で、「核兵器を無くすだけではヒバクはなくならない。」「平和利用といってもウラン採掘段階からヒバクをするのであり、原子力を止めるべき。」と強調された。

【66大会・報告】長崎第4分科会/平和と核軍縮2(交流・討論編)~東北アジアの非核化と日本の安全保障政策

「平和と核軍縮2(交流・討論編)~東北アジアの非核化と日本の安全保障政策」は長崎新聞文化ホール3階「珊瑚の間」において、参加者60人、内初参加者は15人で開催された。 この分科会では、3.11東日本大震災における、10万人以上の自衛隊員投入の背景や米軍“トモダチ作戦”について検証を行うとともに、「新防衛計画大綱」「米軍再編計画」と震災出動との関係について討論を行う場として設定された。 二人の講師からは、北東アジア非核化に向けた世界の情勢や、震災をも糧にして深化する日米軍事同盟などについて提起が行われた。 また、特別報告として沖縄から普天間基地・辺野古新基地建設・高江ヘリパット基地建設

【66大会・報告】長崎第3分科会/平和と核軍縮1-学習編-「核兵器なき世界」への課題と展望

参加者数 76名  初参加者 20名 講師の川崎哲さん(ピースボート共同代表)、が分科会のメーンテーマである「核兵器のない世界」への課題と展望について提起を行った。この中で、核問題について「核兵器」と「原子力」に分けられるが、同じ核燃料サイクルの中で「核兵器」も「原子力」も造られるので根っこは同じであると説明し、福島第一原発の事故も核の問題を考える上では同一であることを明らかにした。 また、核拡散防止条約(NPT)でも核の役割を限定できず、原発ビジネスが拡大しており、日本も原子力を海外に売って国益をあげる政策をとっていると、NPTの現状や問題点を浮き彫りにした。そして、NPTを補完

【66大会・報告】長崎第2分科会/脱原子力2-交流・討論編-温暖化と脱原発にむけたエネルギー政策

・参加者人数:100人 ・初参加者人数:20人 第2分科会は、大会基調の脱原発の課題について議論を深め、「さようなら原発1000万人署名」や「9.19さようなら原発集会」の取り組みにつなげていく事を基本的な目的として開会した。 冒頭、原子力情報資料室共同代表の西尾漠さんから、原水禁エネルギー・プロジェクトの提言「持続可能で平和な社会をめざして」について報告をうけた。西尾さんからは「まずは省エネや発電効率の改善などでエネルギーの消費を小さくすることが必要。あわせて自然エネルギーの普及を促進することにより、持続可能で平和なエネルギーを確保することは十分に可能となる」といった提起がされ

【66大会・報告】長崎第1分科会/脱原発1 学習編 「福島原発事故と脱原発社会の選択」

本分科会は、核廃絶を願い、フクシマで苦しむ人々や世界のヒバクシャと連帯し、「核と人類は共存できない」という思いを再度強くするために、今世界大会で避けて通れない、「フクシマ」の問題を共有するために設置され、予定の500名、ほぼ満席となる仲間の皆さんが結集し、提言に耳を傾け、熱心に討論が展開された。 伴英幸さん  全国の原発の稼動状況や福島原発事故の実態や背景をパワーポイントを使ってわかりやすく説明した。 放射能汚染が、本来なら120万人非難すべき広範囲に尾トンでいることを指摘し、収束には長期間かかることや被ばく労働者の厳しい状況があるが、第二のフクシマを起こさないために、脱原発を強力にすす