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【66大会・報告】長崎第5分科会/ヒバクシャ1―学習編「ヒバクシャ問題の解決をめざして

参加者は、約130人 内初参加者50人ほどの参加で開催。(被爆者の方も多数)。 フォトジャーナリストの豊崎博光さんからは、「70年代後半から、原爆だけではなくすべての核被害、ウラン採掘段階からのヒバクを取り上げて原水禁は、核と人類は共存できないと言ってきた。」とし、「核実験による放射能汚染が世界に広がってきたし、チェルノブイリの原発事故も同様、今回の福島第一原発の事故でも、世界に広がっている。」ことを資料を基に説明いただいた。 その上で、「核兵器を無くすだけではヒバクはなくならない。」「平和利用といってもウラン採掘段階からヒバクをするのであり、原子力を止めるべき。」と強調された。

【66大会・報告】長崎第4分科会/平和と核軍縮2(交流・討論編)~東北アジアの非核化と日本の安全保障政策

「平和と核軍縮2(交流・討論編)~東北アジアの非核化と日本の安全保障政策」は長崎新聞文化ホール3階「珊瑚の間」において、参加者60人、内初参加者は15人で開催された。 この分科会では、3.11東日本大震災における、10万人以上の自衛隊員投入の背景や米軍“トモダチ作戦”について検証を行うとともに、「新防衛計画大綱」「米軍再編計画」と震災出動との関係について討論を行う場として設定された。 二人の講師からは、北東アジア非核化に向けた世界の情勢や、震災をも糧にして深化する日米軍事同盟などについて提起が行われた。 また、特別報告として沖縄から普天間基地・辺野古新基地建設・高江ヘリパット基地建設

【66大会・報告】長崎第3分科会/平和と核軍縮1-学習編-「核兵器なき世界」への課題と展望

参加者数 76名  初参加者 20名 講師の川崎哲さん(ピースボート共同代表)、が分科会のメーンテーマである「核兵器のない世界」への課題と展望について提起を行った。この中で、核問題について「核兵器」と「原子力」に分けられるが、同じ核燃料サイクルの中で「核兵器」も「原子力」も造られるので根っこは同じであると説明し、福島第一原発の事故も核の問題を考える上では同一であることを明らかにした。 また、核拡散防止条約(NPT)でも核の役割を限定できず、原発ビジネスが拡大しており、日本も原子力を海外に売って国益をあげる政策をとっていると、NPTの現状や問題点を浮き彫りにした。そして、NPTを補完

【66大会・報告】長崎第2分科会/脱原子力2-交流・討論編-温暖化と脱原発にむけたエネルギー政策

・参加者人数:100人 ・初参加者人数:20人 第2分科会は、大会基調の脱原発の課題について議論を深め、「さようなら原発1000万人署名」や「9.19さようなら原発集会」の取り組みにつなげていく事を基本的な目的として開会した。 冒頭、原子力情報資料室共同代表の西尾漠さんから、原水禁エネルギー・プロジェクトの提言「持続可能で平和な社会をめざして」について報告をうけた。西尾さんからは「まずは省エネや発電効率の改善などでエネルギーの消費を小さくすることが必要。あわせて自然エネルギーの普及を促進することにより、持続可能で平和なエネルギーを確保することは十分に可能となる」といった提起がされ

【66大会・報告】長崎第1分科会/脱原発1 学習編 「福島原発事故と脱原発社会の選択」

本分科会は、核廃絶を願い、フクシマで苦しむ人々や世界のヒバクシャと連帯し、「核と人類は共存できない」という思いを再度強くするために、今世界大会で避けて通れない、「フクシマ」の問題を共有するために設置され、予定の500名、ほぼ満席となる仲間の皆さんが結集し、提言に耳を傾け、熱心に討論が展開された。 伴英幸さん  全国の原発の稼動状況や福島原発事故の実態や背景をパワーポイントを使ってわかりやすく説明した。 放射能汚染が、本来なら120万人非難すべき広範囲に尾トンでいることを指摘し、収束には長期間かかることや被ばく労働者の厳しい状況があるが、第二のフクシマを起こさないために、脱原発を強力にすす

被爆66周年原水禁世界大会「核兵器廃絶2011平和ナガサキ大会」開催される

連合、核禁会議、原水禁三団体による「核兵器廃絶2011平和ナガサキ大会」が長崎市の県立総合体育館で開催され、約4500人が参加しました。原水禁ではそれに先立ち、「さようなら原発1000万人アクション」の行動として、「ノーモア・ナガサキ!ノーモア・フクシマ!」集会とデモを開催し、爆心地公園から県立総合体育館までの道のりを、「核も原発もいらない」「福島の子どもたちを守れ」などと訴えながら歩きました。 ●ナガサキからの平和アピール/核兵器廃絶2011平和ナガサキ大会

ナガサキからの平和アピール/核兵器廃絶2011平和ナガサキ大会

一瞬にして、7万4千人余が息縫え、7万5千人余が傷ついた、原子爆弾が長崎に投下され今年で66年を迎える。かろうじて生き残った人々も、今もなお放射線障害に苦しんでいる。今日、核兵器は未だに世界に約2万1千発も存在し、人類は、核兵器の脅威にさらされ続けている。 また、今年3月に発生した、東日本大震災の地震と津波により、福島第一原子力発電所において、爆発および放射性物質の漏えいが発生した。福島の原子力発電所の事故については、一日も早い収束と、徹底した事故原因の究明の中で、国民の信頼回復につとめていかなければならない。 昨年のNPT再検討会議で、核軍縮、不拡散につながる具体的行動計画を盛り