新着情報
2025年は被爆から80年を迎えます。80年前の8月6日広島、8月9日長崎で、それぞれ投下された原子爆弾により多くの命が奪われました。加えて、今日を迎えてもなお、その被害に苦しめられている被爆者がいます。被爆の遺伝的影響を含めて、今後いつまで続くかも見通すことができない被害の実態は、長い年月を経てもなお、原爆がいかに「非人道的」な兵器であったかを私たちに知らしめ続けています。 原水禁はこれまで、被爆の実相を原点に「核も戦争もない社会」を実現するために、それぞれの地域での運動を展開し、夏の原水禁世界大会を開催しながらそのおもいを共有してきました。いまだ核廃絶社会が実現できずにいる現状に忸怩
2025年06月12日
核兵器禁止条約(TPNW)が発効されて4年が経過しました。この間に3回開催されたTPNW締約国会議では、TPNWが核不拡散条約(NPT)を否定するものではなく、むしろ補完する条約であることが繰り返し確認されています。NPT第6条に「核兵器の軍縮を含め、軍縮を促進するために誠実に交渉すること」とあるように、NPTに参加する190か国がそのことを確実に進めていくことを前提としているからです。 いっぽう国際社会では、ロシア・ウクライナ戦争や、パレスチナ・ガザ地区でのイスラエルによる攻撃によって、多くの市民が戦争の犠牲となっています。なかなか停戦が実現しないなかで、核兵器使用も選択肢に入
国際シンポジウムとまとめ集会を開催 「被爆80周年原水爆禁止世界大会・広島大会」3日目
8月6日、広島市・県民文化センターで「被爆80周年原水爆禁止世界大会・広島大会」国際シンポジウムとまとめ集会を開催し、約550人が参加しました。 本年の国際シンポジウムは「被爆80年 核兵器廃絶に向けた歩み」をテーマに、 リリー・ドラグネフさん(アメリカ・ピースアクション)、イ・ヨンアさん(韓国・参与連帯)、秋葉忠利さん(原水禁顧問、元広島市長)がパネリストとして参加〔コーディネーター:染裕之(共同議長)〕。なお、参加予定で残念ながら出席できなかったイギリス・核軍縮キャンペーン(CND)からはビデオメッセージが寄せられました。被爆80年にあたり、ここまで積み重ねてきた運動
2025年08月07日
「被爆80周年原水爆禁止世界大会・広島大会」2日目 分科会・ひろば・フィールドワーク・子ども企画を開催
「被爆80周年原水爆禁止世界大会・広島大会」は2日目となる8月5日、6つの「分科会」のほか「ひろば」や「フィールドワーク」を実施しました。 各分科会では講師からの提起や各地からの報告を受け、活発な議論が行われました。とりわけ、初参加者からも積極的な発言がありました。フィールドワークでは戦争遺跡「大久野島」「安野発電所」を訪問し、戦争の実相の一端に触れることができました。 本大会には多くの子どもたちも参加しています。原爆供養塔前での慰霊祭、平和公園の碑めぐり、「被爆電車」乗車や被爆証言を聞く会などが行われました。 午後には大学生や高校生が中心となって企画・運営するワーク
2025年08月06日
8月4日、「被爆80周年原水爆禁止世界大会・広島大会」開会総会が広島市・グリーンアリーナで行われ、約2200人が参加しました。 開会総会の前段には、平和記念公園から開会総会会場に向けた「折鶴平和行進」が行われ、広島市街を行進した各地からの参加者が続々と会場へと参集しました。 今回は会場ロビーに丸木位里・俊夫妻の「原爆の図第1部『幽霊』」、ノーベル平和賞メダル(いずれもレプリカ)が展示され、参加者が興味深く鑑賞する姿が見受けられました。 本総会の司会は新藤莉々依さん(高校生1万人署名活動OP)が務めました。はじめに、参加者全員で広島・長崎、そしてすべ
2025年08月05日
原発事故被害者の切り捨てを許さない!人権と補償の確立を!「被爆80周年原水爆禁止世界大会・福島大会」に約600人
7月26日、福島県福島市の「パルセいいざか」において、「被爆80周年原水爆禁止世界大会・福島大会」が開催され、約600人が参加しました。福島原発事故の収拾も未だならず、原発事故被害者への生活保障もないままに強行されている原発回帰を許さず、あらためて国と東京電力の責任を問うとともに、被害者の人権と補償の確立を求めていくことを確認しました。 吉井佳音さん(第23代高校生平和大使)、橋本花帆さん(第24代高校生平和大使)が司会を務めました。はじめに、開会にあたって東日本大震災の犠牲となったすべての方に対し黙とうを行いました。 染裕之・大会共同実行委員長と、現地実行委員会を
2025年07月28日
共同アピール「被爆80年を迎えるにあたって ヒロシマ・ナガサキを受け継ぎ、広げる国民的なとりくみをよびかけます」
原水禁は7月23日、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)・原水爆禁止日本協議会(日本原水協)とともに記者会見を行い、以下の共同アピールを発表しましたので、お知らせします。 被爆80年を迎えるにあたって ヒロシマ・ナガサキを受け継ぎ、広げる 国民的なとりくみをよびかけます 1945年8月6日広島・8月9日長崎。アメリカが人類史上初めて投下した原子爆弾は、一瞬にして多くの尊い命を奪い、生活、文化、環境を含めたすべてを破壊しつくしました。そして、今日まで様々な被害に苦しむ被爆者を生み出しました。このような惨劇を世界のいかなる地にもくりかえさせぬために、そして、核兵器廃絶を実現するために、
「被爆80周年原水爆禁止世界大会・長崎大会」は、8月7日(木)・8日(金)・9日(土)、下記のスケジュール・内容で開催いたします。 なお、開会行事・分科会・閉会総会については後日アーカイブ動画を掲載する予定です。 →長崎大会日程一覧(PDFファイル)(7月10日更新) 8月7日(木): 開会行事 15時~17時@長崎ブリックホール・大ホール 8月8日(金): 分科会 ①②③⑥9時30分~12時/④⑤14時~16時30分@市内会場 ①平和と核軍縮Ⅰ-世界の核軍縮 ②平和と核軍縮Ⅱ-日本国内の動き ③脱原発-脱原発に向けた大きな流れ ④ヒバクシャⅠ-世界のヒバク
2025年07月07日
原水禁ブックレット「核と人類は共存できない あの日から80年、私たちがつなぐ平和の祈り」のご紹介
原水禁はこのたびブックレット「核と人類は共存できない あの日から80年、私たちがつなぐ平和の祈り」を作成しましたので、ご紹介します。 被爆80年を迎えるにあたって、原水禁運動の歴史的内容や、これから核廃絶を実現していくための具体的な運動の方向性について、広く共有することを目的としています。 執筆者と章立ては以下の通りです。 川野浩一さん(原水禁共同議長)「ごあいさつ 被爆80周年を迎えて」 秋葉忠利さん(前広島市長・原水禁顧問)「2035・2045ビジョン」 金子哲夫さん(原水禁共同議長)「被爆の実相とすべてのヒバクシャ救済」
2025年07月05日
「被爆80周年原水爆禁止世界大会・広島大会」は、8月4日(月)・5日(火)・6日(水)、下記のスケジュール・内容で開催いたします。 なお、開会総会・分科会・国際シンポジウム・まとめ集会についてはアーカイブ動画を後日掲載する予定です。 →広島大会日程一覧(PDFファイル)(7月1日訂正) 8月4日(月): 折鶴平和行進 15時40分~@広島平和記念公園~広島県立総合体育館 開会総会 17時~18時30分@広島県立総合体育館・大アリーナ 8月5日(火): 分科会 9時30分~12時30分@市内会場 ①平和と核軍縮Ⅰ-世界の核軍縮 ②平和と核軍縮Ⅱ-日本国内の情勢
2025年07月04日
私たちが置かれている現在の平和や核、ヒバクシャなどをめぐる状況をコンパクトに解説、基礎的な情報から学ぶことのできるブックレットです。 『2025 核も戦争もない21世紀へ 核問題入門』 原水禁 編 7月1日発行 A5サイズ 86頁 価格:500円 送料別 ◇ お申し込みは、FAX(03-5289-8223)、またはメール(office@peace-forum.top)で、お名前、お届け先、品名、冊数を明記の上、ご注文ください。 <目次> ■核兵器廃絶にむけて 二〇二五年の「終末時計」、人類滅亡まで過去最短の残り八九秒/いま核兵器が使われたらどうな
2025年07月04日