新着情報
核兵器禁止条約(TPNW)が発効されて4年が経過しました。この間に3回開催されたTPNW締約国会議では、TPNWが核不拡散条約(NPT)を否定するものではなく、むしろ補完する条約であることが繰り返し確認されています。NPT第6条に「核兵器の軍縮を含め、軍縮を促進するために誠実に交渉すること」とあるように、NPTに参加する190か国がそのことを確実に進めていくことを前提としているからです。 いっぽう国際社会では、ロシア・ウクライナ戦争や、パレスチナ・ガザ地区でのイスラエルによる攻撃によって、多くの市民が戦争の犠牲となっています。なかなか停戦が実現しないなかで、核兵器使用も選択肢に入
茨城県東海村で1999年9月30日に発生した国内初の臨界事故から26年を迎えるにあたり、9月28日、「JCO臨界事故26周年集会」が開催され、県内外から約190人が参加しました。主催は原水爆禁止日本国民会議や臨界事故を語り継ぐ会など6団体で、県内38自治体の首長からメッセージが寄せられました。 集会では冒頭、犠牲者2人への黙とうが捧げられた後、臨界事故を語り継ぐ会の相沢一正さんが、「住民が事故を知らされたのは発生から2時間後で、退避は4時間後。放射線被ばくの影響が軽視された」と訴え、原子力事故に共通する情報の遅れと過小評価の問題を指摘しました。 主催者あいさつで原水禁の染裕
アメリカ・トランプ大統領の核実験再開指示に抗議し、核兵器のない社会の実現をめざす原水禁声明
10月30日にアメリカ・トランプ大統領が核実験の再開を指示したことに対し、原水禁は以下の声明を発表しました。 アメリカ・トランプ大統領の核実験再開指示に抗議し、 核兵器のない社会の実現をめざす原水禁声明 10月30日、アメリカのトランプ大統領が、中国の習近平国家主席との会談直前に、SNSで核実験再開を国防総省に指示した。翌日には、いくつかの実験を行うつもりであること、また地下核実験の実施も否定せず、ロシアや中国を念頭に対抗する姿勢を示した。一方、アメリカ国内の核戦力を担当するコレル海軍中将は、10月30日の上院公聴会において、「大統領の発言が核実験を意味すると決めつけるつもりはない。中国
日本政府は核兵器禁止条約に署名、批准を!11.21共同行動のご案内
戦後・被爆80年を迎えた今年、被爆者を先頭に多くの人びとが核兵器廃絶を求めて、さまざまな行動にとりくんできました。わけても日本政府の核抑止依存政策を転換させることは重要な課題ですが、残念ながら日本政府の姿勢はいまだ変わらず、戦争被爆国として積極的に参与すべき核兵器禁止条約(TPNW)に対しても冷淡な態度を示し続けています。 日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)が、11月21日、日本政府に対しTPNWへの参加を求める共同行動を呼びかけており、原水禁としてもこれに協力します。以下の通りご案内しますので、ぜひご参加ください。 日本政府は核兵器禁止条約に署名、批准を!11.21共同行動
被爆80年企画「核兵器も戦争もない世界を求めて~記憶を受け継ぎ未来へ~」のご案内
原水禁が事務局団体のひとつとして参加している「被爆・戦後80年企画実行委員会」が10月11日(土)、被爆80年企画「核兵器も戦争もない世界を求めて~記憶を受け継ぎ未来へ~」を開催しますので、以下の通りご案内します。ぜひご参加ください。 また、開催にあたり多額の経費が見込まれています。ご寄付を受け付けていますので、ご協力いただけますと幸いです。 「核兵器も戦争もない世界を求めて~記憶を受け継ぎ未来へ~」 →チラシデータはこちら( PDF ) 日時:10月11日(土)13時~15時(予定) ※12時受付開始 場所:有楽町朝日ホール(有楽町マリオン11F) 主催:被爆・戦後8
「広島・長崎被爆80周年『核のない未来を!世界核被害者フォーラム』」のご案内
10月5・6日、原水禁も呼びかけ団体として協力するイベント「広島・長崎被爆80周年『核のない未来を!世界核被害者フォーラム』」が開催されますので、以下の通りご紹介します。ご参加・ご協力いただけますよう、よろしくお願いします。 広島・長崎被爆80周年「核のない未来を!世界核被害者フォーラム」 日時:10月5日(日)・6日(月) 場所:広島市・アステールプラザ 主催:核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA) /核の無い世界のためのマンハッタン・プロジェクト 呼びかけ団体:日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協) /原水爆禁止日本国民会議(原水禁) /原水爆禁止日本協議会
一人ひとりの行動から核も戦争もない世界をつくりだそう 「被爆80周年原水爆禁止世界大会・長崎大会」が閉会
8月9日、「被爆80周年原水爆禁止世界大会・長崎大会」閉会総会が長崎県立総合体育館アリーナで開催されました。猛烈な降雨のなかでしたが、約870人の参加がありました。 米村豊・現地実行委員長から主催者あいさつ。核使用の危機が高まる世界情勢を踏まえつつ、「核抑止」の虚構性を指摘。核廃絶に向けともにがんばる決意を表明しました。 続いて谷雅志・事務局長が3日間にわたる長崎大会全体についての総括を報告しました(本記事下部に掲載)。 第28代高校生平和大使と高校生1万人署名活動のメンバーが登壇。8月下旬からのジュネーブ派遣を予定するメンバーをはじめ、それぞ
2025年08月10日
「被爆80周年原水爆禁止世界大会・長崎大会」2日目 分科会・ひろば・フィールドワークを開催
8月8日、「被爆80周年原水爆禁止世界大会・長崎大会」2日目は6つの「分科会」のほか、「ひろば」、「フィールドワーク」を行いました。 高校生・若者のイベント「ピース・ブリッジ 2025 inながさき」も開催され、全国から集まった高校生からの活動報告、海外派遣報告、ディスカッション、被爆証言のビデオ視聴などを行い、学びを深めました。また、平和宣言を採択しました(本記事下部に全文掲載)。 8月9日の長崎大会閉会総会と平和行進をもって、本年の「被爆80周年原水爆禁止世界大会」の全日程を終える予定です。 以下は分科会のアーカイブ動画です。 第1分科会
2025年08月09日
8月7日、長崎市・ブリックホールで「被爆80周年原水爆禁止世界大会・長崎大会」開会行事が行われました。悪天候で飛行機や鉄道の遅延などもありましたが、約1000人が参加しました。 広島大会に続き、会場ロビーに丸木位里・俊夫妻の「原爆の図第1部『幽霊』」のレプリカが特別展示されました。 冒頭、高校生平和大使OPで現在大学生の皆さんによるトークセッションが行われました。自らの活動経験を踏まえつつ、核廃絶と平和の実現に向けた思いを率直に語り合いながら、これからの活動の展望を共有しました。 司会の三藤理絵さん(大会実行委員)の呼びかけで、広島・長崎をはじめとする
2025年08月08日









