6月, 2021 - 原水禁

被爆76年原水爆禁止世界大会の開催について

2021年06月12日

2021年「被爆76周年原水爆禁止世界大会」を開催します

被爆から75年、2020年「被爆75周年原水爆禁止世界大会」は、新型コロナウイルス感染症拡大にともない、大会史上初めての完全オンライン開催となりました。
人類史上初の核爆弾投下から76年、2021年1月22日、核兵器を「国際人道・人権法」に反する「非人道兵器」であるとして核兵器の取り扱いを禁止する、核兵器禁止条約が発効しました。被爆者や核実験被害者、原水禁運動、世界の反核運動が、長年に渡り追い求めてきた核兵器廃絶への歴史的一歩を踏み出し、核兵器廃絶という希望へ大きく前進しました。しかし、米ロ対立、米中対立、アジアへの中距離ミサイル配備の問題、イギリスの核弾頭増強政策など、核兵器をめぐる世界の状況は油断なりません。
また、2020年4月に開催予定だった核拡散防止条約(NPT)再検討会議は、世界的な感染症拡大により複数回延期を繰り返し、2022年開催が検討されています。NPT第6条には、核軍縮と全面完全軍縮への努力義務が定められており、核兵器廃絶を進めるために一定の効果があります。
そして、2021年3月11日、東日本大震災・福島第一原発事故から10年が経過し、原発事故の「風化」が懸念されつつも、事故の収束は未だに見えないままです。一方、トリチウムを含む処理水は増え続け、4月13日、政府は関係閣僚会議を開き「海洋放出」の方針を決定し、2年後の2023年を目途に福島第一原発敷地内から放出に着手するとしました。
2021年「被爆76周年原水爆禁止世界大会」は、原水禁運動の課題が山積する中で開催します。「人が集う」ことで感じられる空気感を大切にするとともに、各地からも参加できるようなオンライン併用での開催準備を進めていきます。
未だに、新型コロナウイルス感染症は収束の気配が見えず、参加規模を2019年の74大会よりも大幅に縮小します。参加者の「安心・安全」を第一に考え、これまでの開催方法・内容に捉われることなく、ゼロからの発想で組み立て、大会を開催致します。
なお、感染症拡大等の状況により、75大会のように事務局中心で進めることや「完全オンライン」の大会開催になり得ることも、ご理解をお願いします。

 

被爆76周年原水爆禁止世界大会のコンセプト

①原水禁運動の原点である「被爆の実相」を意識し、②「核兵器禁止条約」と「2021NPT再検討会議」に焦点をあて、③「3.11東日本大震災・福島原発事故から10年」を回顧し今後に活かすこと、を中心とする。

 

大会運営の基本ルール

これまでと同様に、「反核・非核で一致する」すべての人々に開かれたものとし、さまざまな立場の人たちが協同できる広場とします。しかし、「コロナ禍」であることを考慮し、現地参加者数には一定の制限をかけさせていただきます。
感染対策の観点から、原水禁組織を中心に、事前に参加申し込みを行います。
また、日程を縮小するとともに、コンパクトに開催します。
大会の中の主要な行事は、YouTubenで生配信も予定していますので、大会へのオンライン参加もお願いします。

 

開会行事・閉会行事について

これまでに開催してきた各地の開会総会・閉会総会よりも、より内容を簡素化して行います。
開会行事は、主催者挨拶、被爆者の訴え、大会基調提起など。
閉会行事は、分科会のまとめ報告や大会アピールの採択を行います。
福島大会については、半日開催であり、開会行事のみを行い、閉会行事は行いません。
開会・閉会行事ともに、YouTube生配信を行います。
※一部の配信を除き、原水禁スタッフによる自前の配信となります。クオリティーについては、ご容赦ください。

※広島大会は、完全オンライン開催となりますので、ご注意下さい。

 

国際シンポジウムについて

コロナ禍において、海外ゲストの招致は致しませんが、アメリカやドイツ、韓国などからオンラインで国際シンポジウムを開催いたします。YouTubeにて生配信いたします。

8月6日 10:30~12:30 核兵器課題

8月6日 16:00~18:00 脱原発・エネルギー政策課題

国際シンポジウムの登壇者プロフィールはこちら(word)

国際シンポジウムの詳細については、こちらをご覧ください。(国際シンポジウムのページにリンクしています)

 

分科会について

例年、原水禁運動として重要な課題、時事問題などを中心に8分科会を開催してきました。
今年は開催規模を縮小することもあり、分科会テーマを「平和と核軍縮」・「脱原子力」・「ヒバクシャ」・「見て、聞いて、学ぼう」と大きく4点としました。
4分科会を同時間帯に開催することもあり、YouTube生配信はできません。

可能な限り録画し、YouTubeチャンネルや原水禁ホームページで視聴していただけるように、工夫します。
併せて、「原水禁YouTubeチャンネル」への登録をお願いします。

分科会講師一覧表(PDF)

分科会資料、分科会詳細については、各大会案内ページをご覧ください。

※分科会関連データを各大会案内ページに掲載しました(7/24)

 

付帯行事について

分科会で扱いきれなかった課題を「ひろば」と題したワークショップで扱ってきましたが、本年は開催いたしません。
上関原発の視察ツアーなど、フィールドワークの開催予定もありません。
また、広島平和記念公園をめぐるフィールドワークやメッセージfromヒロシマなどの子ども向けのイベント開催もいたしません。

各種付帯行事は、感染対策の観点から開催いたしませんので、ご了承ください。

 

◇動画を活用した自主的なフィールドワークを推奨します

2020年「75大会」特別分科会1「見て、聞いて、学ぼうヒロシマ」講師:金子哲夫
フィールドワーク「被爆の実相から加害と被害の歴史をめぐる」
※広島市内の遺構・戦跡を解説する全13本の動画を掲載しています。

 

大会スローガンについて

メインスローガン
●核も戦争もない平和な21世紀に!

サブスローガン(9本)
●子どもたちに核のない未来を!
●政府は核兵器禁止条約を批准せよ!
●東北アジアに平和と非核地帯をつくりだそう!
●辺野古に基地をつくらせるな!めざそう基地のない日本
●原発事故被害者の切り捨ては許さない!安心して暮らせる福島を取り戻そう!
●許すな!再稼働 止めよう!核燃料サイクル めざそう!脱原発社会
●STOP!地球温暖化 増やそう!持続可能なエネルギー
●再びヒバクシャをつくるな!全てのヒバクシャの権利拡大を!
●憲法改悪反対! 平和と人権を守ろう!

 

大会基調について

 

大会参加者に配布する「大会案内冊子」に大会基調を掲載しています。

「被爆76周年原水爆禁止世界大会」基調の全文はこちら(word)

「被爆76周年原水爆禁止世界大会」基調の全文はこちら(PDF)

※基調データを掲載しました(7/24)

 

原水禁大会ポスターについて

大会のポスターデザインは、本年もデザイナーのU.G.サトーさんにお願いしました。

被爆76周年原水爆禁止世界大会ポスター(PDF)

6月14日より、各地の原水禁組織にお届けします。
そのほか、ポスターご入用の方は、お声掛けください。

E-mail:gensuikin.online@gmail.com

 

ポスターデザイン画像について

原水禁大会の開催に関連するチラシ作成等にご活用ください。

ポスターデザイン原画はこちら(JPEG

ポスター応用デザインはこちら(JPEG)

※各種画像を掲載しました。

 

6月23日「老朽原発動かすな!美浜原発3号機の再稼働反対緊急行動」

2021年06月21日

※報告記事は、さようなら原発1000万人アクションのホームページに掲載されています。

関電・美浜原発3号機の再稼働反対緊急行動

 

6月23日「老朽原発動かすな!美浜原発3号機の再稼働反対緊急行動」が開催されます。

 4月28日、杉本達治福井県知事は「40年超の老朽原発」である美浜原発3号機、高浜原発1・2号機の再稼働について同意しました。これを受け、関西電力は6月23日から美浜原発3号機を再稼働することを発表しています。

2011年の福島原発事故後、原発稼働期間は原則40年とする「40年ルール」がつくられましたが、原則はいとも簡単に反故にされてしまう第1歩が、今回の美浜原発3号機の再稼働と考えます。

この動きに対して、原水禁が事務局を担っている「さようなら原発1000万人アクション実行委員会」は、美浜原発3号機の再稼働に抗議する議員会館前行動を行うことにしましたので、ご紹介致します。

緊急なとりくみではありますが、ご理解・ご協力のほどよろしくお願い致します。

 

 

1.「老朽原発動かすな!美浜原発3号機の再稼働反対緊急行動」

(1)日時:6月23日(水) 12:00~13:00 

(2)場所:国会・衆議院第2議員会館前 

(3)主催:さようなら原発1000万人アクション実行委員会 

 

 

被爆76周年原水爆禁止世界大会  討議資料(パンフレット)刊行のご案内

2021年06月14日

  被爆76周年原水爆禁止世界大会 

討議資料(パンフレット)のご案内

 

規模の縮小にともない現地への参加者は限定されますが、今後の運動や来年の大会につなげる意味でも、最新の核兵器、原発、ヒバクシャの課題について理解・共有していただきたいと思います。大会討議資料では、原水禁大会で取り上げる課題の現状をコンパクトにまとめ、解説しています。ぜひ、ご活用をお願い致します。

 

A5サイズ、84頁  販売価格500円 送料別

『2021 核も戦争もない21世紀へ 核問題入門』原水禁・平和フォーラム 編

※増刷いたしました。(7/5現在)


◇ お申し込みはFAX(03-5289-8223)、またはメール(office★peace-forum.top)でお名前、お届け先、品名、冊数を明記の上、ご注文ください。

※メールアドレスの▲を@に変えてください。

 

ご注文後、郵便振替用紙とともにお送りいたします。

 


 <目次>

■核兵器廃絶にむけて

核兵器とは/いま核兵器が使われたらどうなるか/核実験の歴史/世界の核兵器/核不拡散条約(NPT)上の核兵器国/NPT枠外の核保有国の核政策/日本の核政策/核軍縮交渉の現状/非核兵器地帯/東北アジア非核兵器地帯/広がる「核兵器の非人道性」への認識/とうとう核兵器禁止条約が発効/核兵器廃絶に向けた自治体の動き/核兵器禁止条約が発効した今こそ、東北アジア非核兵器地帯を

■脱原発へ向けて

福島第一原発事故から一〇年/露呈した原発運転の裏側/老朽原発再稼働阻止を/六ヶ所再処理工場を止めよう/「廃炉の時代」へ/ストップ・プルサーマル/放射性廃棄物のゆくえ/やっぱり脱原発/第六次エネルギー基本計画に脱原発明記を

■ヒバクシャの現状と課題

ヒバクシャをつくらないために/被爆体験者訴訟と黒い雨訴訟/在外被爆者とは/被爆二世問題とは/高校生平和大使&高校生一万人署名活動/原水禁運動の出発点・ビキニ水爆実験/ビキニ水爆実験の影響/大気圏内核実験による被害とは/原発、核兵器製造サイクルが生みだす核被害/原発事故による被害とは/ニュークリア・レイシズム

 

 

「核兵器の先行不使用を米露首脳に求める公開書簡への署名」について

2021年06月11日

6月16日にスイスで米露首脳会談が開かれます。それを機会に両首脳に核兵器の先制不使用を求める公開書簡を、1995年核拡散防止条約(NPT)延長会議を契機に結成された、国際核廃絶NGOネットワークの「アボリション2000」等がインターネット上で署名を募り、送ることになりました。これに、原水禁も賛同しました。

 

以下は、原水禁が賛同に付記したコメント。

原水爆禁止日本国民会議(原水禁)は核保有国に核兵器の先制不使用を求めてきました。今回の米ロが先制不使用宣言をするよう求める公開状を支持します。他方日本政府は、唯一の戦争被爆国にもかかわらず、核抑止力を弱めるので、アメリカが先制不使用政策を取ることに、反対しています。日本政府の立場を変えるよう努力したいと思います。

 

公開書簡署名のリンク:
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScfK5sMqiCkHV4M0HJPWkMUlqQGJn5SHBxmaehVdzUUV04ctg/viewform

プーチン大統領とバイデン大統領への公開書簡   2021年6月16日の首脳会談に向けて

  
私たちは、核兵器の使用が人道的に壊滅的な結果をもたらすこと、そして核戦争が人類に与える壊滅的な影響、すなわち私たちの知る文明の終焉の可能性を十分に理解していると思われる世界の指導者であるあなた方に手紙を書きました。
 
私たちは、核保有国が核兵器の先行不使用を約束することを求める国際キャンペーンに参加しています。 アジア、アフリカ、ヨーロッパ、中東、南米、北米、太平洋地域から700人以上の参加者が集まり、このキャンペーンを開始するための2日間の会議を含む、数々の国際イベントを成功させたところです。これらのイベントの結果、先行不使用(NFU)に関する二国間のコミットメントを他の核保有国が採用し、すべての核兵器を廃絶するための第一歩として、今回のサミットを利用して、二国間で先行不使用を約束することを要請することとなりました。

私たちは、30年ほど前に皆さんの前任者が「核戦争は勝つことができず、決して戦ってはならない」と宣言したことを心に留めています。 数年前、バイデン氏は、核戦争の脅威について雄弁に語り、「核兵器のない世界を望むなら、米国が率先してそこに導くべきだ」と宣言しました。 同様に、プーチン氏も、「第三次世界大戦が文明の終焉をもたらす可能性があることを理解していれば、現代文明にとって非常に危険な国際舞台での極端な措置をとることを抑制することができるはずだ。」と述べています。国連は、全会一致で採択された最初の決議で核兵器廃絶の目標を設定し、2013年には9月26日を毎年恒例の「核兵器廃絶のための国際デー」と定めて、このことを再確認しました。
 
今こそ、いかなる状況下でも核兵器を先に使用しないという共同コミットメントを宣言し、地球上から核兵器を完全に廃絶するという国連の目標を達成するための重要な一歩としてください。 私たちは、議員、元政治家・軍人、そしてこの目標を支持する複数の市民運動の代表者として、皆さんの努力を市民的・政治的に支援することを約束します。
 
このような措置は、2010年に「核兵器の使用を防止し得る政策」と「核兵器のない世界を達成し維持するために必要な枠組みを確立すること」を支持することに全会一致で合意した、他の189の核不拡散条約締約国のほとんどが支持するであろうし、2017年に「核兵器禁止条約」を承認した122カ国が強く支持するであろうことを知っておくべきです。
 
私たちは、この崇高な目標を達成することが、皆さんの心の中にあると信じています。私たちは、皆さんのサミットでこの重要なステップを開始し、私たち全員を核兵器のない惑星へと導くことを求めます。

 

以上


Invitation to endorse an Open Letter to Presidents Biden and Putin in advance of their June 16, 2021 Summit

 

On June 16, 2021, US President Joe Biden and Russian President Vladimir Putin will meet in Switzerland in their first Summit. This provides an important opportunity for the leaders to reduce tensions between the two countries, lower the risks of a nuclear exchange, and make commitments to additional concrete measures for nuclear risk-reduction and disarmament.

A key measure they could discuss would be the option of committing to never initiate a nuclear weapons attack, i.e. to adopt no-first-use policies.

Following a No First Use global campaign meeting on May 26-27, we have drafted an Open Letter to Presidents Biden and Putin calling on them ‘to declare a joint commitment that your nations will not use nuclear weapons first under any circumstances, and to make this a key step toward fulfilling the UN goal to totally eliminate nuclear weapons from the planet.’ (See below for text of the Open Letter).

We invite you to endorse the letter, as an individual, by June 6 in order for your name to be included when we send the letter to Presidents Biden and Putin on June 7Click here to submit your endorsement.

We also encourage supporting statements from civil society organizations to be circulated to media (mainstream and social media) from June 10 and sent to us by June 14 when we will be sending the Open Letter to the media. Click here to submit a supporting statement from a civil society organization.

We thank you for your time and your efforts for a more peaceful and secure world.

Yours sincerely

John Hallam (Australia)
People for Nuclear Disarmament
Peter Metz (USA)
Massachusetts Peace Action Nuclear Disarmament Working Group
Vanda Proskova (Czech Republic)
PragueVision Institute for Sustainable Security
Rob van Riet (Netherlands/UK)
World Future Council
Aaron Tovish (Mexico)
Zona Libre
Carlo Trezza (Italy)
Former Ambassador for Disarmament and Non Proliferation
Alyn Ware (New Zealand/Czech Republic)
World Future Council
Parliamentarians for Nuclear Non-proliferation and Disarmament


Open Letter to Presidents Putin and Biden In advance of their June 16, 2021 Summit
[Please do not circulate publicly until released on June 10]

We write to you, world leaders whom we know fully understand the catastrophic humanitarian consequences of any use of nuclear weapons, and the cataclysmic effects on humanity of a nuclear war: the possible end of civilization as we know it.

We are participants of a growing international campaign for a commitment by nuclear-armed states to a policy of no first use of nuclear weapons.  We have just completed a number of successful global events, including a two-day conference preparatory to launching this campaign, which have included over 700 participants from Asia, Africa, Europe, Middle East, South America, North America, and the Pacific. Arising from these events is an appeal to you to use your summit to make a mutual bilateral commitment on No First Use (NFU) as a first step to adoption of such a commitment by other nuclear weapon states and to the elimination of all nuclear weapons .

We are mindful that decades ago your predecessors declared “A nuclear war cannot be won and must never be fought”.  A few years ago, Mr. Biden, you declared in an eloquent speech about the threat of nuclear war, “If we want a world free of nuclear weapons, the United States must take the initiative to lead us there.”  Similarly, Mr. Putin, you have said “The understanding that a third world war could be the end of civilization should restrain us from taking extreme steps on the international arena that are highly dangerous for modern civilization.” The United Nations set the goal to eliminate nuclear weapons in its very first resolution which was adopted unanimously, and reaffirmed this in 2013 by establishing September 26th as the annual International Day for the Total Elimination of Nuclear Weapons.

Now is the perfect time for you to declare a joint commitment that your nations will not use nuclear weapons first under any circumstances, and to make this a key step toward fulfilling the UN goal to totally eliminate nuclear weapons from the planet.  We pledge to you – as legislators, former political/military leaders and representatives of multiple civil movements endorsing this goal – to mobilize civil and political support for your effort.

You should know that such a measure will be supported by most of the other 189 States Parties of the Non-Proliferation Treaty who unanimously agreed in 2010 to support ‘policies that could prevent the use of nuclear weapons’ and ‘to establish the necessary framework to achieve and maintain a world without nuclear weapons’, and will be strongly supported by the 122 nations that in 2017 approved the Treaty on the Prohibition of Nuclear Weapons.

We believe it is in your hearts to achieve this noble goal. We call on you to initiate this vital step at your summit and to lead us all to a planet free of nuclear weapons.

Sincerely,

[Open for endorsement by representatives of civil society organizations, legislators, religious/political leaders and other interested individuals. Click here to endorse]

 

【ご紹介】福島第一からの汚染水の海洋放出に反対する米国の環境・平和・反核団体(計70団体)からの共同声明

2021年06月07日

市民団体「核のない世界のためのマンハッタンプロジェクト」の活動紹介です。原水禁大会講師など、ご協力をいただいています。

【ご紹介】福島第一からの汚染水の海洋放出に反対する米国の環境・平和・反核団体(計70団体)からの共同声明

 

世界環境デー(6月5日)と世界海洋デー(6月8日)に合わせて、脱原発や核廃絶に取り組んでいる市民団体「核のない世界のためのマンハッタンプロジェクト」が呼びかけ、平和・反核団体含めて幅広く70団体が賛同して、ニューヨークの日本総領事館と日本の国連代表部の方へ英語の原文と日本語に訳した共同声明を提出しました。また、声明は、経済産業省と外務省への転送を依頼しています。

近日中にサンフランシスコの日本領事館へ提出することをはじめ、引き続き、各所へ共同声明を提出していく予定です。

声明は6月5日に発表され、「原発事故を起こした福島第一原子力発電所からの約125万トンの放射性汚染水を、太平洋に放出するという日本政府の最近の決定に断固反対」という立場を明らかにし、以下のような要請を行っています。

 

1. 福島第一原発からの放射性汚染水を太平洋に投棄する計画を取り下げること。

2. 福島県の農林水産業・消費者の協同組合や周辺地域、それから国際社会の憂慮する団体からの強い反対意見に耳を傾けること。

3. ALPSを通した後の放射性汚染水を示す際に、「処理水」や「ALPS処理水」といった誤解を招く表現を繰り返し使用することを辞めること。ALPSを通した水は大量の放射性トリチウムと炭素14が含まれる他、骨に蓄積し骨がんや白血病の原因になるストロンチウム90やその他の放射性同位体が残留する。

4. 市民社会や現地からの提案にあるように、現存する技術を使った大型タンクの建築などの代替案を、この重大な問題の解決策として模索し検討すること。

5. 福島第一原発からのトリチウムや炭素14といった放射性同位体は、ALPSや現存する技術力では汚染水から全く除去できないという事実を、国際社会へ伝える責務が日本政府にはあるということを理解すること。このような放射性物質は、日本が次の30年から40年間に太平洋に投棄しようとしている汚染水に残留する。

6. トリチウムは無害だとみなすことは、無謀であり科学に反していることだと認識すること。トリチウムは臨床上ガンマ線よりも生きている細胞を傷つけたり破壊する機能がある。トリチウムは放射線による典型的な被害と同様に、癌や遺伝子への影響、発達障害や妊娠への影響などを及ぼすことが数多くの研究で判明している。トリチウムは突然変異や腫瘍、更には細胞死の原因にもなりうるとされる。また、低線量のトリチウムは各線量につき、高線量の場合よりも細胞死、突然変異、遺伝子損傷の原因になるということが、複数の研究で判っている。

7. 事故を起こした福島第一原発で溜まり続ける汚染水についての諸問題に関連する全てのデータと情報を、日本語と英語で速やかに発表することで、情報の権利を保障し、透明性を確保すること。

8. これらの諸問題に関して定期的に公聴会を実施し、住民、母親、農水産業関係者、市民社会の代表、原子力産業から独立した専門家による決定プロセスへの参加を保障すること。

 

米国環境平和反核団体の福島汚染水海洋放出反対声明

Letter to METI and MOFA – June 5 (英語版)

 

6/10「G7サミット直前全国アクション」実施

2021年06月03日

※報告記事は、ATO4NEN あと4年未来を守れるのは今キャンペーンのホームページをご覧ください。

G7直前全国アクション

G7直前、パリ協定1.5℃目標に整合した気候・エネルギー政策を求め約27万筆の署名提出と全国122ヶ所でスタンディング・アクションを展開

G7サミット直前全国アクション6/10のご案内

菅首相は、2030年の温室効果ガス目標 2013年度比46%削減と発表しました。

一方、エネルギー基本計画では、原発の新増設やリプレースに踏み込むべきという意見が多く、石炭火力さえも維持・推進する方向です。

 このままでは、今はおろか、将来世代の安全な未来を守ることはできません。洪水、森林火災といった気象災害の増加や生物多様性の崩壊などの気候危機を回避できないばかりか、脱炭素社会に向けた世界の大きな潮流から、日本は取り残されてしまいます。

 G7サミット開催前日の6月10日、署名提出 (原水禁が参加しているATO4NENキャンペーンと生活クラブの共同署名提出)と、全国一斉スタンディング・アクション(経産省や自治体庁舎の前で、市民がプラカードなどを手に持って立って訴えるアクション)を行いますので、ご紹介致します。

 

 

1.G7直前 全国一斉スタンディング・アクション

 

(1) 日  時: 6月10日(木)17:00~18:00
(2) 開催場所: 国会前および各自治体庁舎前など
(3) 呼びかけ団体: ATO4NEN あと4年未来を守れるのは今キャンペーン
(4) 要請項目: 各自治体庁舎の前で、プラカードなどを手に持ち、「脱原発」「脱炭素」「エネルギー政策転換」

などを訴えるスタンディング行動の実施

(6) 呼びかけ案内HP: http://ato4nen.com/g7-action/
(5) 問い合わせ: ato4nen.info@gmail.com

 

※ 6/2時点で、キャンペーン参加団体が全国7県12ヶ所での実施を予定しています。※ 随時情報追加中

呼びかけ案内HPをご確認いただき、実施予定地点のスタンディングに合流していただくほか、各地でスタンディング実施の企画をお願いします。

※ 実施企画の際には、HP内の「アクションを企画する」より企画内容の入力をお願い致します。以下のアドレスからの入力も可能です。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd1ZDWikK45filmsCiMpd4UZxiCNHw2NNXzg0LrqYPP-5PalA/viewform

 

2.署名共同提出・記者会見のオンライン配信

「化石燃料も原発も使わない、持続可能な再エネ100%の気候・エネルギー政策」を求める署名の提出を行い、各団体からのメッセージを発信します。

 

(1) 日    時: 6月10日(木)14:00~16:00
(2) 開催場所: YouTubeオンライン配信
(3) 共催団体: ATO4NEN あと4年未来を守れるのは今キャンペーン、生活クラブ
(4) 配信内容: これまでに集まったATO4NENの署名と、生活クラブが再エネ60%などを要求している署名を共同で提出し、

記者会見を行います。合計署名数は20万筆を超える予定です。

(6) 配信アドレス: https://youtu.be/e6hZfH2wT4M
(5) 問い合わせ: ato4nen.info@gmail.com

 

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