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8月5日「子どものひろば」のご報告

2019年09月13日

被爆74周年原水爆禁止世界大会・広島大会「子どものひろば」
 原水禁大会では、毎年「子どものひろば」を開催し、平和について学ぶ機会を設けています。
 今年も、8月5日に「子どものひろば」を開催し、たくさんの参加者が、フィールドワークや被爆者の話を直接聞くことを通して、「ヒロシマ」を肌で理解し、学びました。
 各地の子ども派遣団や、親子参加、様々な参加形態があります。参加してくれた子どもたちの様子を、写真と司会原稿を引用して、ご案内します。
 ~ 子どもの広場スケジュールの ~
☆2019年8月5日(月)
☆子ども慰霊祭(平和公園内 原爆供養塔前)
8:00 開会、黙とう、献詞、献花
8:30 解散
☆フィールドワーク(平和公園内)
8:40 スタンプラリー形式の平和公園内の碑めぐり
10:20 解散
☆ダイイン
10:25 原爆ドーム前集合
10:40 ダイイン後解散
☆被爆電車
10:40 原爆ドーム前出発→紙屋町→広島駅→原爆ドーム前到着(11:40)
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☆被爆者のお話を聞こう(被爆電車に乗らない人のみ対象)
10:40 グリーンアリーナ(県立総合体育館)武道場(~11:40)
メッセージ from ヒロシマ 2019
12:50~14:50 メッセージ from ヒロシマ 2019(全員参加企画)
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☆灯ろうづくり グリーンアリーナ(県立総合体育館)武道場
15:00~16:30 マイ灯ろうづくり
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☆子ども慰霊祭

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  今から、74年前の8月6日、一発の原子爆弾が、世界で初めてここ、広島に投下されました。

その原子爆弾は、上空約580メートルでさく裂し、熱線と爆風が一瞬で街を覆い、多くの人が瞬時に命を奪われました。きのこ雲は空高くのぼり、そして黒い雨が降ったのです。

原子爆弾の被害はその後も、今日この日も、被爆者を苦しめ続けています。

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私たちの前にある古墳のような土盛りはなんだかわかりますか?これは原爆供養塔です。

この供養塔の中には、原爆で亡くなられ、今なお引き取る人もない約7万体の遺骨が納められています。被爆後、散乱する死体はこの場所に集められ、来る日も来る日も焼かれたと言われています。

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後ろをご覧ください。

あれは韓国人原爆犠牲者慰霊碑です。当時、日本は朝鮮半島や台湾を植民地にしていました。そして、朝鮮半島から日本に来て働いていた人もおおぜい、ここ広島で原子爆弾によって亡くなりました。自分たちの故郷に帰ることすらかなわなかった人々の慰霊めため、まだ再び原爆の惨事を繰り返さないことを願うために建てられました。

 

 

ここで、原爆で亡くなられた全ての方の冥福を祈って、全員で一分間の黙とうを行ないます。

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☆ダイイン

これから、ダイインを行います。

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  今から74年前の8月6日 8時15分、この広島の上空で、人類史上初めての原子爆弾が作裂しました。その瞬間に、外を歩いていた人も、家の中にいた人も、みんな地面にたたきつけられ、一瞬にして亡くなりました。

そのときの広島の様子を表現することを「ダイイン」と言います。地面に横たわりながら、原爆で亡くなられた人たちの気持ちを思い、この原爆ドームの前でダイインを行います。

広島の願い、長崎の願い、そして、核兵器のない世界を願う多くの人たちの気持ちを無視して、今なお多くの核兵器を持ち、核実験を行っている国があります。世界のどの国も核兵器を持たず、二度と戦争をしないよう、私たちは訴えていきましょう。

 

☆被爆者のお話を聞こう

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お話をして下さる方は、河野キヨ美さんです。河野さんは、当時14歳の時に広島市内に住んでいた2人のお姉さんを探しにいきます。

原爆が投下された直後の広島の街は、言葉では言い表すことができないほど、恐ろしい様子だったそうです。今日は戦争のむごさ、悲しさについてお話をしていただきます。しっかりと聞きましょう。

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今日の河野さんのお話を、私たちは決して忘れません。

今、感じていることをお家に帰ってから、家族の人や、お友だちに伝えてあげましょう。そして、「やっぱり戦争はいけないことだよね。」「核兵器も原発もいらないよね。」とみんなで話し合ってください。

おうちへ帰っても、広島の事を忘れないでください。これで、子ども広場を終わります。

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