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広島大会第4分科会「平和と核軍縮2-沖縄と東北アジアの非核化への課題」

2015年08月05日

広島第4分科会

参加人数93人(うち初参加16人)

湯浅一郎さん(ピース・デポ副代表)が「沖縄と東北アジアの非核化-非核兵器地帯を柱に包括的なアプローチ-」と題して講演した。
湯浅さんは、「安倍政権の安保・軍事政策は、東北アジアの安全保障ジレンマの悪循環を拡大・深刻化させているだけであり、必要なことはその逆である。追い込まれているのは安倍政権だ。安保法制(戦争関連法案)を廃案に追い込むこと、そのことを通して、安倍政権の支持率を下げていくことが短期的な取り組みとして重要である。中期的には、「憲法9条が大事である」と言っているだけではダメで、外交政策に具体化していく取り組みや世論を構築していくことが重要で、その切り口として「北東アジア非核兵器地帯」を作るという課題がある。3(日本・韓国・北朝鮮)+3(米国・ロシア・中国)による軍事力によらない安全保障の枠組みとしての「北東アジア非核兵器地帯」の構想こそ現実的なアプローチである」と指摘した。
続いて、海外ゲストのポール・マーチンさん(アメリカ・ピースアクション)が「2015の核拡散防止禁止条約(NTP)再検討会議では最終文書の採択はできず、状況を進展させることはできなかった。核廃絶という目標に達するにあたり核保有国間の緊張や自国の軍縮課題があげられるが、私たちが最後に直面する課題は、核戦争の恐怖や脅威が忘れられてしまうことだ。今日の若い指導者は、核戦争に関する教育やその影響に対する直感、そして核戦争を恐れる気持ちがかけている。この問題に関する教育を続けることが必要だ。」と訴えた。
次に、海外ゲストのイ・キョンジュさん(韓国・参与連帯)が、「日本は核兵器を保有していないが、再処理の施設を持っていて45万トンにおよぶプルトニウムを保有している。日本では首相が「核兵器を作る技術は持っているが開発はしない。輸出の技術もあるが輸出もしない。これが積極的平和主義である。」と言っているが、潜在的な能力を持っていることが、海外や特に隣国では懸念されている。北朝鮮と日本に挟まれている韓国では核主権論という話もでてきている。こういった核の悪循環、ジレンマを東北アジアから払拭しなければならない。」と述べた。
各地からの報告では、沖縄県から、辺野古新基地建設阻止、沖縄の基地撤去のたたかいについて、県内の取組み報告、神奈川県からは、7月30日に東京高裁で判決のあった厚木基地の爆音訴訟の内容、米海軍横須賀基地の空母交替・基地強化の問題について報告があった。
また、質疑の時間は余り確保できなかったが、参加者2名から行動報告等が行われた。

(報告=全農林 二宮)

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