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原水禁大会・広島大会2日目 分科会や国際会議で討論

2014年08月05日

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被爆69周年原水爆禁止世界大会・広島大会は8月5日の2日目に、分科会や国際会議、子どものひろばなど、多彩な取り組みが行われ、参加者は改めて核廃絶の決意を新たにしました。
分科会は「脱原子力」「平和と核軍縮」「ヒバクシャを生まない世界に」などの課題別に7つ開催されました、脱原子力の課題では、福島原発事故を受けて、原発再稼働問題や、原発に頼らないエネルギー政策をめざした運動について討議。明治大学名誉教授の藤井岩根さんは、福井県大飯原発の再稼働差し止め訴訟の判決を高く評価し、「憲法による人格権をもとに原発を拒否する運動を広げよう」と呼びかけました(上写真右)。
平和と核軍縮では、政府の原子力委員会委員長代理を務めた鈴木達治郎さんや、広島市の前市長の秋葉忠利さんなども参加し、来年の核不拡散条約(NPT))再検討会議に向けた課題などを討議しました。
幅広いヒバクシャの問題を討議した分科会では、原子力の軍事・商業利用を問わず、世界に拡がる核被害者の現状や、高齢化が進む原爆被害者の現状、さらに福島原発事故の課題などを議論しました。
また、被爆者の証言を通して広島の実相を学ぶ分科会も開かれました(上写真左) 。さらに午後は関係団体の自主企画による「ひろば」やフィールドワーク、映画上映など多彩な取り組みが行われました。

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2015年の核不拡散条約(NPT)の再検討会議を前に、日本の核政策や関係各国の動きを検証することを課題に、午後、「国際会議」が開かれ、アメリカや韓国、日本の研究者などが議論を行いました。特に、日本の原発の「核燃料サイクル計画」による再処理政策は核兵器の保持とも結びつくことから、核兵器廃絶の視点からも運動を展開しようとの意見が強く出されました(下写真右)。
一方、若い世代への運動継承を図るため、「子どものひろば」がもたれ、慰霊碑めぐりや被爆者の話を聞いたほか、若者や高校生が企画した「メッセージfromヒロシマ」では、参加した子どもたちの活動紹介や、みんなで作った「平和のメッセージ」を各国の指導者にメールで送る取り組みなどが行われました(下写真左)。
広島大会は6日に「まとめ集会」が行われ、7日からの長崎大会に引き継がれます。

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