トリチウム汚染水 - 原水禁
2021年07月26日
7月26日、原水禁を含む8団体は、「トリチウム汚染水(ALPS処理水)海洋放出の問題点」に関する政府交渉を、参議院会館で行いました。今回も、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を考慮し、各団体1名程度の参加とし、計10名が参加しました(Web配信視聴者9名)。
2020年7月3日・10月5日・12月11日に行われた同交渉に引きつづき、前回までに残された課題について、また、4月に政府が「海洋放出」方針決定したことにより、関係者との信頼関係が崩され不信感に逆行している現状について、再質問、新たな要請等を、外務省、経済産業省資源エネルギー庁に対し行いました。
外務省からは、「今回、政府が決定した『海洋放出』方針は、ロンドン条約議定書における『海洋投棄』に当てはまらない。排水溝・パイプライン等からの排出は、『海洋投棄』ではない。ロンドン条約議定書を読み込んだ結果、このような結論に至った。」旨の回答がありました。まさに政府を擁護する官僚的解釈・官僚的答弁だとしか言いようがありません。
また、経済産業省資源エネルギー庁からは、「政府が決定した『海洋放出』実施まで、2年ほどの時間を要する。この間も、関係者の方の理解を得られるよう努力する。希釈することによって『海洋放出』するので、環境等に与える問題がないことは、科学的見地を得ている。」旨の回答がありました。
しかし、4月の政府による「海洋放出」方針決定は、2015年1月7日に開催された「第6回廃炉・汚染水対策福島協議会」における、糟谷廃炉・汚染水対策チーム事務局長補佐による「(ALPS処理水について)関係者の方の理解を得ることなくしていかなる処分もとることは考えておりません」との答弁、および経済産業省から福島県漁連への「関係者の理解なしにはいかなる処分も行いません」との文書回答(同年8月24日付)をめぐり、この約束・契約が守られていないこと、近代契約の原則に明らかに反していることを強く再指摘しました。
これまで同様に、福島県民・住民の立場に寄り添っているとは思えない答弁が多くあり、やりとりは平行線のままといわざるを得ません。
☆主催8団体:
脱原発福島県民会議
双葉地方原発反対同盟
原水爆禁止日本国民会議
原子力資料情報室
全国被爆2世団体連絡協議会
原発はごめんだ!ヒロシマ市民の会
チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西
ヒバク反対キャンペーン
2020年11月25日
12月1日 福島課題に関する立憲野党との意見交換会を行います

10月中に予定されていた政府関連閣僚会議による福島汚染水放水決定は、強い反対を受けて延期されていますが、予断は許されない状況が続いています。
政府による独断的な決定を許さないように、立憲野党への要請を行うため、院内集会を行います。
◆当日はツイキャス配信致します。こちらのツイート画面からご視聴いただけます。
開会5分前から、配信を開始いたします。
<立憲野党との意見交換会>
日 時 : 12月1日(火)
開場17:30 開会18:00~19:15 17:45~18:30
会 場 : 衆議院第一議員会館 大会議室
出席野党:(要請先・予定)
立憲民主党、社民党、共産党、沖縄の風ほか
集会内容: ①主催者あいさつ(鎌田慧さん)
②喫緊の福島課題(特に汚染水問題)を中心に要請します。
主 催 : さようなら原発1000万人アクション
電話 03-5289―8224(原水禁・井上)
その他 : ①17:30より、衆議院第一議員会館ロビーにて通行証を配布します。
②感染症防止のため、必ずマスクないしフェイスシールドの着用をお願いします。また、体調のすぐれない方は、参加をご遠慮ください。
③当日はネット(ツイキャス)配信を行います。
2020年11月20日
「トリチウム汚染水の海洋放出に反対する署名」提出報告
全国の多くの皆様のご協力により、沢山の署名を提出する事が出来ました。
ありがとうございました。
現在もなお、署名が届いておりますので、更に積み上げて第3回目の署名提出を計画して参りたいとと思っております。
経済産業省への署名提出の様子は、「2020原発のない福島を!県民大集会」ホームページでご覧いただけます。
⇒こちらをクリック
「トリチウム汚染水の海洋放出に反対する署名」 |
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2020年8月27日提出済
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203,389筆 |
2020年10月2日提出
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224,655筆 |
合 計
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428,044筆 |
トリチウム汚染水の提出署名数報告(PDF)
トリチウム汚染水の海洋放出に反対するオンライン署名の取り組みについて
海外での「トリチウム汚染水の海洋放出に反対するオンライン署名の取り組み」についてご紹介
「トリチウム汚染水の海洋放出に反対する署名」への賛同をお願いします
2020年06月04日
海外での「トリチウム汚染水の海洋放出に反対するオンライン署名の取り組み」についてご紹介

原水禁も参加する、核兵器を全廃する条約の締結を求める、市民運動のネットワーク「 Abolition 2000」のサイトにおいて、「原発のない福島を!県民大集会」実行委員会が行っている「トリチウム汚染水の海洋放出に反対するオンライン署名の取り組み」について、海外でもご協力をいただいております。
5月23日にオンラインで開催された「Abolition 2000」の年次総会において、「チェルノブイリ救援関西」で活躍されている振津かつみさんが提案し、取り組みがスタートしました。
振津かつみさんは、原水禁大会での分科会講師を担当いただくとともに、原水禁大会の基調の起草作業委員会のメンバーとしても、ご協力をいただいています。
※「 Abolition 2000」とは、核兵器を全廃する条約の締結を求める、市民運動のネットワーク。1995年のNPT再検討・延長会議に、核廃絶を要求した市民運動の集まりから誕生。核兵器を廃絶するプロセスに、市民やNGOが参加する機関の創設を要求。
(坂本義和 東京大学名誉教授 / 中村研一 北海道大学教授 / 2008年) コトバンクより
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