被爆77周年原水禁世界大会、2022年、原水禁大会
「被爆77周年原水爆禁止世界大会・広島大会」が開会
2022年08月05日
8月4日、「被爆77周年原水爆禁止世界大会・広島大会」の開会総会が広島市・グリーンアリーナで行われ、1200人が参加しました。コロナ禍以降、原水禁大会もオンライン開催や大幅な規模縮小のもと実施してきました。今回、いまなお厳しい状況下ではありますが検温や手指消毒の実施、マスク着用の徹底、密集回避など対策を行いつつ広島現地での開催を実現しました。
はじめに原爆被害者への黙とうをささげたのち、金子哲夫・共同実行委員長による主催者あいさつ。続いて角田政志・福島平和フォーラム代表が汚染水の海洋放出問題をはじめ福島をとりまく現状について報告しました。
広島県原爆被害者団体協議会の切明千枝子さんが被爆証言を行いました。15歳で被爆、現在92歳になられますが、約30分にわたり自らの被爆体験を語り、そして核兵器廃絶・平和実現に向けた思いを訴えました。
続いて地元広島の高校生平和大使と高校生1万人署名活動実行委員会のみなさんが登壇し、活動報告と決意表明を行いました。その後、広島県被団協の活動や高校生への支援が呼びかけられ、会場からは多くのカンパが寄せられました。
海外ゲストのカロ・アクニャ・オルベラさん(アメリカ・ピースアクション共同議長)がスピーチし、日本の反戦・反核運動への連帯を表明しました。また、ドイツ・緑の党からのビデオメッセージが上映されました。
続いて谷雅志・事務局長から大会基調を提起しました。そして佐古正明・現地実行委員会代表委員からの閉会あいさつをもって開会総会を閉じました。なお、5日には分科会・ひろば・フィールドワークと国際シンポジウム、6日にはまとめ集会が予定されています。