2020年、ニュース、分科会報告、原水禁大会、原水禁大会 2020年、注目記事、被爆75周年原水禁世界大会
第6分科会 ヒバクとは何か、フクシマと チェルノブイリをつないで チェルノブイリ・ヒバクシャからのメッセージ ジャンナ(ベラルーシ「移住者の会」代表)
2020年08月04日
第6分科会 ヒバクとは何か、フクシマと チェルノブイリをつないで
講演テーマ【チェルノブイリ・ヒバクシャからのメッセージ】
ジャンナ(ベラルーシ「移住者の会」代表) 日本語字幕(吹き替え)
ジャンナ・フィロメンコ さん〜「移住者の会」 代表
チェルノブイリ原発から北西40kmのベラルーシ共和国ゴメリ州ナローブリア出身(。事故当時、夫と幼い二人の息子と暮らしていた。ナローブリアは高汚染地(福島の「避難区域」と同レベル)だったが、ソ連政府は一般市民も「生涯350ミリシーベルトまでは許容される」(注)との施策をとり、人々は住み続けた。住民運動の結果、「チェルノブイリ法」(1991年)が制定され、同地区は「移住対象地域」となり、首都ミンスクの集合住宅の権利を得て家族で移住。慣れない都会で「ゼロからのスタート」だった。同じような境遇の人々が次第に連絡を取り合い「移住者の会」を結成。
これまでに、チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西や原水禁の招聘で3回来日(2001,2016,2018年)。福島県の原発事故被災地訪問・交流も行った。欧州各地にも毎年招待され、体験を語り「核はコントロールできず、使ってはならない。誤りを繰り返さないで」と訴えている。
[注:国際放射線防護委員会(ICRP)の当時の一般公衆の被ばく限度が年5ミリシーベルトで、その70年分で「生涯350ミリシーベルト」とされた。]
第6分科会(同分科会内の講師全員の動画が再生されます)