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2020年核兵器不拡散条約(NPT)再検討会議に向けたシンポジウムを開催
2019年08月08日
2020年核兵器不拡散条約(NPT)再検討会議に向けたシンポジウム
~核兵器廃絶1,000万署名に向けてキックオフ!~
8月8日、原水禁、連合、KAKKINの三団体主催による「2020年核兵器不拡散条約(NPT)再検討会議に向けたシンポジウム~核兵器廃絶1,000万署名に向けてキックオフ!~」(キックオフ集会)が開催されました。
主催者三団体を代表し、神津里季生連合会長が「2020年に行われるNPT再検討会議に向けて勢いを付けて署名に取り組む」と挨拶をしました。
続けて、外務省報告として、総合外交政策局軍縮不拡散・科学部軍備管理軍縮課長の今西靖治さんが、2019年のNPT準備会合で話し合われたこと、これまで2回開催された賢人会議の継続開催の必要性を訴え、来年に向けて日本政府も力を入れて行くことを述べました。
被爆者の訴えとして、長崎平和推進協会の奥村アヤ子さんが、「家族9人で幸せにすごしていましたが、原爆のために、一瞬にして、家族は引き裂かれ、当時8才だった私は、本当に辛く寂しい毎日でした」と涙ながらに語られました。
「核兵器をめぐる最近の国際情勢」と題して、長崎大学核兵器廃絶研究センターの吉田文彦センター長が基調講演を行いました。「みなさんもできることから、核兵器を廃絶するための取り組みをやって下さい」と会場へ呼びかけました。
続いて、三団体よりそれぞれ2人ずつが登壇し、代表して、連合副事務局長の山本和代さんが「核兵器廃絶1000万人署名」の趣旨を説明し、世論喚起に取り組むと決意表明を行いました。
最後は、手話付きの「For The Peace Of World」を会場全体で合唱し、閉会となりました。
キックオフ集会で決意を新たに、2020年NPT再検討会議へ向け、核兵器廃絶のため、署名活動に取り組んでいきましょう。