2025年、当面の活動、注目記事
4月12日開催「核燃料サイクルを考えるシンポジウム」開催のご案内
2025年03月10日
核燃料サイクル問題は、六ヶ所再処理工場がある青森だけの問題ではありません。
“4.9反核然の日”に続け!と、東京でも「核燃料サイクルを考えるシンポジウム」を開催します。
40年かけても核燃料サイクルは計画通りに進まないどころか事業費の膨張が進み続けています。
それにもかかわらず、いまだ再処理工場の竣工をあきらめない政府。なぜ?
【一部】では、「歴史的、経済的、政策的」側面から鈴木達治郎さん(長崎大学RECNA客員教授)に、澤井まさ子さん(核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団)には「再処理工場」とは何なのか、問題提起をしていただきます。
【二部】では、松久保肇さん(原子力資料情報室)をモデレーターに、パネルディスカッション「核燃料サイクル政策を多様な視点で考える」をおこないます。
全国からのご参加、お待ちしております。
なお、裏面には、賛同金募集のご案内も記載しておりますので、ご覧ください。
核燃料サイクルを考えるシンポジウム
2025年4月12日(土) 開場 13:00 開始 13:30 終了予定 16:30
第一部 問題提起
鈴木達治郎さん(長崎大学RECNA客員教授)
澤井正子さん(核燃サイクル阻止1万人訴訟原告団)
第二部 パネルディスカッション
「核燃料サイクル政策を多様な視点で考える」
会 場:日本教育会館大ホール
東京都千代田区一ツ橋2丁目6−2
地下鉄都営新宿線・東京メトロ半蔵門線神保町駅(A1出口)徒歩3分
資料代:1000円
主 催:核燃料サイクルを考えるシンポジウム実行委員会
連絡先:
原水爆禁止日本国民会議
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 連合会館1F TEL.03-5289-8224
原子力資料情報室
東京都中野区中央2-48-4 小倉ビル1F TEL.03-6821-321140
核燃料サイクルを考えるシンポジウム 賛同のお願い
1985年4月9日、青森県議会がいわゆる核燃料サイクル3点セット(ウラン濃縮施設、使用済核燃料再処理施設、低レベル放射性廃棄物処分施設)の受け入れを決めてから、今年で40年が経過します。この間、東電福島第一原発事故の災害、高速増殖炉もんじゅの廃炉など、国内の原子力を取り巻く状況は一変しました。海外でもかつて、日本が使用済燃料の再処理を委託していたイギリスが再処理を終了、今年1月には、保有するプルトニウムもごみとして処分する方針を示しました。再処理によって取り出されるプルトニウムはもはや資源ではなく、ただのごみなのです。
核燃料サイクル施設の中核である六ヶ所再処理工場は1993年の着工から30年超が経過し、竣工延期は27回を重ねましたがいまだ竣工に至りません。その間、巨額の費用が注ぎ込まれ、仮に稼働したとしても維持費もかかり、費用は積み上がります。
原子力発電にともなって発生する使用済核燃料を再処理することにより、回収されるウランやプルトニウムが「準国産エネルギー資源」になり得るとして、政府が進めてきた「核燃料サイクル政策」は行き詰まりを見せ、政策の整合性、合理性、経済性など、どの側面から見ても完全に破綻しています。このまま政策を強行すれば失政のツケはさらに大きく膨らみ、現世代だけでなく将来世代にも長く影響を与えることになります。そこで、核燃料サイクルとは一体何か、なぜこのような状況に至ったのか、状況を打破するすべは何か、を多くのみなさんとともに考え、核燃料サイクル絶対反対の運動を盛り上げるため、今回のシンポジウムを企画しました。
電力不足や環境問題を材料に、原発を必要だと訴える考えがありますが、どうしても原発でなくてはならないのでしょうか。大量にエネルギーを消費する地域に電力を送るために、原発立地地域がリスクを負っています。一方で、実際にエネルギーを大量に消費している地域では、「原発」や「核燃料サイクル」といった問題に関心が薄いことは否めません。大電力消費地である首都圏から核燃料サイクル政策に反対し根本的転換を求めることは、私たちの責務であり、将来世代の人々に対する責任でもあります。
今回のシンポジウムを通して、核燃料サイクル政策の破綻に正面から向き合い、「核燃料サイクルとは何なのか」、そして、「いまこそ政策の転換をはかるべきだ」と訴えていきます。
つきましては、シンポジウム開催にともない、ご支援、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
賛同金募集要項
*運動を広げ、シンポジウム開催を推進する為に賛同金を募集しております。
●個人1口:1,000円 ●団体・法人1口:5,000円
(4月4日までの賛同は、シンポジウム当日配布資料に御名前を記載させていただきます)
*集まった賛同金は以下の用途で使用させていただきます。
●登壇者の講演料・交通費・宿泊費 ●会場使用料・印刷費などの活動
*賛同金振替口座番号:00160-1-71756 加入者名:フォーラム平和・人権・環境
通信欄に「4.12シンポジウム賛同金」とご記入の上、賛同名掲載の可否をご記入ください。
当日配布の資料上で紹介いたします(希望者のみ)
*口座入金後には以下の情報を事務局へご連絡いただけますようお願いいたします。
メールアドレス:office@peace-forum.top FAX:03-5289-8223
名前、住所、電話番号(任意)、メールアドレス、賛同金額、URL(任意)、所属団体名(任意)