11月23日、「幌延デー北海道集会」を開催しました
2024年12月02日
11月23日、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の道内での最終処分に反対する「11・23幌延デー北海道集会」(北海道平和運動フォーラム主催)が、北海道宗谷管内幌延町の町共進会場で開かれ、道内各地の市民団体や労働組合約500人が参加しました。この集会は、動力炉・核燃料開発事業団(現日本原子力研究開発機構)が1985年11月23日、幌延町で放射性廃棄物貯蔵施設立地に向けた調査を抜き打ちで強行したことに抗議し、86年から毎年開催し、今年で38回目となります。
現在町内では、同機構の幌延深地層研究センターが高レベル放射性廃棄物の地層処分を研究しており、坑道を現在より150メートル深い地下500メートルまで掘削する工事を進めています。研究は2028年まで延長されましたが、そこで終わりとなるかは明らかではありません。
集会では、北海道平和運動フォーラムの山木紀彦代表が「(幌延を含め北海道に)核を持ち込ませない運動を、皆さんとともに粘り強く進めていきたい」とあいさつしました。地元住民団体や市民団体の発言が続き、その後参加者は町内を「北海道に核のごみはいらない!」「寿都も神恵内も最終処分場にさせないぞ!」などと声を上げデモ行進しました。