原水禁大会 2023年、被爆78周年原水禁世界大会、2023年、原水禁大会
被爆78周年原水爆禁止世界大会・総合案内
2023年07月04日
昨年、3年ぶりに対面・現地参加を基本としたかたちで「被爆77周年原水爆禁止世界大会」を開催し、全国各地から多くのご参加をいただきました。
本年においても対面を基本としながら、「被爆78周年原水爆禁止世界大会」を開催します。コロナ禍以前の大会規模をめざしながらも、参加者の安全安心に最大限配慮しつつ、感染症対策も継続して行っていきます。
詳細な内容は順次この記事(と個別記事)に追記していきますので、ご確認をお願いします。
【本大会のコンセプト】
①被爆の実相を原点としたヒバクシャの援護・連帯と核廃絶運動、それらの次世代継承を柱とします。
②核兵器禁止条約(TPNW)と核不拡散条約(NPT)による国際社会の核軍縮をめざします。
③東日本大震災・福島原発事故から学び、脱原発社会の実現をめざします。
【大会運営の基本ルール】
・これまでと同様に、「反核・非核で一致する」すべての人々に開かれたものとします。
・さまざまな立場の人たちが協同できる場とします。
・基本的な感染症対策の徹底により、開かれた大会が可能となるよう運営します。
デザイン:鷲尾友公さん
被爆78周年原水爆禁止世界大会参加の呼びかけ
被爆の惨劇から78年が経過しようとしています。これまで原水爆禁止日本国民会議(原水禁)は、「核と人類は共存できない」ことを基本理念にして、核兵器廃絶・ヒバクシャ援護、「国家補償による被爆者援護法」を求めてきました。被爆の実相とヒバクシャの思いは、核兵器は非人道的でありその全てを禁止するとした「核兵器禁止条約」(TPNW)の成立に結実しました。しかし、核兵器をめぐる状況は極めて危機的であり、国際社会の不安定要素が、さらにそれを加速させています。
ロシアがウクライナに軍事侵攻をはじめてから1年4か月以上が経過しました。私たちは、ロシア軍の即時撤退と平和再生、市民の安全なくらしの実現を求めて、平和を希求する声を上げ続けています。ロシアのプーチン大統領は、数回にわたり核兵器の使用をほのめかすことで他国を威嚇してきました。核兵器所持が、戦争終結を図るべく介入しようとする他国を排し、結果として戦争を継続する力となってしまうことが明らかとなりました。
2022年8月に開催された核不拡散条約(NPT)再検討会議では、最後まで合意形成を図るべく、各種調整に汗を流したのは非核兵器保有国でした。NPT体制が認める核兵器保有国は、真摯に核軍縮に向かう姿勢を決定的に欠いていると言わざるを得ません。そして日本政府は、アメリカの核の傘に依存する現状を肯定し、TPNWへの批准について前向きな姿勢を見せようとしません。
こういった日本政府の姿勢は、被爆者の平和を願うおもいに応えているとは到底言えません。被爆の実相を語ってきた被爆者の地道な活動が、広島・長崎以降、戦争で核兵器が使われないという具体的な力となってきたのです。唯一の戦争被爆国日本の核兵器廃絶への力がそこにあります。
G7首脳会議が広島で開催されました。広島に各国首脳が集まることの意味は、核兵器廃絶に向けた国際社会の大きな流れを確かなものにすることにあったはずです。岸田首相は「橋渡し役」を担うと繰り返し発言していますが、戦争被爆国として日本が果たすべき役割は、非核兵器保有国の先頭に立って核兵器廃絶を牽引することです。
原水禁の課題のひとつである脱原発は、福島原発事故の収束を見通せない中にも関わらず、日本政府によって再び原発政策推進に大きく転換されようとしています。日本政府はエネルギー危機を喧伝し、脱炭素の実現にむけて原発推進が必要であるかのごとく主張しています。ロシア・ウクライナ戦争では、原発が攻撃の対象になっていることも事実です。日本社会は、原発の過酷事故が何をもたらすかを学んだにも関わらず、なぜ原発推進なのでしょうか。福島で強行されようとしている原発事故により生じた放射能汚染水の海洋放出について、地元との約束を反故にしようとする日本政府に対し、反対の声を上げ続けていきます。原発推進政策の誤りと、日本政府による地元軽視の傲慢な姿勢を、大会の中でも指摘していきます。
原水禁は、このような国内外の情勢に強い危機感を覚えます。現状の危機感の共有とさらなる原水禁運動の前進をめざし、福島大会(7月30日)、広島大会(8月4日~6日)、長崎大会(8月7日~9日)、各大会ともコロナ禍以前のように対面で開催します。
核をめぐる危機的状況に原水禁はどう立ち向かうのか、高校生平和大使や大学生などの若い世代も交えながら考えたいと思います。全国の多くの仲間の参加をお願いします。
被爆78周年原水爆禁止世界大会・全体日程
本年の開催日程は下記のとおりです。
【福島大会】7月30日 →福島大会の個別ページはこちら
7月30日(日):
福島大会 13時~16時45分@パルセいいざか・コンベンションホール
〔13時~全体集会と基調講演、15時~分科会〕
【広島大会】8月4・5・6日 →広島大会の個別ページはこちら
8月4日(金):
折鶴平和行進 15時40分~@広島平和記念公園~広島県立総合体育館
開会総会 17時~18時30分@広島県立総合体育館・大アリーナ
8月5日(土):
分科会 9時30分~12時30分@市内会場
ひろば 14時~16時30分@市内会場
フィールドワーク〔定員あり・先着順です〕
国際シンポジウム 14時~16時@広島県民文化センター・多目的ホール
〔「核兵器廃絶にむけた道筋をえがく」(同時通訳あり)〕
8月6日(日):
まとめ集会 9時30分~10時15分@広島県民文化センター・多目的ホール
→広島大会日程一覧(PDFファイル)(7月5日更新)
【長崎大会】8月7・8・9日 →長崎大会の個別ページはこちら
8月7日(月):
開会総会 15時30分~17時@長崎ブリックホール・大ホール
国際シンポジウム 17時~18時30分@長崎ブリックホール・大ホール
〔「放射能汚染水の海洋放出に反対する」(同時通訳あり)〕
8月8日(火):
分科会 9時30分~12時30分/14時~16時30分@市内会場
ひろば 14時~16時@市内会場
8月9日(水):台風接近により、行事を中止します→詳しくはこちらをご覧ください
閉会総会 9時~10時@長崎県立総合体育館・メインアリーナ
非核平和行進 10時15分~11時@長崎県立総合体育館~爆心地公園
→長崎大会日程一覧(PDFファイル)(7月5日更新)
大会への参加方法
(大会実行委員会構成団体以外の)個人・グループの方で参加される場合、下記の通りお願いします。
【福島大会】
直接大会会場(パルセいいざか)にお越しのうえ、受付をお願いします。参加資料代はおひとり500円です。
【広島大会】
大会資料や参加章、分科会整理券などをお渡ししますので、お手数ですが必ず大会現地事務局にお越しのうえ、参加登録をお願いします。参加費個人3000円(団体10000円)と資料代500円(団体の場合×人数分)です。なお、高校生は500円、中学生以下は無料です。
広島大会・現地事務局:自治労会館3階会議室(広島市西区横川新町7-22)
受付時間:8月3日(木)13時~17時/8月4日(金)9時30分~16時
【長崎大会】※受付方法が今年から変更になりました
大会資料や参加章、分科会整理券などをお渡ししますので、長崎ブリックホール内会議室の受付にお越しいただき、参加登録をお願いします。参加費個人3000円(団体10000円)と資料代500円(団体の場合×人数分)です。なお、高校生は500円、中学生以下は無料です。広島大会から継続してご参加される場合は、長崎大会分の資料代500円を追加でいただきます。
長崎大会・登録受付:長崎ブリックホール会議室(長崎市茂里町2-38)
受付時間:8月7日(月)9時30分~16時30分
大会基調
大会パンフレット(討議資料)「2023核も戦争もない21世紀へ 核問題入門」
私たちが置かれている現在の平和や核をめぐる状況をコンパクトに解説したパンフレットです。ぜひご活用をお願いします。A5判・82ページ。頒価500円+送料実費(10冊以上の申し込みは送料無料)。
お申し込みはおなまえ・お送り先・冊数を明記のうえ、メール( office@peace-forum.top )またはファックス( 03-5289-8223 )でご連絡ください。
大会グッズ(Tシャツ・マグネット)
TシャツのサイズはM・L・LL・3Lです。完売しました
いずれのサイズも1枚1500円。
合計10枚以上ご注文で送料無料です。
マグネットは6センチ×6センチのサイズで、ひとつ100円でお分けします。
いずれのご注文もおなまえ・お送り先・枚数を明記のうえ、メール( office@peace-forum.top )またはファックス( 03-5289-8223 )でご連絡ください。