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12月5日~6日、高校生平和大使「ヒロシマ研修」を実施
2020年12月07日
12月5日~6日、高校生平和大使「ヒロシマ研修」を実施
12月5日~6日、全国16都道府県、28人の平和大使が広島市に一堂に会し、「ヒロシマ研修」を開催しました。
例年であれば、6月に広島研修、8月に長崎研修を実施し、8月後半に欧州訪問を行っています。しかし、2020年はコロナ禍にあり、思うような活動ができていませんでした。
今回、感染症対策を徹底し、半年遅れての顔合わせとなりました。
「ヒロシマ研修」は、高校生平和大使派遣委員会の小早川共同代表の「本日を迎えられてよかった」と開会のあいさつから始まりました。
その後、広島平和記念資料館元館長の原田浩さんが、「被爆体験そのものを自分のものにして下さい、自分のものとして考えて、核兵器をなくす努力をしてください」と被爆者からの生の声を伝えました。
原水禁からは広島の代表委員である金子哲夫さんが「世界中に核被害者が存在している」と問題提起を行い、平和大使経験者からは体験談や現在の取り組みが語られました。
続けて、共同代表の在間さんの「高校生平和大使に期待する」と題した講和が行われ、同じく共同代表の平野伸人さんからは「平和大使の歴史と役割」と題して心構えが熱く語られました。
その後、自己紹介を兼ねた各県からの活動報告を行いました。
コロナ禍でこれまで活動の中心であった署名活動に代わる活動を、各県、高校生平和大使が模索し、それぞれ独自の活動を行っていることが報告されました。
6日は、広島平和記念公園でフィールドワークを行い、平和記念資料館を見学しました。
高校生平和大使としての使命と自覚を一層高める「ヒロシマ研修」となりました。