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「もんじゅ」に関する市民検討委員会が提言書発表し、政府など関係機関に要請
2016年05月09日
原子力規制委員会は2015年11月13日、日本原子力研究開発機構を所管する文部科学大臣に対し、機構には高速増殖原型炉「もんじゅ」の設置者としての能力がないとしての勧告を行ないました。文部科学省は、原子力規制委員会の勧告にこたえるために「『もんじゅ』の在り方に関する検討委員会」を設置しましたが、文部科学大臣や委員たちの言動からは、正しい結論を導けるとは思えません。
これに対し、原水爆禁止日本国民会議と原子力発電に反対する福井県民会議は「『もんじゅ』に関する市民検討委員会」(委員長・伴英幸原子力資料情報室共同代表)を作り、市民の側からの提言を5月9日に発表しました。
提言の骨子は、
- 「もんじゅ」の新たな主体はありえない。ありえない主体探しに無駄な時間をかけるべきではない。
- 「もんじゅ」は廃炉にすべきである。
というもので、同日、市民検討委員会は、安倍首相や関係省庁などに要請しました。