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「伊方原発をとめる会」の省庁交渉
2014年02月06日
原発稼働ゼロ状態が続くなか、現在7電力9原発16基が、新規制基準に基づく適合性審査を出しています。このうち四国電力の伊方原発3号機が、早ければ4月にも審査が終了し、夏前には再稼働になるのではないかと目されています。しかし原発の直下には活断層があり、浜岡原発と並んで「最も危険な原発」の一つと言われています。この伊方原発の適合審査に対して、伊方原発をとめる会は2月6日、原子力規制委員会に対して要請書を提出し、適合審査中の伊方原発3号機について最新の知見に基づく調査などを求めて、交渉を行いました。
交渉のなかで規制庁は、「四国電力が提出した申請書の評価の妥当性の検証が優先される」という回答に終始し、会が求める具体的要望に対する回答とはかけ離れた不誠実な対応でした。四国電力が示した活断層の評価とは異なる最新の知見が明らかになっていますが、規制庁は確認のための現地調査を、「審査中であるからやるともやらないともいえない」と明言を避け、再稼働について「するかどうかは政府が判断するもの」と無責任な発言まで行いました。
→要請書はこちら(PDF)