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JCO臨界事故13周年集会開かれる

2012年09月30日

120930JCO001.jpg 1999年9月30日、茨城県東海村の核燃料加工会社ジェー・シー・オー(JCO)東海事業所で、臨界事故が発生し、二人の労働者が死亡、600人を超す人々が被曝し、約30万人が屋内退避を余儀なくされた事故から13周年を迎える9月30日に、水戸市に於いて「JCO臨界事故、福島第一原発事故を忘れない!原発再稼働反対!―JCO臨界事故13周年集会」が開催され、関東各地を中心に500人が参加しました。

集会は、主催者や地元からのあいさつの後、ルポライターの鎌田慧さんから3.11以降の政府の動きと、鎌田慧さんが作家の大江健三郎さんらと呼びかけた「さようなら原発1000万人アクション」や首相官邸前行動など、各地の「金曜行動」についての盛り上がりが報告され、これからが推進側との闘いの正念場であると訴えました。
120930JCO002.jpg 現地報告として、双葉地方原発反対同盟代表の石丸小四郎さんから、原発事故以降の福島の状況が報告されました。自身が住んでいた町がゴーストタウンになり、人や家畜などの多くの「命」が原発事故によって失われたこと、そしていまだ放射能は放出され続け、事故は収束していないことが訴えられました。

また、事故を起こしたJCOから150メートルしか離れていない場所で被曝し、PTSDを発症した大泉恵子さんからは、自身のつらい体験についてのお話があり、最後に「みんなで原発を無くしましょう」と訴えました。

続いて東海第二原発の運転差し止め裁判の意義と今後について報告され、集会アピールを採択のあと、水戸市内を「JCO臨界事故を忘れない」「東海第二原発の再稼働反対」などの声をあげながらデモ行進を行いました。

翌日の10月1日には、日本原電やJCOへ申し入れを行いました。
集会アピール
県内自治体の首長からのメッセージ
申し入れ書

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