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福島市で「被爆67周年原水爆禁止世界大会」が始まる

2012年07月28日

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7月28日、福島市の県教育会館を会場に、被爆67周年原水爆禁止世界大会・福島大会が開催され、福島~広島~長崎と、8月9日まで続く原水禁大会がスタートしました。
会場には約1050人が参加。主催者あいさつでは、川野浩一大会実行委員長(原水禁議長)が、この間の原発問題にかかわる政府の対応にふれ、「いま急ぐべきは東日本の復興で、原発の再稼働ではないし、電力料金の値上げでもない。愛するすべての人たちのためにがんばりましょう」と、大会が福島から始まる意義などを強く訴えました。
五十嵐史郎福島県平和フォーラム代表による歓迎あいさつに続いて、藤本泰成大会事務局長(原水禁事務局長)による大会の基調が提起されました。
福島の現状報告では、大内良勝県平和フォーラム事務局次長が、震災から1年半が過ぎた中で、「皆さん、どうか福島のことを忘れないでください」と訴えました。また、元・原子炉設計技術者の後藤政志さんによる、専門家の目線からみた、福島第一原発事故の現状と再稼働問題に関する講演に続いて、医師で福島県内でも放射能の影響調査などについての活動を行う振津かつみさんが原発事故と放射能に関する講演を行いました。
福島と同じく、東日本大震災の被災地である宮城から、宮城県護憲平和センターの菅原晃悦事務局長が、県内の現状についての報告を行いました。大会アピールが読み上げられた後、小西清一大会副実行委員長(原水禁副議長)の閉会あいさつを受けて、参加者はJR福島駅前までデモ行進を行いました。デモ行進では、東京での官邸前行動などに関心のある市民が、参加者に声をかける場面などが見受けられました。

■被爆67周年原水爆禁止世界大会・福島大会アピール

→詳報  →フィールドワークの報告 →ビデオ報告


被爆67周年原水爆禁止世界大会 概要
国際会議 8月5日(日)13:30~17:00
「脱原子力に向けた構想力─フクシマ以後の原子力」(仮称)
アークホテル広島

福島大会 7月28日(土)13:30~17:00
福島教育会館
広島大会 8月4日(土)~6日(月)
4日 開会総会「核兵器廃絶2012平和ヒロシマ大会」
グリーンアリーナ(県立体育館)
5日、6日 分科会・ひろば・まとめ集会
県民文化センター、ほか
5日 メッセージfromヒロシマ2012(子どものイベント)
グリーンアリーナ武道場
長崎大会 8月7日(火)~9日(木)
7日 開会総会「核兵器廃絶2012平和ナガサキ大会」
県立総合体育館
8日、9日 分科会・ひろば・閉会集会~平和行進
ブリックホール、ほか8日 ピース・ブリッジinながさき2012(高校生のイベント)

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