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中国電力東京支社へ申し入れ―上関原発建設計画中止を求める

2010年10月20日

 山口県上関町で計画されている、上関原発建設を強引に押し進めるために、中国電力は、連日の作業台船を上関の原発建設予定地に向け、埋め立て作業をしようとしています。19日には、中国電力側のミスで台船が座礁するというトラブルが発生しました。

 しかし、連日繰り返される「埋め立て強行の行動」、現在まで祝島島民をはじめとする現地の人々の努力で阻止しています。これに連帯するために、20日、中国電力東京支社に、原水禁や原子力資料情報室、日本消費者連盟などの呼びかけで、緊急の抗議・申し入れ行動が取り組まれました。急な呼びかけにもかかわらず、20名を超える首都圏の市民団体・個人の方々が集まり、各自で持参した抗議文などを、対応に出た総務課の方に手渡しました。

 東京支社自体は、ほとんど現地の様子がわからず、参加者からの質問には答えられない状況でした。「詳しくは本社に」とする姿勢は問題です。さらに対応に出た方は、田ノ浦現地(埋め立て予定地)に行ったこともないとのこと。豊かな自然を知らずして、埋め立ての正当性を主張する姿に、説得力はありませんでした。

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※最近の調査で、国際自然保護連合(IUCN)絶滅危惧種であるカンムリウミスズメが世界で唯一、1年を通して生息しているばかりでなく、予定地あるいは周辺海域で繁殖している可能性も出てきました。(3月30日・現地周辺)

■申し入れ書はこちら

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