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上関原発建設中止を求める署名が85万筆に!
2010年05月10日
5月10日、上関原発建設中止を求める全国署名の第二次提出と経済産業省との交渉が参議院議員会館で行われました。今回の第二次集約分として238,875筆を提出し、昨年10月2日の第一次提出分612,613筆と合わせてこれで851,488筆となりました。
署名提出後、経済産業省の資源エネルギー庁や原子力安全保安院の各担当と協議をしました。その中で、この間、中国電力の強引な事前工事の推進に、祝島の島民をはじめ市民の阻止行動を「危険な行為」と一方的に国は現場を見ずに断定し、中電側の言い分を鵜呑みにする発言を繰り返しました。それに対して地元参加者から本当の実態を見るようにと釘をさされました。また国は、住民理解をはかることが重要としながらも、では一体何をしているのかと問われ、「パンフレットの配布をして理解を求めています」平然と答えました。たったこれしかやっていないのか・・・。これで地元が本当に理解されるのか・・・。国の言う理解活動がこんなものか・・・とあきれてしまいました。さらに85万筆を超える署名や地元の状況を見て地元理解は十分か、との問いに、「理解は十分になされていない」と答えました。いまだ十分な理解が図られていないにもかかわらず、強引に事業を進めようとする中国電力の行為は、地域社会をますます分断するものといえます。
貴重な生物が存在する上関の海に対する中国電力の破壊に対しても、参加者からも、また同席した国会議員(民主党、社民党、国民新党)からも強い反対の意見がだされました。
あらためて参加者は、祝島島民はもとより上関住民の理解も不十分なうえ、貴重な自然を破壊する中国電力の工事を即刻中止するよう強く求めました。
なおこの署名は、祝島関連の映画が2本(ミツバチの羽音と地球の回転、祝の島)が公開され、この問題を知らなかった、関心がなかった人たちに呼びかけるチャンスであると見込んで、100万筆を目指してさらに続けていくことが確認されました。さらなるご協力をお願いいたします。