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【報告】長崎第8分科会/見て・聞いて・学ぼう"ナガサキ"-入門編-証言と映像による被爆の実相と平和運動交流-

2010年08月08日

会場:長崎市・ncc&スタジオ
参加者:230名(うち、大半が初参加者)

●「ビデオ上映 君たちはゲンバクを見たか
 原爆投下で一瞬にして約20万人が死んだ。原爆の恐ろしさ、悲惨さがわかり、投下後も苦しみながら生きてきた。戦後65年たっても被害は続いている。ゲンバクを語り後世に引き継いで原爆を無くしていくことが重要です。


●講演:山川 剛(たけし)さん(長崎県原爆被爆教職員の会)
 広島の原爆はウランで、長崎の原爆はプルトニウム。
 原爆は投下された。この“投下された”ことが重要です。

1.私のこどものころ
戦争になると世の中はどうなったか
写真などの資料を見る
(1)日本人ならぜいたくはできない筈だ=お前はそれでも日本人か?
(2)竹槍訓練中の女性たち
(3)鬼畜米英
(4)断崖から身を投げる女性=命が粗末に扱われた
(5)クニヲマモレ=強い体をつくれ
  教育が戦争につかわれた。

2.私の8月9日
防空壕の向きが重要だった。
(1)板壁に焼き付いた影(4km地点ではしごと兵隊、ベルト跡が残る。
(2)私が歩いた爆心地
(3)被爆前(8月7日)の爆心地
(4)被爆後(8月12日)の爆心地
(5)爆心地の被爆した人は骨だけか何も残らない
爆心地から1kmで被爆した人は内臓の水分も蒸発
爆心地から4kmでは爆風で家の中が散乱

3.被爆者の願いはなにか
 2度と被爆者をつくらない=核兵器を「0」にする

4.願いは実現できるか
 憲法は国に戦争をさせない。コスタリカ、スイス、スェーデンに学ぶことはないか?20数ヵ国は軍隊を持たない国がある。長崎の高校生は「私たちは、微力だけど無力ではない」が合言葉ですが、このことが重要です。

質疑は新潟、佐賀、奈良
  平和教育を受けた子どもは、「学びを持っている」ことを大切にしなければならない。

●フロアからの意見
 長崎、大分、福岡、奈良から平和教育や学校現場について、青森、香川から長崎の歴史・戦争の体験を伝えていきたい、東京から歴史を学ぶときに「今」と結びつることが大切。

 最後に、今日、第8分科会に集まり学習したことを「私たちは、微力だけど無力ではない」の合言葉通り、平和運動を進めることを確認し、終了しました。

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