くり返すな!原発震災 つくろう!脱原発社会/東京タワー下での集会&デモに4500人が参加
2011年04月24日
旧ソ連で起きたチェルノブイリ原発事故から25年目。「くり返すな!原発震災 つくろう!脱原発社会」集会とデモが、市民団体などで構成される「原発とめよう!東京ネットワーク」の主催で、東京・芝公園23号地(東京タワー下)で開催され、約4,500人が参加しました。
25年目の節目の年、折りしも日本では福島第一原発事故が発生しました。集会では、原子力資料情報室共同代表の伴英幸さんが「大きな余震となれば、今でも福島第一原発でさらなる事故が起こる可能性がある」と発言しました。
福島からの訴えでは、大賀あや子さんと中手聖一さんが発言。大熊町民の大賀さんが、原発事故の危険をもっと訴えてくればよかったと言葉を詰まらせると、会場から拍手が沸き起こりました。また、中手さんは避難している小学生のお子さんと再会した際、「(被災した)よその子どもたちのことも助けてほしい」と言われたエピソードを語ってくださいました。続いて、福島老朽原発を考える会の阪上武さんが、「中手さんから首都圏の私たちに重い問いかけがあった。子どもたちを守るため力を合わせよう」と力強く発言しました。
ゲストとして参加した、チェルノブイリ事故被災者のパーベル・ヴドビチェンコさんが、「今も汚染された地域では、牛乳から基準を超える放射性物質が検出されるから、私の孫には飲ませられない。核の災いをもう起こしてはいけない」と発言しました。パーベルさんは、福島第一原発事故が起こる前から、来日の予定が決まっていたのですが、事故を受けて、こんなときだからこそ自分が絶対日本へ行かなくては、との強い思いで来日されたものです。
日本消費者連盟の富山洋子さんが集会決議を読み上げた後、デモは、芝公園を出発し、経済産業省別館の手前を抜けて、新橋から東京電力本社前を通り、日比谷公園で流れ解散しました。参加者は手作りのプラカードを持ち、にぎやかな音楽を演奏しながら歩くグループもあるなど、思い思いのスタイルで「脱原発」を訴えました。
●つくろう! 脱原発社会 4500人の参加が東電本社へ向けてデモ行進
■ビデオ報告 4.24「チェルノブイリ原発事故から25年 くり返すな!原発震災」集会・デモ行進
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