11.23幌延デー北海道集会を開催
11月23日、「北海道への核持ち込みは許さない!-第34回11.23幌延デー北海道集会」(主催:北海道平和運動フォーラム)が、北海道幌延町共進会場で開催され、北海道内・全国各地から900名が参加しました。
幌延町には、高レベル放射性廃棄物(「核のごみ」)を処理する方法を研究している深地層研究センターがあります。この高レベル放射性廃棄物を処分する方法は、いくつか考えられていますが、そのうちの一つが地層処分(地下深くに埋める方法)です。北海道・幌延町・日本原子力研究開発機構の「三者協定」により、この研究は2001年に始まり2021年頃に終わるということで進められ、研究終了後は掘った部分を埋め戻すことになっています。
しかしながら、2019年8月2日、日本原子力研究開発機構・幌延深地層研究センターは、高レベル放射性廃棄物(「核のごみ」)の地層処分における研究期間を2028年度末まで延長する新たな研究計画案を北海道および幌延町に提出しました。これを受け、9月から11月にかけて5回の確認会議が行われ、北海道と幌延町は、年内にも計画案の是非を判断することになり、北海道に本当の核のゴミを搬入しようとしているのではないかという道民の心配は高まる一方です。
今回の集会は、このような情勢の中行われ、研究延長は「三者協定」を反故にするものであり絶対に認められないこと、などが訴えられました。その後参加者は「幌延を核のゴミ捨て場にさせない!」「延長計画撤回!」などを訴えながら、町内をデモ行進しました。