12月8日(木)、東京・日比谷野外大音楽堂で「さようなら『もんじゅ』 さようなら核燃サイクル 東京集会」が開催され、およそ900人が参加しました。
集会の冒頭で、「さようなら原発1000万人アクション」呼びかけ人の鎌田慧さんは、「日本の原発政策はもはや破綻だらけ。今日の集会では全ての核燃料サイクルはお終いだと宣言し、来年以降の再稼働を止めていく運動を強化していこう」と呼びかけました。
続いて壇上に上がった宮下正一さん(「原子力発電に反対する福井県民会議」事務局長)は「『もんじゅ』の廃炉が正式に決まれば、それは日本中の仲間のおかげだ。確かに廃炉が決定してもすぐになくなるわけではない。それでも私たちは必ず勝つ、なぜなら勝つまで諦めないからだ」と力強く発言。また弁護士の海渡雄一さんは「『もんじゅ』が失敗したにもかかわらず、政府は次の高速炉計画を進めようとしている。われわれはなめられている。みんなでもっと怒り、核燃サイクルを根本から見直させよう」と訴えました。そのほかにも、福武公子さん(弁護士)、浅石紘爾さん(核燃料サイクル阻止1万人訴訟原告団長)が核燃サイクルに固執する国の姿勢を痛烈に批判しました。
また福島からの避難者を代表して熊本美弥子さんが発言。来年3月に打ち切られようとしている住宅提供問題について報告され、全国からの支援を訴えました。
集会後、参加者は経産省・文科省前を経由しながら銀座の街をパレードし、『もんじゅ』の廃炉と再稼働反対を訴えました(写真:今井明)。